海外の教材を活用して見えたこと
ども、レボコです。
お久しぶりです。みなさんゴールデンウィークは楽しく過ごされましたか?
私はゴールデンウィーク前に見つけたtwinklという英語の先生向け教材サイトが素晴らしくて、自分の生徒用の教材を使いまくっていました。
毎月1000円の会費が発生しますが、自分で作る手間や技術を考えたらめちゃくちゃ安すぎるくらい。
2024年度の英検に「要約」が加わったことから、要約に役立つ「パラフレージング」「サマライジング」のできる教材を探していたところ、このサイトを見つけ、提供されている教材で自分の生徒にぴったりのものを見つけたので今日はご紹介します。
自分で作った教材は次の3段階で作っていました;
①英語の説明文を読んで何の「単語」かを当てるクイズ
例えば、A place where students go to study.
⇒school が答え。
② ①に慣れてきたら、「熟語」や「長めの表現」を知っている別の表現に
変える練習をしてもらいます。
例えば、If you didn't help me, I couldn't finish this task on time. は
⇒ I couldn't finish this task on time without your help. に。
③ ②ができてきたら、パラグラフを要約し、もっと慣れたらパラグラフを
増やしていく・・・というもの。
これはこれで大事なプロセスですが、キッズ(小学4年生)に教えるには
②以降は難しすぎてあまり効果が期待できないと感じていました。そこで、twinklで探してみたところ、ちょうどよいもの↓↓を発見👀
7・8歳向けでニュージーランドで作られた教材なのですが、要約のページはとてもシンプルで「要約」という概念を知らない子供でも分かりやすいですよね。
パラグラフを読み、まずはメインポイントだけを選ばせる問題が出題され
ます。(上の画像の答えはAのhungry dog)
次のページには要約した文章が書かれていますので、正しいものを選ばせます。(答えは上から2番目)
たった2ページの構成で他に4つストーリーが書かれています。全部で5つのストーリーと10個の問題に答える作りになっていました。
この教材以外もいくつか比較検討したのですが、この教材の素晴らしいところは要約のハードルを非常に低く、見ていても楽しい作りにしているところです。アニメーションが使われており、正解・不正解によって動きが変わるようになっていたり、AをBに訳す・・・という単調なものではなく、しっかりとストーリーを理解した上で解けるので理解力も生まれます。
また、ストーリーを展開させた質問(上の例であればDo you have a pet?など)を生徒にしながらスピーキングも同時に行えるのもGreat!
唯一教える際に難しいのは、生徒が答えを間違えたときの考え方を理解した上で正しい答えに導くやり方です。大人とは違い、日本語にも制限があるのでその子の分かる言葉でコミュニケーションをとってあげるのがチャレンジであり、醍醐味でもありますね^^
しかし、「要約」を7歳くらいですでに教えているんですね、オーストラリアってΣ(゚Д゚)。母国語を話せるって当たり前ですが、英語圏での「言葉を使いこなす」という意味は日本語のそれとは少し違うのではないかと個人的に思っています。おそらくですが、英語圏ってローコンテクスト文化(言葉によるコミュニケーションが重要視される文化)なので、「言葉を使いこなす」ということはすなわち、思ったことを正確に言語化できる人(intelligent)とみなされるのではないのかと思います。だから、いつも同じ表現をする人よりも、意図したことを正確な表現で言える人のほうがいいとされるのではないでしょうか。
さて、今日はここまでです。
単発で要約レッスン受けたい!って方、大人もOKです。
気軽にご相談くださいね。
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