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ふかく、もっとかるくつながれたらな。

「陽炎」に寄せた、2つめのnote

「陽炎」のテーマを握りながら、約2週間過ごしてきた。
数日前、湧いたものがあって、「今だ!」と書いて下書き保存した。
書き上げた時は、自分にとって大切なものが出せたような、
「よし。」という感覚があった。
(そちらにもご興味のある方がいたらどうぞ ↓)

でも担当の今日が近づくにつれて、
「もっとあるやろ?」と、心の中で繰り返しこだまするものがあった。
みんなの文を読むごとに感じるものがあったからだと思う。
「わかってる、ある。」と答えながらも、
不特定多数の人が見る場に曝け出す躊躇があった。

でも、出したい気持ちがある。
出さねば、とかいう強いられる感じではなく、
本当は出したいやつがあるので書いてみる。

深く行けない、のはじまり

私は、普段の人間関係の中で、実は人になかなか深く行けない。

コミュニケーションが苦手なわけじゃない。
むしろある程度までの人間関係を築くことは
どっちかと得意だと言われることが多いし、自分でもそう思う。
ただ、そこからスッと、深く行かなくなることが多い。

何が起きているのか、最近まで自分でもよくわかっていなかった。
でも、「本当はちゃんと繋がり合う人生をやって生きたいはずなのに」
最近そう気づいてから、なんでなかなかできないんだろう?って
自分でも問いが立って、そこを考えるようになったら、多分わかった。

私は、高校の時、親友を失ったことがある。
亡くなったわけでも、どこかに引っ越したわけでもない。
縁を切られた、に近いと思う。

大学受験を前に、ある出来事があって、
私は「彼女のためを思って」という余計なお世話を言ってしまった。
「苦々しいことだけど、言わないでもし彼女が悲しむ結果になったら、後々自分が後悔する」と思ったからでもあった。
それくらい、私にとって彼女は大事だった。
小学校からの付き合いで、中学からずっと仲良しで。
そんな簡単に壊れないっていう過信もあったのかもしれない。

それっきり、彼女は口をきいてくれなくなってしまった。
高校で、明らかに無視された時は、めちゃくちゃこたえた。
同じクラスの子が心配して「なっちゃん、さっきの…大丈夫?」と声をかけてくれたくらい。(あの子今思い返しても優しいなぁ。感謝してる。)

家でめちゃめちゃ泣きながら、自分なりに考えて修復を試みたけどダメだった。
めちゃくちゃショックだった。辛かった。
私はひどく間違ったんだ。おせっかい。余計なお世話。何もわかってないのにわかった気になってる奴。ウザい。

被害者ヅラするつもりはなくて、私はきっと加害した側だけど
その跳ね返りは大きくてキツかった

それ以来、人に必要以上に踏み入らなくなったし、
近しいと思える人にもあまり込み入ったことは言わなくなった気がする。

大学に入ってアメリカに行った時、便利な言葉を覚えた。
「None of your business」あなたには関係のないこと
「No judging」評価判断しない
そっか、人のことは私のbusinessじゃないんだ。
何事もジャッジしなければどうにかしたいと思うこともない。

同じくアメリカで、こんな経験もした。
道歩く時ニコニコしてたら無駄に絡まれたり、
コンビニの前で現地の人に「〇〇へ行かなきゃいけないんだけど今日財布を忘れてしまったの」と言われて10ドルか20ドルあげたら、その後出勤したインターン先で「それは絶対嘘だよ」と言われたり。

人に無駄に関わらない方がいい、
そんな思いが育っていった気がする。
(もちろん海外で育った価値観は良いものもいっぱいあったけど)


コーチングは、私に許してくれた。

こんなことを内省する中で、なぜ私がコーチングに天職みを感じるのか、なぜコーチングが好きなのかわかった。
人と深く関わりたい、でも相手に欲しがられてるか不安で関われない私にとって、
コーチングは「相手が深い関わりを欲してくれてる」と確信した上で関われる、私にとって絶好の安心安全な場。だからこの場でなら一線を超えてみようと勇気が出せるし、その関わり合いに心が満たされるんだと気づいた。


つながるを諦めたくない

コーチングという場で心が遂げられることになったことは嬉しいけれど、
本当はそれ以外の普段の関わりでももっと人とつながっていきたい。
これが私の今のチャレンジだなと思う。
ネクストアクションを立てようとしても、これは本当に腰がひける。
あの時の辛さや悲しみを、身体中が覚えている。
ちょっと踏み込んでみることは、あぁいう経験をするリスクを高めること。
そのリスクを背負っていかないと、人と深くつながっていく人生は生きていけないのか。生きていけないのか・・・?

まだそこは分からない。分かりたくないのか。
ともあれ、今私は、そんなところにいます。

いや、なんかそんな重々しくつながりたがる奴って重いよ?
とセルフツッコミが入りました。
少しずつ訓練をしていった先には、
もっと軽々と深くつながっていける人になっていきたいな!

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しんきくさくなるつもりはなかったのだけど
今私は泣き終わったし横にはたくさんのティッシュが丸まってる😇
「陽炎」に直接関係あんのかぁ?今朝起きた別のことを書くか?
とか思ったりもしたけど、昨日このことを書くトリガーみたいなものにもたまたま遭遇したから、やっぱこれになった。
まほさん、みどりん、きっかけをありがとう。
アドベントカレンダー、初めて参加してみて、
他の人の紡ぐ言葉を読みながら自分にも番が回ってくることで
想像以上に色々と考える機会になりました。

他の方のnoteも本当に素敵なのでよければ読んでみてください🥰


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