「すずめの戸締り」の感想と自己紹介
はじめまして。算数・数学の講師でコーチのななみほです。
今日は、映画『すずめの戸締り』を観てきましたので、
その感想も含め自己紹介をしたいと思います。
この映画に出てきた猫から、私はある男子生徒のことを思い出しました。
この生徒、いわゆるかまって君で「俺はすごい」「俺はできている」「お前より俺の方がはやく解けた」のアピールが強烈で、集団授業をする講師としてはかなり手こずる存在です。
彼に手を焼いてもうすぐ1年。
ずいぶん扱いに慣れてきたのですが、ちょっと気を抜くと「俺だけほめてくれない」ときます。
年齢のわりに少し幼く感じるのですが、褒めたり頼りにすると俄然やる気を出し、私の教室移動の時には荷物を持ってついてきてくれる、頼もしさもある彼です。
この「すずめの戸締り」での猫も、主人公とただ遊びたい、関わりたい一心なのに相手を困らせてしまい、想いは届きません。
しかし、通りすがりの人間には愛嬌をふりまいて街を渡り歩きます。
「かわいい」と言われるツボは心得ているんですね。
この生徒も、面談の時には一番甘えたい母親に、子供らしい素直な顔を見せていました。
私は猫に彼を重ね合わせて観てしまい、映画の間ずっと涙がとまりませんでした。
そんな彼ですが、私は時折彼の気持ちが自分に乗り移るときがあることに気づいていました。
そのタイミングは、自分が「これだけやったのに」、「がんばってるのに伝わっていない」なんて思って疲れている時。
自分の承認欲求が満たされないときなんですね。
『ああ、なぜこんな手こずる生徒と縁があったんだろう』なんてため息が出ることもあったのですが、最近は、『もしかしたら彼は私に自分のこの欲求に気づかせるために現れたのかも知れない』と思うようになりました。
そして彼の気持ちに共感して自分が癒されて、『よし、明日からも彼にキレずに頑張ろう』と授業に向かうことができました(笑)
そして、彼と根気よく向き合った今、彼は少しずつ「できた!もっと問題出して!」と心から喜ぶ姿を見せてくれるようになりました。
誰に褒められるでもない、自分自身ができるようになったことを喜ぶ自分の心の中からの気持ちです。
そして余裕の出た彼は年下に勉強を教える姿を見せてくれるようになりました。
彼は年下の面倒を見て褒めるのがとても上手!そんな発見もありました。
嬉しかったです。
彼は将来もっともっと魅力ある大人になれるだろうと思うとわくわくします。
誰でもある親に甘えたい甘えたかったという経験、承認欲求。
でも私は、その強い強いパワーを自分が成長する自分自身の喜びに変えたい、変えられると信じます。
そしてこの生徒のように、自分の得意なことをを生かし誰かと喜びを分かち輝けることを願います。
そしてそんなコーチングがしたいと思います。
宜しくお願いいたします。
今後もストレングスファインダーの達成欲を生かし記事をUPする予定です。
内容は、生徒や親御さんとのかかわりから感じたこと、八木仁平さんの「世界一やさしいやりたいことの見つけ方」のワーク、ストレングスファインダーなどです。
💡私のコーチング💡
人は感情で動くもの。感情は揺れるもの。
一緒にロジカルに揺れながら進みましょう。
★受験生のお子さんとの関わりに悩む
★ストレングスファインダーの資質ってどうみたらいいの?
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