えんさんの今週の1冊 #11
副代表の遠藤(通称えんさん)です。
このマガジンでは読書好きな僕が毎週1冊の本をコーチングの視点から読んで紹介しています。
過去の記事はコチラ。
今回の本はコチラ。
株式会社タイムカプセル社 喜多川泰著
読みやすさ度★★★★★
在り方重視度★★★
実践しやすさ度★★★★
持ち運びやすさ度★★★
こんな人にオススメ
・今の自分を見つめ直したい
・自分を応援してあげられるようになりたい
・過去の自分を振り返りたい
・人生をやり直したい
・自分を変えたい
本の内容
<人生は、いつでも、何度でも、どこからでも、やり直せる。>
45歳で仕事も家族も失った英雄は、株式会社タイムカプセル社という一風変わった会社で働くことになる。
未来の自分に向けて書いた手紙を、数年〜数十年後に配達することを事業とする会社だ。
配属されたのは<特別配達困難者対策室>。
仕事内容は、さまざまな事情で配達不能になった人たちに直接手紙を届けにいくというものだった。
英雄は上司の海人とタッグを組み、2週間のうちに5通の手紙を届けるという任務につく。
大阪、北海道、東京、そしてニューヨーク。
各地で手紙の受取人と出会い、それぞれの人生に触れていく中で、英雄は自分の本当の気持ちに気づいていく――
こんなところがコーチング的
まず、「思ったとしても口に出さないこと」の大切さが書かれている部分が、コーチング的にはまさに守秘義務のことです。
コーチングセッションでは守秘義務がある安心感からクライアントはコーチに対して本音で事実をありのままに語ることができます。
僕も1人のクライアントとしてセッションを受けていますが、マイコーチとは共通の知人が多い中でもセッションで話したことは絶対に他の人に漏れることはないという信頼関係があるからこそ、時にマイコーチですら驚くような実態を言うことがあります。
コーチングにおける守秘義務って必須です。
次に、視点の移動によって進みたい方向が明確になるのもコーチング的。
コーチングセッションでも「〇歳の時の自分が今の自分を見たら何と言うと思う?」という質問によって視点が変わることで気づくことがあります。
この本は想像ではなく実際に10年前の自分の言葉なのでより説得力があります。
この本のココが好き
この本の帯に書かれている「人生はいつでも、何度でも、どこからでも、やり直せる」という言葉と、その言葉通りにやり直そうとする登場人物たちが好き。
諦めるのって簡単だし楽なように思うんですが、心の底からは納得して諦められないことってありますよね。
その1つが自分の人生だなと思います。
「やり直せるものならやり直したいわ」と思うなら「じゃあ今からやり直そうよ」と言ってくれているように感じるのでこの本全体が好きです。
僕自身もこの本を読んで「人生やり直そう」って思いました。
あとはやっぱり泣ける本なので個人的に大好きです。
どこに泣けるかというと色々あるのとぜひ読んで体感していただきたいのですが、僕個人としてはまず手紙です。
手紙ってなぜこんなに人の心に響くんでしょうね。
もしかしたら手紙というより「言葉」が響いているのかもしれません。
そしてもう1つの泣ける点が登場人物が自分を大事にしてあげようと変化するところ。
多くの人が自分を後回しにしてしまうし、そんな自分が好きになれないけど後回しにするのをやめられません。
この本の登場人物も同じだったのが、手紙=言葉の力で変わっていく姿は感動します。
それ以外にも泣ける箇所がたくさんあるのでぜひ読んでみて下さい。
最後に
皆さんは15歳の時に25歳になった自分に手紙を書くとしたらどんなことを書いていたと思いますか?
多分この本の手紙を受け取る人たちのように、未来に希望を抱きながらも自分の癖の不安も言葉にするような手紙を書いていたのではないでしょうか?
中学3年生という多感な時期に書く手紙だからこそというのもありますが、年齢なんて関係ないと思います。
「人生はいつでも、何度でも、どこからでも、やり直せる」ので。
皆さんは10年後の自分はどんな手紙を書きますか?
また、10年前の自分だったら今の年齢の自分にどんな手紙を書いていたでしょうか?
その手紙に書いたような自分でいられている自信はどのぐらいありますか?
「十分ある」という方は少なくて、理想の自分とはかけ離れているんじゃないかと感じる方が多いかもしれません。
そんな方にこそコーチングセッションを受けて欲しいです。
一度きりしかない人生、そして、いつ終わるか分からない人生、だからこそありたい自分、なりたい自分を諦めないで欲しいなと思います。
でも人間って弱いので1人で挑戦し続けるのは難しいです。
そんな時こそコーチと共に歩みを進めていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
もし良ければ過去の記事も併せてご覧いただけると嬉しいです。
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それではまた来週。