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【傾聴・承認】コーチング素人が会社のコーチング的関わりを家庭に持ち込んでみた話

こんにちは!コーチェットバックオフィスアシスタントのわんです。パートタイマーで1日4時間、総務労務や営業事務をしています。

皆さんは、コーチング的なスキルを得るにはきちんとしたテキストと座学が必須な印象はありますか?

私は座学を経ずに、コーチェットメンバーとの2年弱の関わりの中で自然とコーチングスキルの基本の【傾聴・承認】を身に着ける事ができました。更にそのスキルを家庭に持ち込み、結果的に夫との離婚を回避するに至りました。
それは私の人生にとって大きなインパクトだったので、今日はそんな「コーチング素人の事務アシスタントがコーチェットでパートしているだけで傾聴承認を体得し離婚回避できた」話を、夫の了承の元、少々お見苦しくもありのまま綴っていきます。



私がどういう風に傾聴承認を自然と身につけたか

ここに書くにあたり「傾聴」と「承認」の意味を改めて調べてみました。

傾聴とは、単に相手の言語を脳にインプットする事だけではなく、視覚や聴覚も使って、相手の話す表情、その時のしぐさ、声の抑揚など相手から発せられるもの、また相手の話の背景や相手の価値観、置かれている状況などをまるごと感じ取ろうとする事です。傾聴ができると、相手をより深いレベルで理解する事ができます。

より実践的にはこちらのNoteでCOOけんごちさんが説明しています。


承認とは、相手のありのままの存在や、事実をそのまま事実として認める事です。ほめる事とは別です。

より実践的にはこちら


私が傾聴を自然と体得できた理由は、社内に傾聴承認が溢れているからです。



具体例その1 1on1で

分かりやすい例は上司との定期1on1です。どんなに上司にタスクが山積みの時でも、mtg中の表情や相槌からはその時間は最後まで私の話を聞いてくれている感じが伝わってきて、ああ私はこの時間は安心してありのまま話して良いんだ、と思えます。とりわけパートでありアシスタントという立場で上司の時間を使ってしまう申し訳なさを感じやすい身からすると、その場で感じる確かな信頼感の効果は絶大です。私の発言に賛同するかどうかは関係はなく、私の思考や感情に寄り添って貰えている、存在を認めて貰えている感じを受ける事で、より自分らしく自信を持って仕事を前に進めるエネルギーが沸いてきます。と同時にほぼすべての1on1後には、その前と比べて思考やタスクがクリアになる感覚があります。

そういう言葉があるよね、程度の認識だった「傾聴・承認」が、これほどまでに人の思考や行動の可能性を広げ、ひいては成長を促すのかと身をもって知った、大きな経験でした。


具体例その2 複数人のmtgで

傾聴承認を感じとるのは1on1の時だけではありません。チーム単位や全社単位のmtgなどではあっちからもこっちからもその空気が伝播し、いわゆる心理的安全の状態で満たします。アジェンダが多く時間の無い時は、冒頭のチェックインで各自一斉に今の気持ちや意気込みなどを書込み、ファシリが読み上げながら承認したり皆スタンプで反応するだけでも場の空気に安心感が生まれるのでお勧めです。

この様に会社でメンバーそれぞれのらしさ輝く傾聴承認に浸かっているうちに、自分も出来るようになりたいという憧れの気持ちと場慣れから、いつの間にか私も傾聴承認の関わりができるようになってきました。

(これを完全オンラインで成している事も、これまで10数年オフィスで働いてきた私にとってはすごいことなのではと常日頃感じます。Slackのやりとりすらも傾聴承認が醸されるから凄いです。)

家庭でコーチング的関わりをして離婚を回避した経緯

こうして会社という安心安全な場のもと生き生きと働いていた自分ですが、当時家庭では夫と冷戦状態が続いていました。離婚が頭をよぎる中で心理的ストレス状態が仕事中にも浸食し、精神的限界を感じ始めたのを覚えています。
そこで救いだったのが、先述したコーチェットでのパートを通して身に付いていた傾聴承認スキルでした。

コーチェットの制度で月1の社外コーチによるセッションを受けられる仕組みがあるのですが、そのセッションでこの問題を扱わせてもらい(向き合うの苦しすぎて大泣き)、自身の在りたい状態を認識し、夫に傾聴承認をベースにしたコミュニケーションをしてみる事を行動に移しました(逃げたい気持ちと最後まで戦った)
以下はいくつかの具体的な手法です。

  • 存在を無視 ← まず目を合わせる事から

  • 何かしながら話す ← 相手に向き合って話す

  • 相手の発言に私の解釈をつけてしまう ← 「その言葉の背景にはどんな思いがあるの?」と真意や奥にある願いを聞く

    • 願いについてはこちら

  • 相手が心を開いて本心をのぞかせてくれたと感じたら、「そう思っていたんだね。」とそれを受け取る。

  • どうしたい?どういう状態があなたにとって良い状態と思える?と聞く(これで冷戦状態は嫌だと合意した)


こうして書くと当時の緊張しながら対話した感覚が蘇り体が熱くなります。このようにして私は離婚の危機を脱したのでした。

もうひとつ、一気に互いの心理的距離が縮まった出来事がありました。会社のお昼休みの社内ラジオで、日本は夫婦の愛情表現が世界的に少ない話題になりました。私がチャットに「確かに表現してないな」とぽろっと書き込んだ所、メンバーの一人がコーチング的な問いをくれ(私の事情はもちろん知らない)、その問いのお陰で私が愛情表現したいと思うに至りました。その勢いのまま夫に感謝の気持ちをLineしたのですが、ただし凄く気まずい思いを乗り越える必要があったため、「会社の愛情表現イベントの一環で(照)」と前置きを加えました。夫にとっては非常に嬉しかったらしく、以降急速に関係修復が進み、今に致ります。



おわりに

私が危機を乗り越えられたのはコーチェットメンバーのコーチング的関わりがあってこそなので、メンバーの皆には心から感謝しています!今はこの傾聴承認をスキルを子育てにも生かしていこうと日々奮闘中です(難しい)。

ビジネスの世界で使われるイメージのあるコーチングですが、そのスキルは家庭内でも有効である事を、これからもどんどん実証していきたいと思います!
そして、誰もが組織や家庭や地域で、コーチング的関わりによって互いを生かし育て合える社会の実現をこれからも目指していきます。


本日開催です!!多くの方にお申込頂きありがとうございます!!!


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