勉強会の内容チラ見せ 「コードレビューに活かすコーチングスキル」 8/25(木)開催
こんにちは。コーチェットCOO兼プロダクト責任者の吉田です。
あと数日となりましたが、 2022年8月25日(木)19:00〜20:45にエンジニアのためのコーチング勉強会として「コードレビューに活かすコーチングスキル」をテーマに開催いたします。
コードレビューとコーチング
今回テーマにあげている「コードレビュー」とコーチングがどう関わるのか
疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
当日に向けて用意している資料も一部抜粋しながら紹介していきます。
コードレビューの目的
まず、前提としてコードレビューの目的は大別して2種類あるということです。
主目的としてはコードの品質・機能の向上側面です。
1人で書いてリリースしたものより、複数の目で見た方がミスや不具合も減らせます。
文章や論文でも査読や校正を経て公開されるものがあります。
プログラムのソースコードが通常の文章と違うのは、その後の運用があるところで、引き継いでいく人たちにも意味のわかるもの、メンテナンスしやすいものにしておく必要があります。
これは中長期での品質担保・向上のために必要な視点です。
(法律や規則はその後の運用もあるのでこの意味ではプログラムに近いかもしれません)
この「品質」側面においてはコーチングが寄与できる部分は少ないでしょう。
教育機会としてのコードレビュー
もう1つの目的として「教育機会」としてのコードレビューがあります。
企業の中で、ソースコードを管理・運用していく上で、コードレビューのチェック機能がそのまま対象者の教育機会になるという側面があります。
しかし、コードレビューは本質的に否定的なものです。
間違いを指摘し、ルールやガイドラインを守ることを指示することも多くあります。
より良い方法がわかるかどうかは経験に比例しますし、所属組織のルールやガイドラインの理解度も在籍年数と関連しやすいことから、指摘する側・される側の関係が権力勾配的に固定的になりがちです。
こうした関係性は、構造として継続的な圧力を生じさせやすいものです。
レビューを受ける側はジャッジされる場面としての緊張感や不安があり、時間をかけて書いたものに対する否定的なメッセージを、ソースコードではなく自分自身への評価と受け取ってしまいがちです。
逆にレビューする側においても、じっくり時間をとれるわけではなかったり、伝え方を工夫しなければならないという負担を感じたりすることもあります。
ソースコードに対して「クソコードだな」と言っているつもりが、「クソコードを書く自分」として相手に受け取られてしまうようなこともしばしば見かける光景です。
勉強会で取り扱うこと
こうした、本質的に否定的で、構造的に圧力を生みやすいコードレビューの場面を、いかにして教育機会として円滑に進めることができるか。
今回の勉強会では、コーチングとティーチングの使い分けをさらっとお伝えしつつ、コーチングの基礎的スキルである傾聴・承認・質問のうち、特に「承認」についてとりあげます。
通常のコーチングでは対話の場面で承認を行うわけですが、コードレビューのテキストベースのコミュニケーションの中でも活用可能であるものを、体験を通じて持って帰っていただければと思っています。
開催要項
▼日時
2022年8月25日(木) 19:00~20:45
▼会場
オンライン開催
※ご参加が確定された方にZoom URLをご案内いたします。
Zoomを通じた参加者同士の対話実践に顔出しでご参加いただきます。
▼対象
ソフトウェアエンジニアの方で以下の項目のいずれかに当てはまる方
・開発現場でコミュニケーションに課題を感じている方
・コーチングに興味がある方
・リーダーシップに興味がある方
・コーチェット(会社)に興味がある方
・CoachEd(サービス)に興味がある方
※以前の勉強会にご参加いただいた方も歓迎です。
今回はコードレビューがテーマですので、業務上コードレビューに関わりのある方を推奨とさせていただきます。
▼募集人数
15名程度
対話実践のパートでは適宜Zoomのブレイクアウトルームに分割することもあります。また、人数が超過した場合は開催日を分ける可能性があります。
▼勉強会内容(予定)
・コードレビューの目的と構造
・教育機会とコーチング
・コーチングとは?
・承認のワーク
▼参加費
無料
参加お申し込みはこちらから
ご注意
参加お申し込みをいただいた方にはURLをメールでお送りいたします。
Gmailの場合プロモーションタブに入ることもあるようですので、一度ご確認ください。