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サーバントリーダーシップとティール型組織
初夏の訪れを感じる今日この頃ですが、まだ少し冷え込む日も多いですね。
皆様、体調にお気を付けください。
皆さんもよく耳にされると思いますが、今回はサーバントリーダーシップとティール型組織について、私の実体験を交えながら書かせて頂こうと思います。
私がサーバントリーダーシップというマネジメント哲学に出会ったのは前職の課長時代、10年近く前になります。
(時が経つのは早い…)
当時私はゴリゴリのパワーマネジメントを強行しており、メンバー達には大変な思いをさせていました。
「何でこんな事もわからねーんだ」「何故これができない」「言い訳してないでやれ!」こんな感じです。
成果も上がる訳もなく、退職者を出してしまった管理職2年目〜3年目に会社が用意してくれた研修でのある講義での一言。
「あなた達は偉いわけじゃないんですよ」
私はこの一言に目が覚めた事を鮮明に覚えています。
結局前職は管理職を4年経験させて頂いた後に現職に転職する事になるのですが、現職での私のマネジメントは自然とサーバントマネジメントを意識するものとなりました。
とにかくメンバーをリスペクトし、メンバーの声に耳を傾け、向き合い続けた結果、確実に成果に結びつき、更には新たなリーダーも自然に生まれてきました。
現在の組織も私が特に指示をしなくても問題なく好業績を叩き出してくれています。
正直なところ、私が務める会社自体がレッド〜アンバー型な企業なので、その中でティール型組織を創り上げるのはなかなか難しいのですが、その中でも確実にグリーン型には移行できていると自負しています。
そう、サーバントリーダーシップがティール型組織に近付けるのです。
私は現在人材紹介会社に勤務しているので、沢山の求職者の方を様々な企業にご支援しています。
しかし残念ながら組織の色とその方の色が極端に合わない場合、再度転職のご相談を頂いてしまうケースも稀にあります。
(出来るだけそのようなミスマッチは無いように気を付けてはおりますが)
もしご支援先の企業が多様性を受け入れるグリーン型やティール型組織だったらどうでしょう?
恐らくそのようなミスマッチはかなり減る筈です。
中途採用が当たり前になり、多種多様な人財を受け入れていく昨今、サーバントリーダーシップはとても有効なのです。
グイグイ引っ張るリーダー、とにかく厳しくビシバシ指導するリーダー、色々あっていいと思います。
しかしそこに「愛」があるかどうか。
メンバーを大切な仲間だと本気で想えるかどうか。
現代の組織を束ねるリーダーに最も必要とされるスキルだと私は信じています。
※画像は先日私が管轄する組織の一つのチームがBBQに誘ってくれた時のものです。
サイコーに楽しかった〜♪