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箱根板橋 三淵邸・甘柑荘

「この家は簡単ではあるが清楚である」                                            虚飾を嫌い、内面を磨いて客をもてなす、茶人忠彦の精神を反映した素朴ながらも洗練された数寄屋建築

内面を磨いて客をもてなす”は、カウンセラーとして大変染み入る言葉です。
虚飾”は、他者に自己を良いように見てほしいため、うわべや体裁を整えることで、自分自身をよく見てもらおうと無理をすることです。
カウンセリングでは、ありのままの自分を受け入れることがとても大切です。素の自分自身に向き合えるためには、こうした素朴な自然の中に身を置いて季節を感じることも有効だと実感いたしました。30分足らずの滞在でしたが、ふと我に返ることができた貴重な時間でした。

『三淵邸・甘柑荘』(小田原市板橋)は、初代最高裁判所長官・三淵忠彦(1880~1950)が昭和初期に別荘として建て、晩年を過ごした数寄屋家屋です。茶室を備えた屋敷の南に広い芝庭、まわりに花木や紅葉、東には蜜柑、夏蜜柑、檸檬、金柑や梅が植えられ、往時の数寄者らの趣味を今に伝えています。
甘柑荘について | 甘柑荘

甘柑荘入口


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