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【新仮説】 話が飛躍する・論点がずれる人の心理

誰かと話をしているとき、すぐ話が飛躍してしまう癖がある。

客観的に自分の会話しているところを思い返してみると、急に本筋から少しずれた話をし始めたり、突然話の規模が大きくなったり、突飛すぎるテーマの話をし始めたりしている。私が話を聞いている側であれば、上手く会話が噛み合わないストレスを感じてしまうことだろう。

ストレスを与えてしまうことがわかっているのに、何故話が飛躍してしまうのか。それは、自分の中では飛躍しておらず、何かしら繋がりがあることを話しているつもりだからだ。

具体的な例を挙げてみる。新型コロナ、日本で重症化率・死亡率が低いワケという記事を読んだ同居人が、内容について要約して教えてくれたときのことだ。一通り内容を教えてくれた後、「感染パターンは気をつけないといけないけど、社会活動は続けるべきだって」の一言で一旦話が締め括られた。次は私のターンだが、ここで私は

「この情報を入手できる人って、結局、ちゃんと自分で判断して動くしかないってことがわかってる人だけだよね。だから結局のところ、うるさい人は無視して、わかっている人だけは自分で判断して、相手の判断は相手の判断として尊重しないといけないよね」

と返した。全然話が噛み合っていない。でも、これは突然思考が飛躍したわけではなく、私の中ではちゃんとつながっている。以下のような感じだ。

同居人「感染パターンは注視しつつ、社会活動は続けるべき」

私の脳内
そうだよね。ウイルスに気をつけるのも、社会活動を続けるのも大切で、並行してやっていかないといけないよね。
→でも具体的にどうやっていけばいいかって難しいよね。
→年齢や状況によって、バランスが変わってくることだよね。
→だから結局、情報を利用して自分で判断するしかないよね。
→でも、自粛警察と呼ばれる人たちや、自粛している人をバカにしている人たちがいるよね。
→そういう人たちにこそ、この情報は知られるべきだけど、そいう人たちにこの情報が届くかな?

私「この情報を入手できる人って、結局、ちゃんと自分で判断して動くしかないってことが…〜(省略)〜。」

こんな感じで、自分の脳内ではつながってる。でも、その繋がりの部分を相手に共有できていない。だから話が飛躍しているように見える。そして、更に厄介なことに、自分は話が飛躍してしまっていることに気づいていない。自分では、脳内の部分も共有済みってことになっている。これじゃあコミュニケーションがとれないのも当然だ。

話が飛躍してしまうことについてちょっと調べてみたけれど、 「話していて「イラつく」人の特徴 話の飛躍や言葉足らず」という記事や、飛躍するのは相手ことが考えられていないからだというようなことが書かれたQ&Aなどが出てくる。確かにごもっともで、これは直して行かなくてはいけないことには違いない。こんな記事は耳が痛かったのでそっと閉じてしまったけれど、以下の記事は結構オブラートに包んで優しく書いてあったので読んでみた。

論点がずれてしまう人の心理として、以下が挙げられている。

感情的になっている
→感情的になってしまい、本当に言いたいことがわからなくなっている。
自己主張が強い
→「相手の立場になってみる」という対人関係のコツを、全く習得していない場合もある。
論理的な話し方ができない
→論理的に話そうとしても、論理が立てられない。
話したいことが多い
→優先順位がわからなくなり、論点がずれる。
話し下手
→相手に伝わりやすい言い方ができない。

確かに私は話し下手ではあるし、相手の立場に立てていないというのもあるのだろう。それは、苦しいが認めざるを得ない。ただ、「自分の脳内ではつながってるのに、その繋がりの部分を相手に共有できていない」という場合もある。これは、話し下手・言葉足らずともつながることだ。私の他にもこういう人いるんじゃないかな?知らないけど。

いろいろ書いてきたけど、私が今後会話をする上で気をつけることは、繋がりの部分を相手に共有できているかどうか自覚的に判断し、自分の思考の流れを相手にわかりやすく共有しながら話すことだ。自覚的に相手を思いやった会話ができるようにしていきたいと思う。

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こ林
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