自分の中に"ツッコミ"を飼うと、思いもよらない発見ができる
昨日、今日で、自分で自分にツッコミを入れながら思考すると、思考の深まり方が段違いになることを実感しました。さらに言ってしまえば、「思考が深まるってこういうことか」と身に染みて感じ、自分が今まで浅い思考しかしていなかったことにも気付きました。今までnoteには、自分なりに良く考えたことを書いていたつもりでしたが、そもそも思考を深めたことがなかったとわかったのです。
なぜ急にそんな気づきを得たのかと言うと、一昨日「自分自身との対話」をテーマにnoteを書いたときにインストールした「ひとり会議」というアプリが関係しています。
このアプリは、チャット形式のメモアプリで、一人何役かになって会話形式でメモができます。一昨日書いたnoteで、明日から使うと書いたので、実際に昨日noteを書く前に使ってみました。すると不思議なことに、今までだったら考えつかなかったような方向に話が進んでいくんです。
正直なところ、noteは大体の結論を決めたらすぐ書き始める見切り発車形式で書いているので、なんとなくの結論は最初にあることが多いんですが、このアプリを使うと、思っていた結論の方向に全然進まなかったんです。全然思うようにはいかないんですけど、同時に途中でたくさん発見があって、「これはnoteに書きたい!」と思うことがボロボロ出てきたんです。
以下は最近実際に使ってみたときのスクショなんですが、全部自分が発した言葉にも関わらず、新しい発見が生まれています。
猫ちゃんのアイコンはいつものありのままの自分、ニコニコの絵文字の方は自分ではない誰かのつもりで発言しています。(一人二役でやっているのでこの画面出すの結構恥ずかしいですね。)自分の中の他人が、結構自分では予想外のツッコミをしてくれるので、本当に誰かと会話しているように錯覚します。全部自分のはずなのに本当に不思議です。
感覚としては、一本の木からどんどん枝分かれしていって、それぞれ葉を付けていく感じです。今までは、川の下流から上流(結論)を目指して思考していく感じでした。なので今では、結論先行で見切り発車するやり方では、考え方が偏っていても気づくことなく書き切ることになることがわかるので、あんまりいいやり方じゃなかったなと反省しています。
*****
私は、自己分析が大学生の頃から大の苦手でした。就活中は呪いのように「自己分析、自己分析」とうるさく言われましたが、そもそもどうやってやったらいいのかわからないし、自己分析本のベストセラー「絶対内定」を使いながら自己分析をしても、過去の古傷やコンプレックスに多大なダメージを負っただけで、結局上手く利用できないまま終わってしまいました。
こんな経験もあってか、自己分析するまでもなく「今、自分が考えていることが全て」で、今考えていることを分析することこそが"自己分析"だと思っていました。だから、今現在をありのまま書いて記録しようと思って、このnoteを始めたのです。でも今は、「ひとり会議」を使って思考を深めていく経験ができたので、これからはもう一歩踏み込んだ内容のnoteが書けるんじゃないかなと思います。
大学生の頃の私のように、今就自己分析が苦手で悩んでいる人は結構いると思います。そんな人には、一度、自分の中にツッコミを飼ってみることをおすすめします。「ひとり会議」を使うと、ログとしても残るので、見返すことができて便利です。
ちなみに、めちゃくちゃ「ひとり会議」の話をしていますが、私は「ひとり会議」の回し者ではありません。このアプリにとても助けられた、ただの一人のユーザーです。