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やさしい†Heavy Metal†入門

特に理由は無いのですが、あまり音楽の話をする機会がないというか、若干音楽に対するフラストレーションが溜まっているので自分が1番愛しているジャンルであるメタルについて書いてみようかなと思いました。


まず第一に誤解しないでほしいのが、ギャーギャー叫んでいるのだけがメタルでは無いということ。

基本デスとついているジャンルは所謂デスボイス(日本でしか言わないけど便利なのでよく使う言葉)を使っていることが多いので苦手な人はジャンルのネーミングから大体回避出来ます。


また、個人的に日本のアーティストを応援したい気持ちが強いので、ここから紹介する曲はメジャー、マイナー関係なく日本のアーティストのみ紹介させていただこうと思います。


なにはともあれ

色んな説明は置いといてとりあえず、一回聴いてみましょう。


メタルを知っている人からすると一発目に持ってくる曲としてはすごい謎な選曲に思われそうですが、メタルを好きになる人はオタクが圧倒的に多いのでアリかなと思います。

どういうことかと言うと、オタクは速い曲が好き


さて、上の曲は"Unlucky Morpheus"の"断罪は遍く人間の元に"という曲です。「あれ、なんか聴いたことあるな」って人は素質があります。


この曲は東方Projectの10作目、東方風神録に収録されている"信仰は儚き人間の為に"のアレンジです。
Youtubeには無断転載しか無いので曲は貼りませんが良かったら原曲も聴いてみて下さい。


こういったのもメタルです。

「メタル=デスメタル」という風に解釈されることが多いのですが、深く音が歪(ひず)んだギター、重くて速いドラム、(何弾いてるか分からないベース)、という特徴を満たしていれば大体メタルという分類をされます。

※正式にはヘビィメタルという大きなジャンルに括られるのですが、ジャンル論争はダルいのでWikipediaを読めば良いと思います。


ゲーム音楽とメタルの親和性

最近だとこういったツイートがバズってたりしたので、たぶん上で挙げたようなゲーム音楽のアレンジからメタルに入るのって結構一般的な流れなんじゃないかなぁと思ったり(妄想)。

このMegaDriverというアーティスト、シューティングゲー以外のゲームもアレンジしてるのでbandcamp見てみると楽しいかもです。


ということで、まずは手始めにオススメのゲーム音楽のメタルアレンジをしているアーティストを紹介しようと思います。
こういった音楽のdigが初めてだと探す手間もかかると思うので、探すキッカケになれば良いですね。ゆっくり聴いていきましょう。


BLANKFIELD、MinstrelによるUndertaleのアレンジEP(デモ?)です。
アンテのメタルアレンジの中でずば抜けてクオリティが高いので他の曲も制作してくれると非常に嬉しい。

BLANKFIELDさんは過去作の東方アレンジアルバムをフリーで公開しているので気に入ったらいっぱい聴こう。そして新しい音源を買おう。

他にも色んなゲームのアレンジをしているので是非聴いてみると良いと思います。


同人ゲーム音楽アレンジ界隈の大御所、埼玉最終兵器。HPが仮稼働中らしく情報を記載するのが少し難しいので、最新の音源を貼っておきます。

過去作にオススメのものが多いです。
ロマサガ、イース、女神転生、ギルティギアなどなど多くのゲーム音楽のアレンジをしているのですが音源を入手するのは中々難しいのも多いと思います。頑張りましょう。


東方と同じく艦これも二次創作が盛んな作品ですが、その中でも僕が一番好きなメタルアレンジサークルです。

名義が多い方ですが、艦これのアレンジをするときはD機関という名称を使っています。過去には黒夜葬という名義で東方のアレンジもしていました。

また、話の本筋からは少し離れてしまうのですがVermilion-D Alice Syndromeという名義でオリジナル曲も出しています。これが、すき。

正直クセが強いので万人受けはしないと思いますがデスボイス、V系歌唱に耐性がある中二病患者には間違いなくオススメです。


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この手のジャンルは必然的に同人音楽が多くなってしまいます。(最近同人音楽digってないのでメタルじゃなくてもオススメあったら教えて欲しいです。)

また、ゲーム音楽とメタルの親和性が高いのはゲーム音楽を作る側も知っているので、そもそも原曲であるゲーム音楽がメタルな事もよくあります。

メタル気になってきましたか。


果てしないサブジャンルの闇へ

ここまではゲーム音楽のハッキリしたメロディを軸に激しいメタルアレンジをしている音楽を紹介してきました。

順当にいけば、このままメロディ重視のメタルのサブジャンルに導かれることになると思います。


ただ、このメタルのサブジャンルが非常に厄介で......

なんと、Wikipediaのヘビィメタルのサブジャンルには59種類の記載があります。(実際にはもっっと多いけど面倒だから一旦忘れたほうが良い)


このサブジャンルの中から選んで導くのが非常に難しいのですが、あえて選ぶとしたら、メロディックスピードメタル(スピードメタル)、メロディックパワーメタル(パワーメタル)、メロディックデスメタルなどのメロディックが付くジャンルになるんじゃないかなぁと思います。

ひたすらジャンルの名前言ってもしょうがないのでこのジャンルに属するオススメのバンドを幾つか挙げます。


メロディックスピードメタル

日本の宝GALNERYUSです。

ジャンルはメロディックスピードメタル、メロディックパワーメタル、ネオクラシカルメタルあたりになると思います。

早速見出しのジャンルがブレていますが(それくらいジャンル分けが難しい)......
GALNERYUS、略してガルネリが気に入ったらメロスピ(メロディックスピードメタル)かネオクラ(ネオクラシカルメタル)で調べるのが良いです。

メロスピだったらMinstreliXとかもカッコいいです。日本人が好きそうなメロディのツボをガッチリ突いてきます。


また、メロパワ(メロディックパワーメタル)とメロスピの違いがいまいち自分も分からなかったのでメロパワの例は挙げなかったのですが、メロパワの方がBPM若干ミドル寄りなのかなとか思ってます。あとはパワー(気にするなの意訳)。


メロディックデスメタル

冒頭でも書いた通り、デスという文字が含まれるジャンルなのでデスボイス入ります。
ただ、重さと強さを求めるならデスボイスは許容出来るようになったほうが色々と捗るので一度聴いてみましょう。


THOUSAND EYES......最高にクサいメロディが身に沁みる......(メタルにおいてはクサいは褒め言葉です)

やはりメロスピなどと比べるとメロデスは重さ、強さ、漢臭さが違うと感じるのではないでしょうか。メロデスはアツい。


他にも、メロデスとメロスピの間のようなバンドもいたりします。

彼らZemethは自分たちの音楽を哀愁歌謡ノスタルジックメロディックデスメタルプロジェクトと呼んでいます。

メタルのジャンルが多すぎる理由が垣間見えますね。


......そんなこと言ってますがZemethめっちゃオススメです。多分もっと有名になる。



理想のメタルを探す旅は続く

冒頭でも書きましたが本記事で紹介したバンド、サークルは全て日本のアーティストです。

なぜかは分からないけど「日本のバンドはダメ!」とかいう人稀にいますが、日本にも良いバンド沢山いるので日本のバンドも聴いてあげて欲しいです。ただでさえメタルというジャンルを聴く人は少ないわけですし。


さて、初めてこの記事でメタルに触れた人の中には「メタル微妙だな」と思った人もいるかもしれませんが、その気持ちは人それぞれなのでしょうがない。

ただ、メタル以外にも世の中には良い音楽がたくさんあるので、もうちょっと音楽を好きになってくれると嬉しいなぁと思います。(メタルだけでも他に何十種類もジャンルがあるわけだし)



とりあえず、メタル入門はこれで〆です。

メタルにハマった人!歓迎します。
ここからは自分で調べるなり、メタルオタクたち(大体話し相手がいなすぎて困ってる)にオススメのバンド聞くなりすれば良いと思います。沼は深い。


他の音楽も気が向いたら書きたいですね。メタルの流れでゲーム音楽とか......

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Nao Komura
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