本屋の下のワンダーランド
先日、久しぶりにV系の対バンライブに行った。
10代の頃から通っていたバンドを久しぶりに見たかったのと、生活圏である赤羽のライブハウスに以前から興味があり、念願叶ったライブ。
全7バンドを一から楽しむ体力には初めから自信がなかったので、元々出順が分かっていた事もあり、赤羽と言う土地柄、友人と少しお酒を楽しんでからその場合へ向かった。
一体このせんべろタウンのどこにライブハウスがあるんだろう…?
Google マップを見ながら探していると、
意外や意外、
普段利用している本屋の下、
地下2階にそのライブハウスはあった。
その名も赤羽ReNY
久しぶりすぎる箱は入った瞬間、私の知っているものとは大きく様変わりしていた。
ラメのステージ幕とまだ転換時間なのに既にフロアが電飾でとても煌びやか、キラ☆キラ
眩しすぎる空間に最初は驚いたものの、ドリンク交換(メロンソーダ)をし、飲みながら暫くその空間に浸っていると、
「あー...楽しい」
と素直に思った。
隣の人との距離感が近すぎてパーソナルスペースなんて皆無なのに何故か居心地が良かった。
日常生活では苦手だけど、この空間なら許せるのが不思議。
思い出に浸りながら次始まるバンドへの期待でワクワクが隠しきれなかった。
私達が観れたのは4バンド目から。
幕が開くとまたもや、
「これが令和のライブハウスかー!」
と思うような光景が広がっていた。
ステージの後ろ、左右に画面が設置されており、そこにはバンド名が表記されていた。
曲に合わせてCG映像が流れている。
こういう演出は昔ならドームクラスでないとできなかった演出だったはず。
時代とともにライブハウスも進歩しているんだなぁと感じた。
画面の演出が追加されたことにより、バンド自体の表現の幅も増えたように思えた。
バンドによって魅せ方は様々だが、
左右の画面に曲のタイトルが表示されたり、逆にバンド名が表示されたもののすぐに消え、あえて画面を利用せずに、従来のそのバンドらしい表現をしていたり。
十人十色の演出が面白く、工夫しがいがありそうだった。
今回私が見に行ったライブには、私が10代の頃から活動している人達のバンドがほとんどだったので、実力もさることながら、確立された世界観と活動を継続している地道な凄さに感動すら覚えた。
麗しのお洒落ワードの歌詞だったり、パワーみなぎるパフォーマンス。
(寄り目とか拳とか)
懐かしの曲に体が疼いてちょっとヘドバンしたり咲いてみたり。
10代の頃とはまた別の楽しみ方と新たな発見、そしてこの空間は今の私にとっては胸熱の気持ちを甦らせてくれる給水所みたいな場所だと思った。
V系のバンドって他のジャンルに比べると現実逃避感が強いと昔から思ってたけど、今回改めて実感。
本屋の下のワンダーランド。
また行こう。
以上、そんな感じで今回は終わります。
次回もどうぞ暇つぶしにお付き合いください。
Co.2
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