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「僕の承認してほしいけど実はしないでいてくれた方が存在意義を感じれる欲求」

実家に帰った時に見つけた沢山のファイルやノート。
学生時代のデザイン画やコラージュ、プレゼンの課題、それ以降に創作した紙媒体の作品など色々見つけました。

その中で衝撃的なものを発見!
おそらく7年前に描いたであろう小説らしきもの。
(コピー用紙1枚ちょっと、完結はしてない)

パソコンで書いたものをプリントアウトしたもので、ファイルの1番後ろに入っていた。

何故か学生時代の
素材サンプルファイルの中に

今回はその物語を多少文章を整えつつ前書き部分を掲載します。

自分の経験などを織り交ぜつつ書いている文章なので久しぶりに読んだら何とも言えないこっ恥ずかしさが生まれております。

昔友達にタロットしてもらった時に、
【永遠のピーターパン】
と言われた事が間違えではなかった事が証明された文章だな、と。笑


ちなみにタイトルが決められてなかった為、文章の一部から抜粋したものをタイトルにしてみました。

ではご拝読ください。






「僕の承認してほしいけど実はしないでいてくれた方が存在意義を感じれる欲求」


現在彼は親と約束した夢の期限を現在進行形でぶち破りながら、真っ向から走り続けている。

その彼は衣装に変なこだわりのあるコミックバンドの活動をしている。

そんな彼に愛想をつかした恋人は去り、
メンバーも1人辞め..
2人辞め...
....

現在は己独り+着ぐるみ要員の2人で活動をしている。
(年下の従兄弟に時給を払いながら)

それだけでは生活が難しいため、日雇いのバイトを転々とこなす、
そんな日々。

刺激がないようでアイディアの宝庫、自分的には割と充実した日々を送れているらしい。

抜け出したい現状なのに、
何か心地良い、
不思議な感覚。


そんな主人公の物語。



昔から音楽が好きだった、
というよりもステージ上で音楽を演奏しながら自分流のかっこよさを追求した衣装を見に纏っている姿に憧れた。

そんな僕は今、
新発売の【よし君ソーセージ2】
をスーパー独特の店内BGMをバックに、時間を持て余す中高年の主婦達にごり押ししている。


僕:
「初期に発売したものよりさらに粗挽きになったんですよ〜」
(粗挽きタイプのソーセージは苦手だ)

おばさん:
「あら、そうなの〜?でも最初の味知らないから比べようがないわねぇ」

僕:
「そんな事言わずにお一ついかがですか?焼き立てですよ?」
(まぁ自分も食べたこと無いんだけど...)

おばさん:
「んじゃあ、食べてみるわ。もぐもぐ.....普通の味ねえ」

僕:
(う...)
「..普通ってなんやかんやで一番居心地良いですよね!」

おばさん:
「そう?私は刺激的な毎日が良いわねぇ。ほら、今昼ドラでやってるじゃない?若者と中年主婦不倫するやつ。うふ」

僕:
(声色が変わった....ぞぞぞ)
「そ、そうなんですか?僕あまりテレビ観ないので...」


意識が遠くなる中で、
おばちゃんの目の周りに塗りたくられた多分シーサイドブルーシャドーとか言う爽やかな商品名であろう奇抜なアイシャドーだけが無駄にキラキラと輝いていた。


僕のキラキラはこんなもんじゃない。


ステージのスポットライトに反射する大量の色とりどりのスパンコールをあちらこちらに縫いつけた、前開きの大きなファスナーが特徴的なサイズぴったりなオーダーメイドのゴージャス衣装。

キラキラ輝いているスパンコール以上の光を放つのは、その衣装を身に纏ってステージ中央にたたずむスターの僕だ。



原作にはこの先も少しあったりするので、またまとめたり続編書いちゃったりしたら掲載したいと思います。

以上、そんな感じで今回は終わります。
次回もどうぞ暇つぶしにお付き合いください。

Co.2

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