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親になること

親になると、これでもかって位心配ごとが増えます。
目に見える系(風邪とか、湿疹とか)から目に見えない系まで(今この瞬間にこの人に襲われたらどうしよう。エレベーターでよく思う)。

特に恐ろしいのは同じくらいの子どもが巻き込まれた事故とか事件とか。
心配しても仕方ないんだけど、ため息が出るほど考えてしまうことも。
私自身、基本能天気な方なので自分でもこんな気持ちになることに驚いたりしています。

そんな中、よく思い出すエピソード。

私が小学生だった頃から、同じくらいの子どももしくは女性が巻き込まれた事故・事件が報道されたりすると、母親が決まって
「本当に気をつけてね」と繰り返し私に言ってきました。
とてもよく覚えてるのが、埼玉は桶川の女子大生通り魔事件。(かなりセンセーショナルだった、その時小学生5年生とか)

家が隣町なので、確かに当時は結構怖かった。

んだけど、いつも通り「本当に気をつけてね!」という母に向かって私、
「通り魔とか防ぎようないし、死ぬときは死ぬしー」
みたいな生意気なことを言ったんですよ。


私、娘におんなじこと言われたら、
多分平手打ちでひっぱたいちゃうかも。
「この親不孝者め!!」って、怒鳴り散らしちゃうかも。
と、本気で思います…。

今になって、その時の「気をつけてね」を繰り返し言った母の気持ちが、手に取るように分かる。
逆に言えば、自分が親になるまでわからなかった…。

当時は、自分に子どもが出来たら放任主義の親になろーっと、反面教師だわー

なんて思ってましたが、まぁ無理ですね。

で、私は母のようになり、娘は私のように鬱陶しがって…ってなるんだろうなぁ。

今月一歳になるチビちゃんなので、お喋りも少し先だけど、娘には
「あなた(娘)の気持ちもわかるけど、私の気持ちもわかってね」と言いたいです。



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