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外資コンサルに戦力外通告はあるか

2021/01/03:追記
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どうもコンス(@cnsltntatgaishi)です。

正直、世間一般で叫ばれている”クビ”にも2種類かある気がしている。一番言葉通りなものは、会社を辞めさせられること。①「あなたは今日でクビです」ってパターン。もう一つは、社内で今いる部署・ポジションからの”クビ”。②「あなたは戦力外です」っていわゆる左遷されたり、別のポジションに飛ばされること。

日本の大部分の会社で、①が行われることはあまりないはず。法律的にも、商習慣としても。②は外資・日系問わず結構あると思っている。ただの人事異動とみなすか、戦力外通告と考えるかは人次第である。ぶっちゃけていうと外資コンサルは①、②どちらもあるが、②のパターンが95%以上だと思う。少なくとも①のパターンで辞めた人は、懲戒処分以外に聞いたことはまだない。

上司によると、リーマンショック後には、コンサルもクビになることが多々あったらしいが、最近は業界としても活況だったので、クビよりまずは人を増やすことにシフトしていたファームが大多数だろう。ただし、昨今のコロナウイルスの影響により先行きの見通しは不透明である。

ただコンサルタントにおいて、①のようなクビになる場合があるとすれば、②の戦力外通告の状態が継続的に続く場合であろう。では②の戦力外通告とはどのようなものか、説明していく。

コンサルタントの戦力外通告=プロジェクトリリース

コンサルタントは自分自身がサービスを提供する部署に所属しながら、自分のスキルセットやバックグラウンドにあったプロジェクトに配属される。例えば、デジタル戦略の部署に所属し、クライアントが求めるデジタル推進をサポートするプロジェクトに配属されるという具合(社内のアナリティクス強化とかそんな感じのテーマ)だ。

基本的に、新卒やジュニアでなければ、自身のケイパビリティにマッチした、もしくは近しい領域でのプロジェクト配属となるので、あとはクライアントにどれだけ価値提供できるかがKPIである。

資料作成でクライアントの意思決定を推進した、迅速化させた 等々

ケイパビリティのミスマッチがないことを前提条件とすると、クライアントに価値が提供できなかった(単価に見合った活躍ができなかった)場合にプロジェクトリリースされる。

単純に活躍できていないから、もういらないってわけである。

但し、単純に力不足で切られるってこともないことはないのだが、配属を決めた責任者が育成できていないということの裏返しにもなるので、1ヶ月でプロジェクトリリースとかはあまりない。そしてクライアントの心象もかなり悪くなる。もうAさんいなくなったの?って答えに窮するのは、高いお金を請求しているがゆえに、使えないやつを配属させてしまいましたなんて罰が悪くて言えないからだ。

では、プロジェクトリリースにどのようなパターンがあるか。私のこれまでの実体験なので、他のファームやプロジェクトは違うかもしれない。

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