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スケッチ展「Take it Easy.」始まります

8/24(土)~9/1(日)に開催のスケッチ展「Take it Easy.」が間もなく始まります!こちらを読むとより楽しんでいただけるかもと思い、展示やグッズの制作背景についてまとめてみます。


展示内容

今回、マルタ滞在中にほぼ毎日、日記のように描きためていたスケッチ計22点の展示と、グッズ5種の販売をします。会場のroom8 flowerさんの壁全体が埋まる量になっております。

花と並んだ時のインパクト

額装の作品はすべて複製原画になります。サイズや発色を原画になるべく近づけて、ノートそのものをめくっているような感覚になってもらえるようこだわりました!
またスケッチの背景に自分で撮った写真を使うという新しい試みもしています。SNSに投稿した画像の、手でノートを持っている構図を再現するようなイメージで制作しました。
ぜひ絵と写真の両方を楽しんでいただければと思います。

スケッチの原本は、私の在廊日には持参しようと思いますのでそちらも見ていただけます。

個展のテーマと画風

個展のタイトル「Take it Easy.」(気楽にいこう)は、気楽に外に出る・移動する・人とかかわるといった自分が大事にしているスタンスも表しているのですが、絵にあらわれている「気楽さ」を最大のテーマとして名付けました。

直近のデジタルのイラストだと、ほとんどお仕事の絵になっていたこともあり、いかに線をきれいに、完成度の高い状態にするかということを気にしていたように思います。特に仕事だと当然かもしれませんが、そういうスタイルを続けていくと、自分の場合、絵自体が固くなっていく気もするし、似合うモチーフも限られるし、こういう絵だけを描きたかったんだっけ?と心の赴くままに描く楽しさから遠ざかりかねないなと思っていました。

今回は完全に自分のための絵ですし、滞在先で作業スペースも少ないことから、iPadを一切開かずに、ひたすらノートに数本のペンで下書きせずに描きました。色の制約もあるし、授業前の1~2時間で描いているのもあり線が整っているわけでもありません。線がよれたり、描き間違えている箇所もたくさんあります。でもその代わりに、リアルタイムに感じた高揚感とか動きの楽しさが表現できた気がして、「気楽」なスタイルならではの描き手のマインドがうまく反映されているのではないかと思います。

画風も今までのデジタルの1枚絵とは異なるので、少し違う層にアプローチした内容になっているかもしれません。ですが、今回やってみて自分は画風を定めるよりもA面/B面みたいにスタイルを複数持っているほうが楽しく向いているような気がしたので、過去のスタイルも大事にしつついろいろ試行錯誤して絵を描いていきたいなと改めて思いました。

スケッチの描き方

よくスケッチはどう描いているの?と聞かれますが、ほとんどは写真で撮ったものを見返しながら描いています。

一般的にはスケッチって、リアルタイムにその場の対象物を目で観察しながら描くようなイメージだと思うのですが、私の場合日々描いていくうえで
・一つの画角やモチーフだけじゃ描きたいものが描ききれない
・人と行動したり、絵以外に充てる時間も楽しみたい
というところを優先していたので、すぐにではなく前日に撮った写真を見返しながら描くようなスタイルをとっていました。なので厳密にはスケッチというよりは絵日記なのかもしれないですね。(スケッチブックの絵なのでここではスケッチと呼ばせてください!)

グッズの紹介

グッズは自分が用途をイメージできて欲しいものを基準に、周りの方の意見も取り入れつつ作りました。1つずつご紹介します!

【1】イラスト集

全50ページでなかなかのボリューム

今回イチオシなのがこのイラスト集で、スケッチブックと同じサイズにすることをとにかくこだわりました。中身も、自分のスケッチブックがそのまま皆さんの手元にあるようなイメージになるべく近づけるよう、スキャン・レイアウト・紙の選定を行いました。
描いている途中から、これの本あったら買うわ!と言ってくれた方が複数いましたが、本当に買ってくれますか?ひとまずご要望いただきありがとうございます。
後ろのほうにはマルタや滞在中のちょっとしたコラム的なページも作っています!私の個人的な日記にもしご興味がある変わった方はぜひそちらも読んでみてください。

【2】サコッシュ

W140×H190mm、ポリエステルナイロン

完全に自分が欲しくて作ったやつです。
旅先でリュックで手が空かないけど財布とスマホくらいはすぐ取り出せたいときとか、ホテルチェックインして夜軽く外に散歩に行くときに使うイメージで作りました!
あとは在廊とか在店でも役立ちそうです。
ナイロン製で薄くて軽くかさばらず、長さの調整もできたり、肩掛け部分を取り外すこともできてポーチ的にも使えます。中の仕切りがあるのもナイス。どうせ作るなら利便性も追求したいですね。

【3】トートバッグ

W380×H420mm、コットン5oz

トートバッグってすでに作ったことあるし、世にありふれているので今更作らなくてもいいかなと思っていたのですが、通っているお店のスタッフさんに話したところ「いや、トートは欲しい」と熱くおっしゃってくれたので結局自分も欲しくなって作りました。笑

以下が、会話しているうちに固まってきたイメージです。
・夏らしいポップな色合い
・ガシガシ洗えてすぐ乾き、シワがついてもサマになる薄いコットン素材
・サブバッグ的に使いたい、とはいえエコバッグよりもオシャレ感があってほしい

それ、私も持ってなかったので欲しい~!というわけで、作れてよかったです。いろんな色を試したく小ロットで作るためにわざわざシルクスクリーン手作業で作ったので、インクのちょっとしたムラはご愛嬌でお願いいたします。でも全部の色がかわいいのは間違いないです。
モノクロで描いていたローマの2枚の絵(遺跡柄とシティ柄)がトートにピッタリだなと思って選びました!

【4】タトゥーシール

手描きの説明書付き!

ステッカーも世にありふれてるしなぁ…ちょっと変わり種※だけどかさばらないもの作りたいなと思っていたら、アイデアマンの友人がタトゥーシールがいいと提案してくれました。タトゥーってずっと興味あるにもかかわらず、柄が一生決まらなくて憧れるだけの人生になりそうなんですけど、シールならいくらでも好き勝手できますよね
※作ってから最近タトゥーシール作っている方が多いことに気が付いたのでそんなに変わってもいないのかもしれない!

今回夏の開催に間に合ったので、まだまだ暑い日が続きそうですが、ネコやパイナップルや短パンお兄さんを肌に乗せて夏の1日を楽しんでみてはいかがでしょうか。

【5】ステッカーセット

ヘッダーの紙初めて作ったけどいい感じなのでは?

正直タトゥーシールがうまくいかなかったらという保険も兼ねていましたが(正直だな)、かなり可愛くできました!蛍光4色それぞれ、4枚セットになります。ふんだんに詰め込みすぎちゃっていてお得です。スマホとかでもいいですし、ぜひスーツケースとかにべたべた貼ってください。ちなみにスーツケースに大量のシール貼るのは憧れますが自分はなんとなく怖くてまだ貼れていません。

会場と在廊日

会場は蔵前のウグイスビル1階にあるroom8 vintage flower shopさんになります。普段はヴィンテージフラワーの販売を行いつつ、展示スペースの提供もされています。会期中もお花は販売しております。
花とスケッチの組み合わせが意外にも相性よく素敵な空間になっています。
自作の蔵前マップも配っておりますので、ぜひビルのほかのお店や、蔵前の散策も楽しんでください。

【会期】 2024年8月24日(土)〜9月1日(日) 12:00~18:00 ※28日(水)定休
【会場】room8 vintage flower shop
東京都 台東区 蔵前4-14-11 ウグイスビル104

以下の通り、8/24(土)・25(日)・26(月)・31(土)・9/1(日)は終日在廊しています!お話したい方もいればそうでない方もいらっしゃると思いますので、どちらも歓迎です。ご都合のよいタイミングでゆっくり見にいらしてください。

それではスケッチ展の期間中、どうぞよろしくお願いします!

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