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スケッチ展「Take it Easy.」振り返り

先日、個展を無事終えたので振り返りをしたいと思います。

良かったこと

たくさんの人が来てくれた

会期中、とくに在廊している日はほぼ絶え間なく誰かが入ってきてくれたりいろんな方と話をすることができたなと思います。

適当な体感ですが、個展に来てくれた方のきっかけと割合はこんな感じでした。

①以前からSNSでフォローしてくれている方(友人知人含む)…4割
②最近スケッチのSNS投稿で知ってくれた方…3割
③蔵前マップや他の店から知って来てくれた方…2割
④偶然立ち寄った方・その他…1割

当然すべての接点がありがたいのは前提として、今回②の方が思ったより多かったのが嬉しく、というのも作風が今までと違う展示ではあるので果たして需要のあるコンテンツなんだろうか…という懸念が多少なりともあったのが、杞憂だったことがわかり良かったです。
むしろ直近発信している鮮度の高いコンテンツに対し関心のある人が集まってきてくれるので、そういうものだと思って好きに楽しくやればいいんだなと改めて思いました。

会場の様子

やっぱり個展っていいなと思ったのが、相互・フォロワーさんと近況報告する場になったり、長らく会っていない人と会えたり、今回なんかはマルタで最後別れの挨拶をした人と日本で再会という形になったり、クライアントさんと挨拶できたり、旅行好きの人と旅の話ができたりと濃い会話がいろんな人とできて胸いっぱいすぎました。多分旅っていうネタも良くて、行ったことなくても何かの記憶を元に話が展開しやすかったのかもしれないです。
毎晩動悸がしてすぐ眠れなくて多少困ったくらいには日々嬉しかったです。ありがとうございました。

慣れ親しんだ街で開催できた

蔵前のroom8 vintage flower shopさんで開催できたのもラッキーでした。家から近いのもありますし、柔軟に色々対応してもらえて、アイスコーヒーをお客さんに無料で提供してくれたりと(タイミング上渡せなかった方もいるかもですが…)全面的なバックアップに大変感謝いたします。

お店クオリティにも程がある

そもそもこの展示をやろうというのも、1月にroom8さんがオープンしてすぐにメインのドライフラワーの販売の傍らギャラリースペースとしても開放したいので何か企画があったらやりませんかと元々言ってくれていました。ただその時はやりたいことがなかったので保留にしていたのが、マルタから帰国後の6月にリマインドいただいて「今なら展示したいかも!」と思い開催に漕ぎ着けたので、ご縁があったおかげでした。元はたまたま散歩していて入って仲良くなったお店なので、ご近所づきあいのなせる技ともいえます。

蔵前マップのスポンサーにもなってもらっているので、会場でお客さんに配布できたり普段からマップもらえるスポットになっていただけてるのも相乗効果バッチリでした。

TOKYO PiXEL.でともわかさんの個展と同時開催。
蔵前マップが何故か会期中にXでバズってそれきっかけのお客さんもいて面白かった

ギャラリーバイトの経験が生きた

今年からTOKYO PiXEL. galleryでバイトもしていて、いろんな作家さんの個展から勝手に学ばせてもらったのが多少なりとも反映された気がします。特にグッズ作りとか告知の仕方とかはいろんな人を参考にさせてもらっていました。あとは普段からレジをやっているのでシンプルにオペレーションへの慣れがあって、自分で会計しながら接客※するという行動が自然にできたのも良かったです。昔の自分には絶対できない。笑

※room8さんは2階のLIN-KUさんという鞄屋と同じ店主さんが運営していて普段は一人で回されているのですが、個展の在廊時は自分がレジ担当して分担するスタイルでした

気づき

スピード感大事

今回、6月にマルタから帰国・展示開催決定 → 8月に展示開催という流れでしたが、何人かの方にスピードがすごいですねと言われそうなのかもしれないと思いました。

そもそもスケッチは現地でほぼ仕上がっていたのでそんなに準備することがなかったというのもありますが、自分の記憶がフレッシュであるマルタ=夏のムードが終わらないうちに開催したいというのを意識していたのでなんとか8月までには…!と思っていました。

実際、時が経つほど思ってもいなかった予定が降ってきたり準備期間があればあるほどいいというわけでもないので、速攻準備して速攻開催するというのは有効なこともあるなと思いました。

ところで次の個展(2025年2月)まで実はあんまり時間がないということに最近気づきかけているので肝に銘じたい😇

グッズ作りの勘所

今回作ったグッズ、ほぼ完売することができました。改めてありがとうございました!

自分の性格や作風からして、グッズを作るということに対する適性をあまり感じてこなかったので前回個展(2022年1月)から新しくグッズを一度も作っておらず、実は結構久しぶりでした。
自分はイラストレーターでありながら、あまりイラストが全面に主張しすぎないデザインのアイテムが好きなので今までの自分の絵をどう調理するかイメージがわかないことも多かったのですが、今回スケッチのシンプルな線を生かしたデザインが、自分もこれは生活で使いたいなと思えるものだったので作っていて楽しかったです。

あとは販売タイミングも大事で、自分はキャラクターイラストなどで売っていないので、普段からというよりはお祭り的にグッズを作って限定的に販売する方が合っているなと思いました。在庫を長く残しておくより、新規のイベントと合わせて少数を売り切った方が、需要と供給がマッチするなと感じています。

グッズのラインナップは前回note参照

一つ個人的に意外だったのがステッカーが一番早く売り切れたことです。
似たアイテムでタトゥーシールの方が新規性があって面白いんではと思っていてあんまりたくさん用意していなかったのですが、ど定番の方がやっぱりみなさん欲しいんだなということが分かって学びになりました。というわけで次回もステッカーはもれなく作ろう。

備忘ですが、冷蔵庫に貼るようなマグネットとネイルシールは今回話題に上がって自分も欲しいなと思ったので作り方をぼちぼち調べてみようかなと思います。

プロモーションの方向性

前回個展からつくづく感じていたことですが、一にも二にも宣伝が大事だということが分かっていたので個展前からSNS更新を頑張ってうるさく行いました。※当社比

グッズを作っている様子や途中段階のうまくいくかわからない様子もとりあえず投稿してちょっとでも認識してもらえたらな〜と思いながら投稿していました。このやり方がブランディングやキャラクター的に合う合わないは人それぞれだとも思いますが。

この在廊カレンダー↓は他の作家さんのアイディアを参考にしたものですが、視覚的にいるいないがわかりやすくてすごくいいなと思ったので今後の展示でもやっていきたいと思います。

あと特別にやったこととしては、留学エージェントでお世話になったスマ留さんなど、関心がありそうな企業さんや個人の方々に個別に連絡したり、出会い頭にDMのポストカードを渡してみたことです。結果、本当に来てくれたり拡散に協力してくださったりと良い効果が生まれたので、ピンポイントなアプローチも有効だなと思いました。

来てくれた方がSNSで個展行ったよ!と感想をシェアしてくれたりしたのもものすごくありがたかったので自分もそういうことをしたり人の個展にもっと足を運ぼうと思いました

おわりに

この展示をもってやっとマルタ留学が終わった気がしました。去年の11月に気軽に決めたことがこんなふうに展開していって、流れに身を任せて色々やるのって面白いなと改めて思いました。
お越しくださった方、SNSで見てくださった方、マルタで出会った皆様、ありがとうございました!

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