しんしんし

踊りを、公共にひらく。 踊りは〈わたしたちの存在を照らす術〉である。 https://cncncnc.amebaownd.com/

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最近の記事

“しんしんし”は活動を終えることになりました。

しんしんしからご報告です。 知念大地と藤原佳奈が、これから良く進んでいくため、 “しんしんし”としての活動を終えることになりました。 知念大地と藤原佳奈のコメントを掲載しています。 それぞれの歩みに、引き続き、ご注目ください。 しんしんし *********************** しんしんし-2022年 5月4日『しんしんしをひらく』 6月25日『しんしんしーん at とど兵』 8月20日『しんしんしーん at 一宮神社』 9月 豊岡演劇祭参加『しんのいし

    • 存在を照らす踊り――しんしんし『しんのいし』に寄せて――鈴木南音

      存在を照らす踊り ――しんしんし『しんのいし』に寄せて―― 鈴木南音 20世紀を代表する哲学者、マルティン・ハイデガーの用語に、「用象(ようしょう)(Bestand)」[1]という言葉がある。これは、ありとあらゆるものが、「役に立つか/立たないか」といった「有用性」のもとでだけ現れるような、そういうモノの現れ方のことである(つまり、「用いる」ことのできる「現象」である)。こうした有用性という見方のもとでは、たとえば、大地は観光地として、芸術は商品として、言葉はコミュニケー

      • (京都)しんしんしーん at 紫明会館&at kumagusuku

        2022 年 5 月、公共に踊りをひらく活動〈しんしんし〉は始まった。 [創作過程・初期] 知念大地が踊る。演劇を通し他者の「身体」を見つめてきた藤原佳奈がその日の踊りに立ち会い体感をシェアする。日下部寛子が踊りを撮影する。 僅かな違いは何か。何が今、身体にやってきたのか。それを徹底的に話し合う。 ある時、気づきは突然訪れる。気づきは知念により身体へと落とし込まれ、より切実な舞踊へと変化する。共有、対話、放置、変容、の螺旋は、踊りに関わるものたちの生を変えてゆく。 わたした

        • 知念大地 近況(2022.10.30,11.2記)

          近況 最近写真家の石川竜一と正面性について話す機会があった。といっても衝撃的に与えられただけなのだけど。 当初、踊りは観客やカメラの位置関係なく踊られていたことを思い出したし、竜一と沖縄で撮影した時には撮る側に踊り手が放置されている(要求なく、唯、見られている)感じで、踊りの正面性(線的な繋がり)が消滅し、ぐちゃぐちゃになったことも思い出した。本当の踊り手の身体は見る人と踊る人の狭間にある為、最近、見る人の意識状態が限定されている中での踊りが多かったのだとも気づかされた

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        • しんしんしお知らせ
          6本
        • 踊りについて
          2本

        記事

          『空っぽの教室』

          知念大地が、身体を見つめ、わたしという存在を見つめ、現在進行中の踊りに至る中で発見した、“空っぽ身体”と、その共有。 「あなたは何ができますか」と、個人の能力ばかりに焦点があてられがちな昨今、何もない、“空っぽ”の身体を共に見つめ・体験する場の重要性を思い、〈空っぽの教室〉をひらきます。 会場は、踊り場があるしんしんしのアトリエ(兵庫県豊岡市)です。 知念が、踊りの身体について藤原に説明する過程で、藤原が知念に教わりながら、“空っぽ”の身体を実践することになりました。その

          『空っぽの教室』

          知念大地-映像で辿る踊り・身体の変遷-

          大道芸人として長らく路上に立ち、様々な人間が交差する野外で晒された肉体を抱え踊りへと移行した知念大地。 今日の踊りまでの身体変遷を動画で辿るページです。 言葉で辿るこちらの『こうきょう舞までの足あと』と併せて観ていただくと、より楽しめるかと思います。 ■大道芸(2004年~2016年、2019年、2020年) ■踊り(大道芸時代) ■plan B 知念大地連続独舞公演 ■踊り(埼玉秩父芦ヶ久保劇場時代) 

          知念大地-映像で辿る踊り・身体の変遷-

          『しんしんしーん at 玄想庵』記録映像

          『しんしんしーん at 玄想庵』KYOTO EXPERIMENT フリンジ 2022年10月7日・8日 16:00~ 会場:玄想庵 踊り:知念大地 クリエイションメンバー:藤原佳奈、知念大地、日下部寛子 協力:暮らしの学校農楽(の~ら)Sweets&Books キノシタ 玄想庵 主催:しんしんし  しんしんし、初となる京都での踊りの会は、 『玄想庵』という京町家でひらきました。 踊りは、二階の畳の間にて。 やはりまた、1日目、2日目と全く違い、それぞれの時間が生まれまし

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          『しんしんしーん at 玄想庵』記録映像

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          『しんしんしーん at 岡見』

          『しんしんしーん at 岡見』 【しんしんしーんとは】 踊りを起点に「わたしたちが、共に在る」時間を実践する場です。 風や植物、虫など、人間以外のあらゆる存在を含めた宇宙(わたし)。 全てと共にある瞬間の静けさ、その取り組みを「しんしんしーん」と名付けています。 今回は、海が見渡せる香美町の古民家喫茶で開催します。 踊り 知念大地 クリエイションメンバー 藤原佳奈 知念大地 日下部寛子 ■日時  2022年 10月23日(日) 開演 17時30分~ ※17時より会場に

          『しんしんしーん at 岡見』

          しんしんし『しんのいし』3日間の撮影記録

          9月20日~22日 豊岡演劇祭2022 フリンジプログラムに参加し、 豊岡稽古堂ロビーを会場に『しんのいし』というタイトルで踊りの上演をひらきました。 『しんのいし』 会場:豊岡稽古堂ロビー 踊り:知念大地  クリエイションメンバー:藤原佳奈 知念大地 日下部寛子 サポートスタッフ:伊藤聖実 木下公香 仁平美月 山田淳也 吉澤卓 しんしんし『しんのいし』 下記サポートから購入していただくことで、3日間それぞれの踊りの全編の記録映像をご覧いただけます。 ※忘れてしまいがち

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          しんしんし『しんのいし』3日間の撮影記録

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          『しんしんしーん at 玄想庵』

          しんしんし、初めての豊岡市以外での活動です。 KYOTO EXPERIMENT フリンジに参加し、京都市の玄想庵にて『しんしんしーん』を開催します。是非、足をお運びください。 わたしとあなた、鮮烈な「存在」の実践 大道芸人として長らく路上に立ち、様々な人間が交差する野外で晒された肉体を抱え踊りへと移行した知念大地と、演劇活動の中で身体を手がかりにわたしたちのはたらきを見つめてきた藤原佳奈が、2022年5月より、公共に踊りをひらく活動〈しんしんし〉を始めました。日々過剰な情報

          『しんしんしーん at 玄想庵』

          豊岡演劇祭2022参加 しんしんし『しんのいし』

          しんしんし『しんのいし』 豊岡演劇祭2022フリンジ<セレクション>参加 日時 9/20(火)、9/21(水)、9/22(木) 各日20:00~ 会場 豊岡稽古堂 ロビー 料金 一般:1,500円 + 投げ銭  高校生 (18歳以下):無料 ここ、に広がる静けさ。 輪郭がほどけ、名前をなくした〈わたし〉に邂逅する。 うらっかえしのここからはじまる、いしのつどい。 踊り:知念大地  クリエイションメンバー:藤原佳奈、知念大地、日下部寛子 豊岡演劇祭2022詳細ページ ht

          豊岡演劇祭2022参加 しんしんし『しんのいし』

          しんししーん at 一宮神社

          しんしんしーん at 一宮神社 日時 2022年8月20日(土)18時~(17時半から入れます) 会場 一宮神社 (高橋地区) https://goo.gl/maps/msRDr2kYhkuz5xKy9 入場 無料(投げ銭制) 追記8/20※雨天決行 踊り 知念大地 『しんしんしーん』は、踊りを起点に、あらゆる人が“共にある”時間を実践する空間です。 8月は、兵庫県豊岡市但東町にある、一宮神社で開催します。 一宮神社は、地域の人に大切に使われてきたのが分かる、風通がよく

          しんししーん at 一宮神社

          “オタガイサマ マドグチ” つくります。

          しんしんしから、次回以降の催しでの新しい取り組みをお知らせいたします。 5月4日の「しんしんしをひらく」では、入場無料、お祝い歓迎という形で開催しましたが、今後の催しでは、基本的に有料での開催を予定しています。 毎度、わたしたちとしては、適切だと思う値段設定をしていますが、 もしかして「興味があって参加したいけれど、支払うのは金銭的に難しい……」という方もいるのでは? そして今後もそういう方と出会うはず。それについて、どうしていこうか……。という話になりました。 誰しも

          “オタガイサマ マドグチ” つくります。

          「しんしんしーん at とゞ兵」

          「しんしんしーん at とゞ兵」 日 時:2022年6月25日(土)15時~ 会 場:とゞ兵 2階 大宴会場(〒668-0033 兵庫県豊岡市中央町18−1) 入場料:一般3,000円      大学生1,500円 高校生以下(18歳以下)無料 しんしんしは、踊りを起点に、わたしたちが「いま、ここに在る」ことを見つめ、“誰しもがそれぞれのまま、共にある”実践としての現在地を、公にひらく活動をしています。 しんしんしが企画する“しんしんしーん”は、各回招いたゲストや参加者

          「しんしんしーん at とゞ兵」

          「こうきょう舞までの足あと」

          知念大地が今日に至るまで、辿ってきた過程。 (語り手 / 知念大地 聞き手・編集 / 藤原佳奈) ■大道芸をはじめ、大道芸をやめた プロを目指して12年間続けていたサッカーを辞めて、逃げるようにして出てきた東京で大道芸と出会った。たった一人の人間を起点に、路上で赤の他人同士が“人間の顔”を見せ合う瞬間に感動した。その後、僕は大道芸人となった。 客寄せや大技、メインの芸、投げ銭トーク、それを完璧に獲得するまでに3年ほどかかった。手法を覚えてくると、観客の心を動かせるようにな

          「こうきょう舞までの足あと」

          しんしんし を ひらく

          「しんしんし を ひらく」ご案内 日 時:2022年5月4日(水)15時~ 会 場:しんしんし踊り場 (〒668-0205 兵庫県豊岡市出石町嶋86-8 ) 入場料:無料 ★お祝い歓迎! 藤原佳奈・知念大地が中心となり、「しんしんし」という踊りを公共にひらく活動を始めます。 しんしんしHP▶https://cncncnc.amebaownd.com/ [しんしんし] ー踊りを〈わたしたちの存在を照らす術〉と捉え、  公共に踊りをひらく活動。 「しんしんし」の名前は、

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