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母娘で支えた命、そして広がる優しさの連鎖(東京都豊島区)

乳癌と向き合う友人を救う母娘のタッグ

母と私の共通の友人が乳癌にかかりました。当時、彼女は介護や仕事のトラブルに追われ、自分の体に気を使う余裕もなく、国民健康保険にも入っていない状態。治療費の問題も心配でしたが、彼女自身が「一人だし別にいい」と、病気に対してあまり関心を持っていない状況だったのです。

母と私はすぐに協力して、まずは保険の手続きを進め、高額医療費制度の申請も行いました。医療知識が少ない彼女に対して、私は看護師として外来受診に同行し、医師の説明が理解できるようにサポートを続けました。

大手術から回復へ、母の「うちに来なさい」

彼女の乳房切除手術は無事成功しましたが、退院後、一人暮らしでの生活が難しいことが明らかでした。ここで母の一言、「うちにしばらく来なさい。」彼女は1ヶ月以上、私たち家族と共に生活し、見事に回復して無事に自宅へ戻ることができました。

友人との再会、広がる優しさの連鎖

それから10年が経過し、再発もなく元気に過ごしている彼女。先日再会した時に「本当にあの時助けてもらってどれだけ感謝しているか。あの優しさを今、友達に返しているのよ」と笑顔で話してくれました。彼女が受けた支えが、今度は他の人たちに広がっていることに、心から温かさを感じました。


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