介護に疲れた心をほどく、ささやかな集いの場(栃木県壬生町)
ご近所の方が介護疲れで外に出る機会が減っているという話を、回覧板を回す際に聞くことがありました。ある日、その方の旦那さんから「うちのかーちゃんの話、聞いてやってよ。たまにお茶飲みに来てよ」と声をかけられたのです。
それをきっかけに、私は自治会の集会所の鍵当番をしていたこともあり、集会所の開放日を作ってみようと思い立ちました。自治会の集まりでこの提案をしたところ、最初は面倒だと感じる人もいましたが、月に一度のペースで集会所を開放することに。
誰でも話せる日、ゆるやかなつながり
この開放日は、何か特別なイベントをするわけではなく、ただ「なんとなく誰かと話したい日」として設けました。少しずつ、近所の人が顔を出すようになり、今では意外な人たちが「なんとなく集会所に行ってみようかな」とやって来て、自然と話が始まる場になりつつあります。
まだ始めたばかりですが、介護で疲れた心を少しでも軽くするために、この集まりが続けていければと思っています。小さな声かけから始まったこの活動が、少しずつ地域の温かいつながりを育んでいけると感じています。
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