ぴよぴよと再び—小さな命を救った日(北海道帯広市)
小さな命との出会い
ある日、コーヒーを飲んでいると突然「バン!」という音が窓から聞こえました。驚いて窓を見てみると、羽毛がガラスに付いているのが目に入り、慌てて外へ。庭にはうずくまる鳥がいました。動かない鳥を見て「死んでしまったのかも」と思い、恐る恐る手袋をして触れてみました。すると、鳥は目をぱちぱちしていて、まだ生きていることがわかりました。
心臓マッサージで蘇生
鳥は息も絶え絶えの様子で、目が白黒しているのが見て取れました。私は胸のあたりを押しながら心肺蘇生を試みると、鳥は「ぴよぴよ」と小さく鳴き始めました。その瞬間、助けることができたという喜びが胸に広がりました。慌てて携帯で対処法を調べると、段ボールにタオルを敷いて鳥を入れ、定期的に様子を見ると良いとのこと。早速その通りにして、様子を見守りました。
しばらくして、一度確認に行くと、段ボールの中で鳥は元気に「ぴよぴよ」と鳴いていました。それから夫が様子を見に行き、餌をあげようとすると、なんと鳥は突然飛び立ちました。
感謝の気配—また訪れる命
鳥は元気に飛んでいきましたが、その後も心配で、庭にひまわりの種を置いておきました。時々「ぴよぴよ」と聞こえる鳥の声がするたびに、「あの鳥が戻ってきたのかも」と思い、どこか安心する気持ちになります。
この出来事を通して、小さな命でも助けることの大切さを強く感じました。そして、鳥が再び窓にぶつからないようにと、窓にはぶつかり防止のシールを貼りました。これからも、小さな命に対して優しさを持って接したいと思います。
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