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介護の経験から生まれた、絆を紡ぐアートプロジェクト(奈良県桜井市)

介護福祉士からイラストレーターへ

介護福祉士としてのキャリアを積み重ねてきた私は、突然の聴力低下により補聴器を装用することになりました。職業のイメージが崩れるように感じましたが、その後少しずつ立ち直り、イラストレーターとして第二のキャリアをスタートしました。しかし、福祉的な接点を求める気持ちは消えず、「人のふれあい」の大切さを再認識しました。

「人を繋ぐ」アートプロジェクトの誕生

地域での活動として、コミュニティナースとの出会いがきっかけで、イラストやデザインを通じて地域貢献を考えるようになりました。
自分の介護経験を活かし、「マグカップアートプロジェクト」と「缶バッジワークショッププロジェクト」を立ち上げ、自閉症や知的障害を持つ方々とその家族をはじめ、さまざまな形での家族間の関わり方をアートの側面からサポートする活動を展開しています。

「だいじなもの」を共につくる

マグカッププロジェクトでは、「自分の子どもの絵がマグカップになるのか」という驚きや不安がありましたが、製品が手に届くことで本人や家族の自信と誇りが育まれました。缶バッジワークショップでは、親子間のコミュニケーションが進み、最終的に「だいじなもの」を共につくり上げることで、家族や友人との関係が深まりました。

アートで広がるコミュニケーションの輪

これらのプロジェクトを通じて、参加者やその家族が日常生活での自信や楽しさを再発見し、家族の絆が強まっていく様子を見守ることができました。アートを通じて地域のつながりが生まれ、福祉的な支援が「好き」を抱くことに変わる、その過程に心から感動しています。


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