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優しさを見える化する(神奈川県川崎市)

ヘルプマークをつけること

私は、地域コミュニティとして「まちの縁側」という場を作っています。赤ちゃんからお年寄りまでさまざまな方が利用する中で、ヘルプマークやマタニティマークをつけている方を見かけます。

一方で、マークを身に付けることに勇気がいる人も多いことに気づきました。「変な目で見られそう」「助けを求めていると感じさせたくない」といった理由から、マークをつけることに躊躇している方が少なくないのです。


まちの優しさを「見える化」する

そんな中で、私は「視点を変えて、手助けしたい気持ちを周囲に伝える方法はないか?」と考えました。そこで思いついたのが、まちの中の優しさを「見える化」する活動です。

「あなたを手助けできる優しい気持ちがあります」という意味を込め、拠点である「まちの縁側」のロゴマークをシールやアクセサリー、グッズにし、配布・販売しました。理念に賛同してくれるまちの人たちに、日常的に使ってもらうことにしたのです。


まちの人々が感じた変化

この活動を通して、「優しい気持ちを持った人が近くにいるという安心感がうれしい」という声が聞こえ、さらに「自分もできることから手助けしたい」と思う方も出てきました。
その結果、助け合いの気持ちが連鎖し、ケアする側とされる側の壁がなくなり、優しさの循環が生まれました。


やさしさの輪

私自身、このプロジェクトを通じて「相手の気持ちになってどう感じるか」を多角的に考えることが、アイデアを生む大切なステップだと実感しました。元々あったロゴマークに新たな意味を加えることで、新しい価値を生むことができました。
この活動はまだ地域の一角での出来事ですが、今後、優しさの輪がもっと広がり、連鎖していくことを心から期待しています。


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