ひらばのひと(#86)
今回はおすすめの漫画と関連する人物をご紹介します。
初?の講談メインの漫画
『ひらばのひと』久世番子 1巻
講談監修:神田伯山 先生
監修協力:神田鯉栄 先生
今まで落語メインの漫画はありましたが、ついに講談が舞台の漫画が出ました。
ここ数年、講談が徐々に活気づいていますが、神田伯山先生なくして今はありません。
彼が監修した講談の漫画が「ひらばのひと」。
モーニングで連載されていますが、ついに単行本で出ました。
講談界の事を詳しく知らなくても楽しめる内容かと思いますので是非手にとって読んでいただきたい漫画です。
神田伯山先生とは?
絶滅危惧種ならぬ絶滅危惧「職」と言われる講談師。
そんな講談界をここ数年盛り上げている「神田伯山(かんだはくざん)」先生。
2020年の真打昇進に合わせて講談界の大名跡である
六代 神田伯山
を襲名。
二つ目時代は神田松之丞として活動していたが、その時から独演会のチケットは即完売。
TBSラジオのレギュラー番組を持ち、テレビ番組にも冠番組のレギュラーを持つ、いわば【講談界の顔】となっている人物。
神田松之丞時代から笑福亭鶴瓶師匠など著名な方々とも会を開いていたり、注目されていました。
かくいう私も「神田松之丞」時代に彼の魅力にどっぷりハマってしまった1人。
講談を全く知らない状態で本屋さんでたまたま手にした書籍で彼の存在を知りました。
そこからラジオを聴き始めて彼の魅力に気付き、彼が出演する寄席や公演には足繁く通いました。
独演会も数度拝見しました。
CDやDVDも購入できます。
が、はじめはご本人の公式YouTubeで公開されている演目からでも十分に楽しめます。
是非皆さんにも聴いていただきたいです。
YouTubeで特におすすめは「中村仲蔵」。
講談というまだまだニッチなジャンルにも関わらず、100万回再生を超えています。
もしこれを楽しいと思えた方は、YouTubeチャンネルで公開されている様々な動画をご覧いただければと思います。
もし気に入っていただけたら、有料ではありますが
「荒川十太夫」
という演目を聴いていただきたいです。
私のイチオシです。
本当に魅力的な方で、今後の講談界に限らず演芸会を背負って立つ方だと勝手に思っています。
神田伯山先生の出演番組等
公式YouTubeチャンネル
問わず語りの神田伯山
太田伯山ウイカの「はなつまみ」