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オンラインサロンはストック型かフロー型かでプラットフォームが決まる

オンラインサロンを開設しようとする時に、「どんなオンラインサロンにしたいか」「テーマは何にするのか」を考えます。

さらには、「どんなコンテンツを提供するのか」「どんな運営をするのか」という細かい議論になります。

この議論を行う際に重要なのが、「どんなコミュニティプラットフォームを使うのか」を検討する事。

なのですが、実際の所、このあたりの話はあまり深掘った議論もされませんし、何なら重要だという認識もないのかもしれません。

実体験として、オンラインサロンを始める相談を受ける際にコミュニティプラットフォームは決まっている事が多いです。ちなみに、そのプラットフォームを選択した理由を聞いても「なるほど!」という納得感のある説明を聞ける事はほとんどありません。大体の回答は、「機能的に優れている」か「無料で使える」か「これしか思いつかなかった」かのいずれかです。オンラインサロンにおけるコミュニティプラットフォームの重要性が理解されていない事が、その後の運営が尻すぼみになる原因になっている一因なのは否めない事実です。


さて、オンラインサロンを始めようと言うのにコミュニティプラットフォームが重要だという認識がないのはなぜか?


その原因は、そもそも「オンラインサロンと言えばFacebookグループだよね」というデフォ設定が浸透してる事と、Facebookグループ以外にも使えるプラットフォームが増えて来たというのは何となく知ってるけど、それぞれのプラットフォームにどんな特徴あるのかなどは、どこにも誰も書いていないからだと思います。

そこで、今回の記事では最近のオンラインサロンで使われるコミュニティプラットフォームの中で、無料もしくはリーズナブルに使えそうなプラットフォームに(ビジネスSaaSなど高機能でも価格が高いものは除外します)どんな特徴があるのかを簡単にまとめてみたいと思います。ちなみに、それぞれのプラットフォームは情報管理の観点から「ストック型」か」フロー型」に分類出来ます。この情報管理は提供するコンテンツや運用に大きく関係します。従って、どのプラットフォームを使うかはとても重要だと言う事を再認識して最適なプラットフォームを選択していただければと思います。
※現時点で私が知らないプラットフォーム(サービス)もたくさんあると思いますが、使いたいプラットフォームがあれば個別にご相談いただければリサーチします。


①Facebookグループ(無料)
オンラインサロンが世に浸透した時から使われているプラットフォームで機能的にもオンラインサロンとの親和性は抜群のプラットフォームです。ただ最近は、そもそもFacebookをやっていない人がオンラインサロンに入会するという事も少なくない状況になって来ましたが、Facebookアカウントを新規で作っていただく煩わしさがネックになる場面も増えている気がします。さらに、Facebookのレギュレーションとして実名登録という規定があるため、そこを嫌う人にとってはFacebookグループがプラットフォームだと入会を躊躇されてしまうという事になりますので、オンラインサロンの特性(ターゲットユーザーの特性)を判断して使う使わないの判断が必要です。
会員とのコミュニケーションから見た場合、Facebookグループはストック型と言われるプラットフォームですから、コンテンツとしては定期的に記事(文章)を投稿し、個々の投稿に対して会員からのコメントをもらうというコミュニケーションが主体になります。ストック型の場合、過去記事も遡って読めますが時系列の管理が煩雑になるため新規記事の見せ方や日時管理したい場合にはひと工夫が必要です。ストック型のプラットフォームは総じてリアルタイムもしくは即時性のあるコミュニケーションにはあまり向いていません。


②LINEオープンチャット(無料)
コミュマネブでオススメしているプラットフォームでFacebookの問題点である「利用者が限定的である(やっていない人がいる)」と「実名登録である」事を回避出来るプラットフォームです。(日本でのLINEの普及率は高いと思いますし、匿名での参加が可能です)誰もがカジュアルに使える(難しくなさそうというイメージ)のが最大のメリットではないかと思います。
会員とのコミュニケーションは、通常のLINEとほぼ同じと思ってよいかと。(友達や会社などで作っているLINEグループのイメージ)となると、みなさんピンと来るかと思いますが、長文投稿には向いていませんし(出来なくはないですが)タイムラインがどんどん流れて行きますので、話題の切り替わりが早かったりして付いて行くのが大変だと思う人も少なくないと思います。いわゆるフロー型のプラットフォームです。長文でじっくり読んでもらいたい記事などは、メインのタイムラインに投稿するのではなく、ノート機能などを上手く使って運用する必要があります。デメリットもありますが、リアルタイムに繋がって時間共有するというオンラインコミュニケーションの醍醐味が存分に感じられるプラットフォームなのでオンラインサロンの特性によってはマッチする可能性も高いですが、そういうリアルタイムな運用が苦手なオーナーの場合、ストレスになる可能性はありますので簡単だから選択する事のないように十分な検討が必要です。


③SlackやChatwork(無料 / 有料)
かなり一般化して来たとは思いますが、これまでは会社や仕事のプロジェクトで使われる事の方が多かったプラットフォームで、IT系の会社(仕事)と無縁の方には馴染みのないものかもしれません。イメージとしてはFacebookグループ寄りのイメージで大丈夫だと思いますが(情報管理もストック型です)、ビジュアル(UI)は全く違うので初めて使う人には若干違和感あるかもしれません。(ビジュアル的には昔からある掲示板に近いと私は思ってます)
もともと仕事を快適に進めるために作られたものなので、一般的な使い勝手という意味では全く優しくないと思いますが、使いこなせてる人からすればシンプルで高機能なビジネスツールなので使う人を選ぶプラットフォームだと思います。今後やって来る(と私は思ってる)、誰でもオンラインサロンを開設する時代、誰もがオンラインサロンに参加する時代という視点で見た時に、テクニカルなリテラシーをある程度低い設定にする必要があり、そうなると少しハードルの高いプラットフォームではないかと思います。
ちなみに、SlackやChatworkに近い位置に「Discode」というものがありますが、これはゲーム実況の世界では有名です。音声コミュニケーションが得意なプラットフォームなので、提供コンテンツによっては候補にあがって来ますが、SlackやChatworkと同様、一般的な認知度は低いので操作についてはゼロベースでの会員教育が必要となります。


④TwitterやInstagram(無料)
あまり知られていませんが、TwitterやInstagramを使ったオンラインサロンも存在します。具体的な運用方法は割愛しますが、基本的には専用の鍵アカを作り相互フォローする事でグループ化する事になるかと思います。馴染みのあるSNSである事を考慮すると参加ハードルは低いかもしれませんが、運用がテクニカルになる可能性があり、そこを許容出来るかどうかがキモになるかと思います。また、投稿した情報管理的にはLINEと同じくフロー型に分類出来ると思いますので、コンテンツ運用についても工夫が必要です。


他にも様々なツールやアプリが存在していて、全てを網羅(把握)するのは難しい状況ですが、見方を変えると自分にあったプラットフォームを選び放題という現状は喜ぶべき事だと思います。


オンラインサロンの特性やコンテンツの特性、さらには運用特性を踏まえて一番合ってるプラットフォームを選択する事が重要で、実はこれがあまり重要視されていないのが現状だと思います。結果、コンテンツの特性とマッチしないプラットフォームで運用して会員がストレスを感じたり、運用する側もストレスを感じたりする事になり、長続きしないオンラインサロンになってしまう事もあるため、どんなオンラインサロンなのか、コンテンツ特性は何か、そしてプラットフォームに何を使うかをもう少し真剣に考える必要があると思います。


コミュマネブは、プラットフォームを自由に選択出来る仕組みで、さらに複数のプラットフォームを複合的に使う事も可能なシステムです。このような仕組みのオンラインサロンサービスは他には無いと思いますので、自由度の高い運営をご希望の方はぜひご相談いただけますと幸いです。


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