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オンラインサロンを主事業にしてはいけない

今回の記事は、「オンラインサロンをやりましょう!」と言ってるにも関わらずオンラインサロンを主事業にしてはいけないという身も蓋もない話です。

オンラインサロンの可能性は無限大で、コミュニティビジネスはもちろんのこと、商品を持ってる人にはサブスクビジネスとして使えますし、飲食店の方なんかはファンビジネスを展開可能です。

「そんなに可能性があるのならば、オンラインサロンに軸足おいてガッツリビジネスしようかな...」とか、考えたくなりますが、その考えは今すぐ捨てましょう。

確かにオンラインサロンの可能性は無限大なのですがオンラインサロン単体でビジネス化しようと考えるとサクッとずっこけます。(これが、オンラインサロンの覇者:キンコン西野さんが言うところの「オンラインサロンは儲からない」の正体です)

では、オンラインサロンをどういう位置付けで考えると良いのか?

本記事はそこについて言及してみたいと思います。

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まず、オンラインサロンの覇者:キンコン西野さんのオンラインサロンはと言いますと、西野さんの活動を発信するメディアのひとつ(他にもインスタやVoicy、YouTubeなど複数のメディアに発信しています)という位置付けです。つまり、本業は絵本作家であり映画プロデューサーでありお笑い芸人で、そこで起こっている事を発信するメディアがオンラインサロンで、それをお金を払ってでも知りたい人が会員となっているだけです。なので、よくネットメディアで「西野のオンラインサロン会員が激減で毎月300万円の収益減」というような見出しの記事がアップされてますが、そもそもそこの収入がメインではないので、会員が減ろうが西野さん的には痛くもかゆくもないのです。(もちろん減るより増える方がいいですし、減らない努力はされてます)

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次に、じゅんいちダビッドソンさんのオンラインサロンはと言いますと、そもそもじゅんダビさんはテレビでの仕事や講演会などで忙しく飛び回ってて、そちらの収入がメインとなっており、もしオンラインサロンが無くなったとしても大勢に影響はないと思います。では、なぜオンラインサロンをやっているのか?そもそもの趣味として仕事の合間にキャンプに行ったりしてたわけで、そこにオンラインサロンを作ったとしても大した運営コストもかからないため、あってもなくてもいいけど、あったらあったで本業にもプラスになるからやってる、ということだと思います。

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つまり、軸となるメインの仕事があって、オンラインサロンがあることでメインの方にも相乗効果が発揮されるスキームになってるから上手く行ってるとも言えます。

では、例えば、サラリーマンのあなたがこれからオンラインサロンを開設しようと考えた時にオンラインサロンをどういう位置付けにすればいいのかを考えてみましょう。

サラリーマン(会社員)ということは、会社から与えられた仕事(役割)があるわけですが、例えば、何かを売る営業マンだったとして、その仕事と相乗効果を発揮するオンラインサロンって何かと考えるます。営業マンは情報が命。同じサラリーマン同士で情報交換出来るオンラインサロンにしよう。仕事柄、飲み会が多くお酒飲むのは嫌いじゃない。

だったら「都内勤務サラリーマンのための居酒屋サロン」とかどうだろうか?!

ターゲットは都内在住のサラリーマン、お酒好き、3ヶ月に1回は都内居酒屋で情報交換会オフ会、最終目標はこのオンラインサロンで経営するせんべろ居酒屋を作ること、とか。

ちょっと面白そうじゃないですか?!

適当に書いたように思われるかもしれませんが、それなりに考えたので解説します。

まず、わざわざ”都内”と限定したのは、このオンラインサロンが居酒屋でのオフ会が重要なイベントになるため極力参加していただけるように場所を限定しました。さらに”サラリーマン”と限定したのは経営者とサラリーマンでは、そもそもの考え方が違って合わない可能性があります。楽しい飲み会にするには属性を合わせた方がいいと考えて限定しました。そして、最終目的が妄想に近いものになってますが、そもそも集まってる人がお酒好きで定期的にどこかの居酒屋で飲んでいるのであれば、そのお金を自分たちが作ったお店に落とせばいいのです。仮に会員が50人集まったとして、その会員が月に3回くらい行けば150人となり、20日営業として1日約7人、単価3,000円(せんべろではないけど)として売上げ約2万円/日なので、月の売上げ40万円。会員が毎回友達1人連れて行けば倍の売上げ。十分にやっていけるんじゃないかと思います。※ここにはお店を作るための初期費用は入れていませんが、会員50人が本気になれば何とかなります(←急に精神論ですいません)

なかなか面白そうじゃないですか?!

実は、この手のコミュニティは今でも結構あると思います。ただ、どちらかと言うと意識高いビジネスマンが開催する人材交流会的な意味合いのもので、そこにはゆったり感も遊び感もあまりなく、居心地のいいみんなの居酒屋作ろうとかの目標もないと思います。

これからのオンラインサロンは、もっとゆるく、しがらみのない仲間集め、くらいの気持ちでやることが重要です。今回私が妄想したオンラインサロンの良いところは、自分の趣味の延長線なので特別なことはやらなくてもいいこと、会社などのしがらみが全くない飲み友達が出来るくらいの気軽さで運営出来ること、たった1人でも会員が入会してくれたら運営が出来ること、そして、おまけ的な要素としては”お酒”というテーマが企業案件を作りやすいということ。マスメディアでの広告レギュレーションが厳しくなっているので、お酒関連企業の広報は日々頭を悩ましています。何か新しいPRの方法はないか?と常に考えていて、もし、お酒好きが集まってるオンラインサロンがあると知ったら魅力的だと感じるはずです。もしかしたら企画提案が出来るかもしれませんし、共同で商品開発などもあるかもしれません。という夢も広がります。

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こうやって、オンラインサロン外でビジネスを考えることが出来るのがオンラインサロンの醍醐味といいますか、いつも無限の可能性と表現する部分です。

逆にオンラインサロン外でビジネスを考えずに会費だけにたよったビジネスモデルだとしたら、冒頭にも書きました、キンコン西野さんが言うところの「オンラインサロンは儲からない」の罠にはまることになります。

まとめですが、オンラインサロンを主事業として考えるとイマイチ感たっぷりですが、本業のサブというかサポートというか拡張ツールとしてポジショニングすると、とても面白くて楽しいビジネスを展開出来る、それがオンラインサロンなのです。

レッツ・オンラインサロン!


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