『降伏論』を読んでみて
自らの読書をより自分の人生に生かしていくために、これから読んだ本の感想をnoteにまとめていきます。
記念すべき第一回は
『降伏論 「できない自分」を受け入れる』(著:高森勇旗)出版社:日経BP
です
印象に残った内容とその感想
「でも」という言葉で逃げようとしている思考は、自分をここまで連れてきた思考
→社会人になって「でもでも」と言葉に出して何かから逃げるという場面は正直あまりないですが、私自身の心の中で何かに挑戦するという選択肢があるときに、「でも〇〇だからな…」という場面は非常に多い。例えば英語の勉強をするとき、「でも今日は疲れたからな…でも今日は夜遅いしな…」といった自分への言い訳をよくしてしまいます。ただそれは今大して成功していない自分という人間を作り上げた思考法だったんだなと気づく若いうちに積極的にストレスを引き入れる。若いうちにミスをしたりしてお叱りを受ける。
→正直ストレスなんてない方がいいに決まっているんですが、若いうちに耐性をつけておくという観点では必要だなと思います。私は20代後半ですが、50代後半になって同僚や年下上司に怒られる、そんな状況に直面した場合私は耐えられる気がしない。まだ「若い」という理由でミスしても怒ってもらえる・FBしてもらえる時点で耐性・成長への反省を持っていくべきだと感じた。言い切る・また、感情を強制力に変換する。
→私が一番強く共感した内容。まず、言い切る。どうしても誰かと話している時に、「今こんなことしたいと思っているんです」という表現を使うことがある。でもこの時「したい」「思っている」という2重の保険をかけて言っている。これを「〇〇しているんです。〇〇します」という表現に変えるだけで自分や他者への宣言となる。仮に失敗したとして誰かに迷惑をかけるわけでもないのに保険をかける必要はない。また誰かに宣言することで、約束のような気持ちが生まれその宣言を守ろうとする状態に入りやすい。
そして感情を強制力変換。例えば自分は定期的に英語勉強のモチベーションが上がる。ただその時は良くても、あとでモチベーションが下がり、まいっか、と考えてしまうことがある。
モチベーションが沸いたならその場でオンライン英会話に申し込んでとりあえずレッスンしないといけない状況にするなど感情任せではなくその感情を用いた仕組みを作れると、すべきことがどんどんできていくのだろう。目の前で起こっている結果は全て自分が望んだ通り
→自分の場合、成功していない現状は、自分が潜在的に望んだ通りの結果である。
お金持ちになりたいと思っていても、でも本当にお金持ちになりたいわけではなく、どこかでいつまでもお金持ちにならず、「お金持ちになれるかも?」という可能性だけ抱いて、自分の能力の限界や既にお金持ちになっている人との人格・能力の差に直面するのを恐れているのかもしれない。いつまでも可能性を持った状態でいたいのかもしれない。でもそんなことだと「可能性」に期待したまま、定年を迎え、最後の時には絶望して過ごすことになる。
いつまでも「可能性」に期待して大した行動を起こさずに傍観するのではなく、具体的にお金持ちになる・自由になるための行動を起こす時が来たのだとこの本を読んではっとさせられた。