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#7 リトルハットマンと行く不思議な旅 東京ステーションギャラリー
涼しさを求めて、東京駅に併設されている東京ステーションギャラリーへ。ここは駅構内を移動していけるのでありがたい。夏の日差しが苦手な人におすすめです。
現在開催中の展覧会は、「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」(~9月23日)
https://www.ejrcf.or.jp/gallery/index.asp
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フォロンはベルギー出身のアーティスト。帽子とコートをまとった人物が登場したり、不思議な空想世界を描くのも同国出身のアーティスト、ルネ・マグリットと少し似てるなあと思ったら、しっかり影響されていたようです。
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美しいグラデーションの水彩画や、小さな人物「リトル・ハットマン」が登場するかわいいドローイング。でも描かれているのは社会問題への問題定義や戦争反対へのメッセージが含まれていたりして、そのギャップがおもしろい。
みんなが平和に暮らせる世界をつくるには、どうしたらいいのか。いたるところに矢印が描かれるフォロンの絵のように、人は目の前に現れる矢印に導かれて、または惑わされて行ったり来たり。フォロンの作品世界を旅しながらいろいろなことを考えました。
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この美術館のもうひとつの見どころは、出口の先のミュージアムショップまでの渡り廊下です。東京駅丸の内駅舎の美しい建築様式や天井にある美しいドームが間近に見物できて、真下には美術館の入り口がある東京駅丸の内北口が見下ろせます。忙しく行き交う人たちの姿を眺めながら、しばし展覧会の余韻にひたるのが私のルーティンです。
しかしこの日は暑すぎて、長居はできず…!みなさま、夏のお出かけはくれぐれも熱中症にご注意ください。
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