介護保険ってなに?
知らないことが当たり前
「介護保険?うちの父は保険嫌いやから入ってないよ」
びっくりしました。
私たち介護に携わる人間としては、世間の皆さんも介護保険制度について当たり前に知っておられると思っていました。
しかし、よくわかっていない人が多いようです。
この方は、私が仕事で関わった50代の女性でした。
おそらく「介護保険」と聞いて、民間の保険会社の介護に備える保険商品と混同されたようです。
国の社会保障制度である「介護保険制度」について、まだ世間では認知されていないのかもしれないと実感しました。
もちろん、この方がたまたまご存じなかったのかもしれませんが、まだ家族や自分に介護が必要でない方にとって、介護保険制度は遠い存在、知る機会も少ないと思います。
知らなくて当然なのです。
家族が急に倒れた際、どうしたら良いか慌てないため今からできること
「介護保険制度」について、知っておくことです。
介護保険制度とは
「介護保険制度」とは
介護が必要な人の負担を社会全体で支えることを目的とした、国の社会保障制度です。
40歳以上の日本国民は皆、介護保険の被保険者となり、介護保険料の支払い義務が生じます。
40歳以上になった月から、自動的に毎月介護保険料を支払うことになります。
そして、65歳以上になって老化や病気で介護が必要になった際、介護サービスの費用の一部が給付されます。
(40歳以上の、老化が原因とされる国が認めた指定の疾患になった方も含まれます)
医療保険と同じで、公的な保険です。
民間の保険会社の保険商品もいろいろあると思いますが、
皆さんの親が高齢になって介護が必要になった際
まずは、国の「介護保険制度」の利用ができることを知っておいてください。
家族の介護に備えてできること
「介護保険制度」の存在を知っておく
ご自身の地域や親の居住地にある役所に、必ず介護保険に関するリーフレットなど置かれていると思います。
何かの機会に役所に行かれた際に、ぜひ一度手に取って見てみてください。
介護のことは介護の専門家へ
とはいうものの、「介護保険制度」の詳しい内容についてまで、知って頂く機会は少ないと思います。
私たち産業ケアマネは、仕事をしながら介護をされている方のサポートをする活動を行っています。
高齢化社会が急速に進む中、親などの家族の介護を理由に仕事を辞められる方が増えています。
その数なんと年間10万人!
これは会社の経営者の方にとってっも大きな痛手となりますよね。
私たちはこうした介護離職を防ぐための活動も行っています。
「介護保険制度」についてその概要や具体的な利用方法について、企業様向けに研修を行っています。
家族の介護は突然始まります。
その備えとして、まずは「介護保険制度」の存在を知ってください。
そして、私たち産業ケアマネがそのお手伝いをさせて頂きます。
企業様向けの研修依頼を承っています。
まずはこちらにメールでご相談頂ければと思います。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
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