【整備記録】 スハネ25-503(北斗星ロビー・ソロ / JR北海道)
北斗星1・2号に組成する、6号車「スハネ25-503」を整備します。
こちらの種車は、TOMIXの「92563 北斗星 混成編成 増結セットB」から捻出しています。
自分が乗ったときの数少ない写真にロビーも写っていたのですが、電話ボックスの位置から503とわかりました。503と特定できた時は、よりによってこれか…と絶望しました。
理由は、503については、TOMIX北斗星のプレミアムセット「混成増結B」に入っているため、自分が欲しいと思った時にはプレ値になっていたからです。自分は運よくケース+オハネ25-550など数両もおまけになっておよそ7000円ほどでゲットすることができたので良かったです。
他の半室ロビーのスハネとは、改造種車が501/502と違いオハネ14からとなるため、窓も大窓だったりいろいろと違いがあります。
幸い前述の通り、1~6号車については比較的資料が見つかるので、内装を再現するにはそう苦労しませんでした。
施工前
ソファの凸凹がとても細かく精密に再現されています。
これはのちにオハ25-500でも採用される表現になっています。
503は自販機が車端部にありますので、せっかくなのでそれも再現したいと思います。
また、ロビーの電話ボックスも入り口が開きっぱなしなのでちゃんと閉めてあげたいと思います。
内装再現
ロビー
ソファの色が薄茶色っぽいようにも見えますし、グレーに紫が混じったようにも見えるのですが、似た色がなかったので茶色で塗ってみました。
ポスカで塗ってるので、気に入らなかったら爪楊枝で削って塗りなおせば良いので…実際、最初は濃緑で塗りましたが気に入らなかったので削って茶色に変更してます。(スハネ25-501を作るときに紫に塗ったら実車っぽくなったので今度は紫に塗り替えるかもしれません)
また、テーブルの脚?の黒丸も再現しています。
カーペットはマスキングテープのカーキっぽい色で再現しました。
カーペットも自作しようと思ったんですが、描くのが思いのほか面倒だったので、マスキングテープをつかってみました。
細く切って貼っていくだけなので、思いのほか簡単に「塗る」ことができて良かったです。
テレビは、自分が乗った2005年を想定してブラウン管で表現していますが、後年では液晶テレビに代わっているようです。
電話ボックスの中にもうっすら緑の電話機を書き込んでいますが、後年は電話機がなくなりただの「ボックス」になっていたようです。
ロビー内に飾っている絵画は、ネットにあった写真を参考に作成しました(裏から照明が当たっているようで、風景である以外何の絵かよくわかりませんでした)。
ロビーとソロの間の扉は、501/502が自動ドアなのに対して手動ドアなので、こちらも作り変えています。
一番のお気に入りは、カーテンを再現するのに合わせて再現した柱部分、それにカーテン上のボックスでしょうか。
外から覗いたときの効果が絶大です。
柱に取り付けられた照明も点いているような表現にしたのですが、室内灯を入れるとこの照明も光ってるように錯覚しますね。とても良いです。
また、カーテン上のボックスにも、照明を一応表現しましたが、こちらは凹凸がないのでわかりにくいですね。。
ただ、室外から見た時にはこれらの表現があるのと無いのでは大違いで、一気に精密感が増しました。
これをやりたかったのでとてもとても大満足です。。
ソロ
9号車と同じく、ベッドは個室外側から見て向かって左側にあります。
カギについても、6号車は9号車と同じく「鍵施錠」タイプだったようです。
なので、室内も9号車と同じ仕様にしました。
廊下
実際に写真を見ると、501/502とは色合いが違うようなので、そのあたりも再現してみました。
実際には9・10号車に近い感じにしています。というか、結局同じにしました。
カーテンもロールカーテンですが、実際に車内の映像などを見ると、夜間はロールカーテンを下ろしていたようです。
が、朝方を想定しているし個室だしで無視して全開で良いかなと思い、省略しました。
デッキ
なんとなくノリと勢いで、自販機と配電盤、デッキがセットになったものを作ってみました。
他社の室内表現だと、プラバンを使って仕切りを作ってという仕様になるみたいですが、面倒なのでペーパークラフトの要領で展開図を作って、デッキ部分から続く感じでまとめて組み上がるように作ってみました。
組み立てて床部分を両面で貼り付けるだけですが、実際に組み立ててみたところ、思ったよりもちゃんとできて良かったです。
自販機はちょっと近年のタイプっぽいデザインで再現したので、ブラウン管テレビとは時代的に合ってないかもしれませんがうまく描けたので気にしません!
室内灯
プリズムの加工
3両あるスハネの中でも503だけ幅狭指定なのですが、幅狭だとプリズムが廊下側まで回らず暗くなるので、プリズムの脇に0.2㎜の透明プラ丸棒を這わせることで導光材代わりにしてみました。
この車両の場合、ロビー部分を除くシャワー室横の通路と個室側の通路部分にプラ丸棒を這わせました。
色調補正、加工
色については、ロビーとロビーの廊下部分、デッキは電球色であるオレンジ色、ソロとソロの廊下部分は蛍光灯色である黄白色にしました。
点灯状態
実際に点灯してみると、結構いい感じの光り方になったと思います。
廊下側もプラ丸棒のおかげか、何もつけないときよりは明るくなってるんじゃないかな?と思います。
デッキや行先表示部分もそれなりに明るいので良い感じです。
全景
ロビーの窓が大窓ということもあり、カーテン+柱の表現やカーテンボックスなどが効果的に見えます。
定規で実際に測りながら作ったのですが、思いのほか電話ボックス部分の表現がジャストサイズでびっくりしました。
すごく電話ボックスっぽくなって感動です。
自販機は正直外から見えないものの、乗降口から配電盤などは外から見えるのでそれはそれでよかったと思います。
車体を外した時のお楽しみということで。。
デッキ側面の青い部分も無くなり、全体的にいい感じになりました。
外から覗きこむと、配電盤やくず入れなども見えるのでとても良いです。
今回は出発後数時間、または翌朝という感じの設定にしているのですが、夜行バージョンを作る時はもっと寝台部分を遮光して見えなくしたいですね。。
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