Wrath224

裏庭

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最近の記事

複業?

この度、勤めた会社を4月いっぱいで退職し、「好きなことを仕事にする」みたいな生き方を選びました。 具体的には持ってる資格を活かして個人事業主やりながら、単発で色んな仕事を特にこだわりなくやっていくつもりです。 人からは「大きな決断をしたね」とか「勇気あるね」とか言われます。サラリーマンやりながら週末起業とかでもいいのでは?とも言われました。 まぁそれもありなんですが、「好きなことで生きていく」ということのハードルが、思ったよりも低く感じましたので。 生き方として「会社

    • 言葉にできない

      扱い方がわからない感情。 もやもやとした、鬱々とした、冷たい、嫌な、でも少し心地よくもある。 なにかで表現しなきゃいけないわけでもない。ひとりで抱えられないこともないし、誰かに伝える必要もない。 そういうものを肌で感じる機会が減り、それをなんとかして外に放り出そうとした不細工で痛々しい自己表現もしなくなる。 言葉にしなくなって、説明する必要がなくなって、ある種の虚しさを遠ざけることができているけど、かえってこころが不自由になっていく気がしてきた。 うまく言い当てること

      • 遠くを見て歩む

        1年前、少し大きな目標を立てました。 10年後までに達成を目指す、長い道のりです。 ぼんやりと、いつかの将来だと思い込んでいた幸運や事故。 それらが案外、身近なところで起こりえることを経験し、考えずにはいられませんでした。 目標達成のために逆算すると、3年後、1年後になっておきたい自分像みたいなものがありました。 この秋がちょうど、最初の1年の節目になります。 現段階での目標はほぼ達成。 ゆっくり、無理なく取り組んでこれました。 この1年も色んなことが

        • 風景

          山あり谷ありの人生。谷底で見出した希望は、痛みを伴いながらも、美しいものだった。 「この景色をあなたも観ていたなら、どんなに素敵だろう」 ひとそれぞれ違う景色をこころのなかに持っている。 谷底の記憶も薄れかけた頃に、あなたは少し話してくれた。 見てきた景色は違うけど、あなたの歌はそこにいるひとたちを響き合わせ、同じ時間を過ごしている。 言葉を少し交わした帰り道、思い出した景色はまだ少し痛みを伴うけれど、繋がれたようなあたたかい余韻に今は浸っていた

          思いやりも技術だ

          些細なことで友だちと喧嘩になった。LINEのやり取りのなかでお互いの言いたいことがうまく伝わらなかったことが原因。わりとすぐに仲直りできたのだが、「親しき中にも礼儀あり」の大切さが身に染みた日となった。 慌ただしく日々を過ごしていると、気付かないうちに自分本位のコミュニケーションをとってしまっていたりする。 「私は忙しいんだ!」 「私はこんなに頑張っているのに!」 「もっとやさしくしれてもいいだろう!」 皆が皆同じことを考えているけど、他人の欲求を満たすために生きて

          思いやりも技術だ

          「反応」を選択すれば主体的に生きられる

          社会人も学生も、何事にも「主体的に」取り組むことが求められます。自ら目標を見つけ、自ら考え、自ら行動する。仕事や学業に必要な姿勢であることは確かです。 主体的に生きることの意義は、自分の人生を自らコントロールすること。でも実際には自分で考えて一生懸命やっていても、良くない状況が変えれない、思い通りの取り組みができない、忙しさに追われやりたいことが後回し…というふうに、気付けば頑張ってるはずが思い通りの生き方とは違っていることがあります。 一方、「主体的」の対義語を

          「反応」を選択すれば主体的に生きられる

          性格なんて変えなくていい

          最近学生時代の後輩から相談を受けた。要約すると「自分に自信がない。自分の性格が嫌で、変えたいと思うがどうすればいいかわからない」というような内容。 この子に限ったことではなく、自信がないひとの多くに「自分の性格が良くないからそれを変えなければいけない」という思い込みがあるように思います。 僕自身も、他人の目を気にし過ぎたり、必要以上に献身的になり過ぎたり、ひとつの物事に捉われがちであったりと、変わるといいなと思う性格があります。 失敗や不都合を起こす原因が自

          性格なんて変えなくていい

          出さない手紙

          だれかに想いを打ち明けたり、感謝や謝罪の気持ちを伝えるとき、口では伝えきれないからとメールや手紙を書くことがある。 自分の気持ちをことばにしてみると、どんなに強い想いがあっても軽く見えてしまったり、逆に重くなり過ぎてしまったりと、自信を失ってしまう。 夜中に書くと感傷的になってしまうからと、必ず書いたものを午前中に確認してみる。特にメールは注意。手紙は考えるほど内容がシンプルになっていくからまだましだけど、夜中に打った長文のメールは見れたものじゃない。 そうやって確認ば

          出さない手紙

          失って得るものは

          喪失体験と向き合うことの重要な成果は、新たなアイデンティティの獲得にある。これは、僕が学生時代に学んだ重要なことの1つです。 人生において、誰しもが大切なものを失う経験をします。仕事や健康の喪失、大好きな人との別れ、死別…。これらは心身の健康に危機的な影響を及ぼしかねません。 しかし、何が起ころうとも、僕たちはその出来事が自分に与える影響を自分自身の中で選択することができます。刺激と反応の間にある、ブラックボックスというやつです。 どう感じるかは自分次第だと

          失って得るものは

          もうすっかり涼しくなりましたね。

          空が高く見えて、夜が長く感じ、人恋しくなって、わけもなく切なくなる。 以前は結構好きだったこの季節。 今では、 夏の疲れが残ってるから〜とか、 日照時間が短くなり概日リズムが〜とか、 昼夜の温度差で自律神経のバランスが〜とか。 感傷的になり過ぎないよう、うまく立ち止まることもいつのまにか覚えていて。 メンタルタフネスと引き換えに、何かを失ったような気がしてならない。

          もうすっかり涼しくなりましたね。

          緊急ではないが重要なこと

          私はスケジュールを作る際に気を付けていることがあります。それは、緊急ではないが重要なこと、つまり長期的に考えて優先されるべきことを最優先にすることです。時間をどうやりくりするかではなく、何を最優先にすべきかを考え、スケジュールに組み込む。これはつい最近まで見落としていた視点でした。 前に営業として働いていた会社は年次に関係なく、成績が上がればその分重要な役割が与えられました。入社1年目、がむしゃらに結果を出した私は、2年目にベテラン営業(10年目)の業務を引き継ぐことに

          緊急ではないが重要なこと

          無職になりました

          昨年5月に適応障害という病気を患い、1年ほど休職しながら復職に向け取り組んできましたが、先月末付で退職することになりました。病気の性質上、ある特定の条件下に身を置くことを避けられれば、症状はほとんど出ません。長期間休職できたこともあり、ここ半年ほどはとてもいい経過です。 夢を持って入った会社をこういう形で退職したのはとても悔しいですが、これも経験かな、と思います。 多くの方に迷惑をかけました。悔しくて情けなくて、何度泣いたかわかりません。 自分にできることを全て出し切っ

          無職になりました

          煙草を吸うと悪いことをしているようで

          3ヶ月ほど前に煙草をやめた。「禁煙しよう!」という明確な意志があったわけではないのだけど、あるきっかけで吸わなくなり、気付けば3ヶ月ほど経っている。喫煙歴は1年ほどで、吸う本数は月に1箱〜3箱程度。頻度も本数も少なくて所謂ニコチン依存症にもならなかったが、かといってやめようと思うこともなかった。 吸わなくなったきっかけは、地方で働く友人との再会。彼女と知り合った頃はまだ煙草を吸っておらず、再会の際に吸うようになったことを知られたくなかったため、会っている間は煙草に手をつけなか

          煙草を吸うと悪いことをしているようで

          ひとと長く付き合うには

          最近合コンに呼ばれることが度々あって感じたことなのだけれど、初対面で相手のことを知ろうと直接的な質問をする人ほど、うまくいっていない。ひととの距離を縮めるには、お互いのことを深く知り合う必要があると思ってのことかもしれないけど、それは小さな誤りだと思う。 ある社会学者が、人間社会には必要以上に他人と関与してはいけないという暗黙のルールがあると述べている。たとえば電車の中やエレベーターの中でひとはできるだけ他人と離れようとするし、何かの事情やきっかけがない限り話しかけたり目を合

          ひとと長く付き合うには

          最近「ムーミン」にはまっている

          最近、はまってることとして「ムーミン」の話を時々するのですが、これが思いのほかうけがいいので、気まぐれに書いてみます。 ムーミンってもともとはフィンランドの児童文学なんですけど、実は子供向けにしては不条理なストーリーも多くて、大人が読んでも結構面白い。(というより子どもには難しいんじゃないかと思うほど) 個人的には、できれば学生時代に出会いたかったなと思うぐらい、心理学的なテーマを読んでて感じます。 例えば「スナフキン」というキャラクター。名前を検索すると予

          最近「ムーミン」にはまっている