見出し画像

最新機材と技術、チームワークで最先端のメタバースイベントをリード。スタジオチームの4人にインタビュー。

エンタープライズ事業部 スタジオチームのインタビューを前半・後半に分けてお届けいたします。

前半の本記事では、官公庁からポケモン、ディズニーなどのIP、音楽ライブやタレントイベント、企業の社内イベントや合同説明会など多種多様なclusterのイベント運営を支えるスタジオチームの雰囲気や、それぞれの担当業務、仕事のやりがいについて深堀りしました!

スタジオチームの仕事内容がイメージできる記事になっているかと思いますので、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

【こちらの記事ではこのようなことを話しています!】

クラスター入社の理由:
規模の大きなイベントに挑戦したい、VR技術に興味があったなど、さまざまな理由でクラスターに入社。
チームの雰囲気:
自由度が高くみんな明るく楽しく、義務っぽくなく仕事に取り組みつつより良いイベント作りを目指すチーム。
案件の進め方と役割分担:
メンバーが1案件につき1人担当し、リーダーとしっかりとディスカッションしつつ、それぞれの専門分野を活かしながら協力して進める。
やりがい:
クライアントの要望を実現し、無事にイベントを成功させたときにやりがいを感じる。
求める人物像:
主体的に動ける、技術で遊べる、柔軟性があり楽しんで仕事に取り組める人。

5月20日公開予定の後編では前編にもご登場いただいているスタジオチームリーダー中川さんに具体的な案件の進め方や、クラスター社のスタジオの歴史など、深掘りして聞かせていただいておりますのでそちらも楽しみにお待ちください!


写真左・齊藤 翔 (さいとう かける)
音響の専門学校を卒業後、PA音響の会社に就職。配信の音響やLivePAを担当する。2023年1月より業務委託としてクラスター社に関わり、同年8月に入社。

写真右・増原 燈子(ますはら とうこ)
音響・映像の専門学校を卒業後、VTuber事務所に就職。運営スタッフとしてVTuberのマネジメント、グッズデザイン製作、配信オペレーションなど幅広く担当する。その後、株式会社コロプラで『ユージェネライブ』のスタジオ業務に従事。2022年10月よりクラスターに入社。

写真中央前方・中川 凜央(なかがわ りお)
高校在学中からXR専門メディア「Mogura VR」のライターや個人で音楽活動を行う。その後、株式会社イザナギに入社。店舗の運営から在庫管理、EC構築、営業など幅広く担当する。2021年5月よりクラスターに入社。現在はスタジオチームのリーダー。

写真中央後方・稲田 聡(いなだ さとし)
情報系の大学を卒業後、PC/ネットワークエンジニアとして総合商社でのIT総務業務に従事。その後、イベント会社に転職し、LivePAや配信オペレーションを担当。2023年12月よりクラスターに入社。



ーまずは皆さんのご経歴について簡単に教えていただけますか?
稲田:イベント会社のPAとしてキャリアをスタートし、コロナで配信需要が増加したことで配信オペレーションも担当していました。入社が2023年12月なので、クラスターに入って半年弱になります。よろしくお願いします。
中川:高校の頃からMogura VRというXR専門メディアで記事を書いたり、個人で音楽活動をしていました。その後、株式会社イザナギで店舗の運営から在庫管理、EC構築、自社製品の制作進行、営業など幅広く関わらせていただき、クラスターには2021年の5月に入社しています。
増原:私は広島の音響・映像の専門学校に通い、上京のタイミングでVTuber事務所に入社しました。少人数で運営している会社だったので、仕事は幅広く担当していましたね!前職の株式会社コロプラでは『ユージェネライブ』というIPに関わり、配信スイッチャーやモーションキャプチャーを担当。その後、クラスターに入社しました。
齊藤:音響の専門学校を卒業して、PA音響の会社に就職しました。その会社では、配信の音響やライブのオペレートを担当していました。クラスターには業務委託で2023年1月から関わり、8月に正社員になっています。


ーありがとうございます。稲田さんと齊藤さんは最近ご入社されているので、クラスターに入社を決めた理由もぜひ聞かせてください!
稲田:前職が小規模セミナーを数多く行う会社だったので、規模感の大きなイベントでディレクションやオペレートにチャレンジしたかったのがまずあります。それから、せっかく転職するので、VRの技術を扱っているイベントを行う会社を探したところ、候補の1つにクラスター社があり、ご縁あって入社しました。
齊藤:僕は前職で配信のオペレートをしていた時に、メタバースの案件に関わったことがあったので、VR、メタバース、バーチャルプロダクションなどには元々興味を持っていました。クラスターはバーチャル渋谷の記事で知ったのですが、自社のプラットフォームを持って、そこでイベントを行っているのが印象的で、気になっていたのはあります。
もう一つの理由として、僕は好奇心旺盛で何でもやりたいと思うタイプでして。クラスターなら手を挙げれば色々チャレンジできる文化があると聞いて、マッチすると思い、クラスターに入社を決めました!


ー実際、入社されてみてチームの雰囲気はどうでしたか?
稲田:最初の印象も、そして今も変わらず思うのは、メンバーがみんな尖っていて、個性が光っていること!仕事をやる上でも良い意味でぶつかっていけるというか、それぞれの意見を取り入れながら、より良いイベント作りができるチームだと思っています。
齊藤:好きを仕事にしているチームという印象があります。自由度が高くて、みんな各自好きなことに取り組んでいる分、チーム1人1人のモチベーションが下がりづらいのかなと思います。


ー増原さんと中川さんからみたチームの雰囲気はどうですか?
増原:なんて言おうか迷ったんですけど、一番ピッタリきたのはスタジオチームは「かわいいチーム」ですね(笑)
みんな結構愛らしいというか個性が強いんですけど、それぞれの魅力がチームをポジティブな雰囲気にしているので、忙しい時期も楽しく仕事が出来ています。そういう雰囲気だからこそ、自分らしく働けるチームなのかなと思います!


中川:齊藤さんも言っていた通り、普段から自由に、みんな明るく楽しく、義務っぽくなく仕事に取り組んでいるのはスタジオチームの良い点だと思います。自由な分、たまにはっちゃけすぎる部分はあるんですけど(笑)ただ、雰囲気がすごく良くて安定した成果も出ているので、これがスタジオチームの強みなのかなと思います。


ーはっちゃけすぎる部分が気になりますね……!
中川:上長に怒られるようなはっちゃけ方ではなく、機材選定に若干趣味が入っているとかですかね(笑)あと仕事ではなく完全に趣味ですけど、ATOM(※)とか。

※ATOM(あなたとオフィスでミュージック):社内有志で行われているDJイベント

増原:ATOMは確かにそうですね(笑)
中川:チームぐるみでバックアップしているのは結構はっちゃけているかもしれません!


ー仕事以外も全力で楽しむのはクラスターの特徴かもしれないですね!続いて、スタジオチームの働き方についてお聞きしたいのですが、イベントのある日、ない日だと実際忙しさは変わりますか?
中川:イベントがある日=忙しいと思われがちですが、実際はイベントがない日でも忙しい時はありますね!イベントがある日だと朝10時くらいに出社して、テクリハをやって、振り返りして、本番をやって。最後に機材をバラして帰宅となるので1日10時間、長い時で12時間程度かかることもあります。
イベントがない日でも、例えば明日、バーチャル渋谷のようなかなり大きなイベントがありますってなると今日が準備日になるんですね。なので、今日の方が設営や検証などで、当日よりも忙しくなったりします。
本当に何もない日は時間の融通が効くので、機材を検証したり、新しく導入したい機材についてディスカッションしたり、メンテナンスしたり。他には前のイベントのバラしや次のイベントの準備に時間をあてています。


ー当日スムーズに運営するためには準備が大切ですもんね。ちなみに案件はどう進めているのでしょうか?
中川:今は僕以外の3人のメンバーが1案件につき1人という形で担当についています。そこでディレクターから吸い上げてきたテクニカルの情報をもとに、担当が最適なイベントの形を考えて、僕に相談しつつ「過去の事例や経験から、ここはこうした方がいいんじゃない?」みたいな話を一緒にディスカッションしながら詰めていきます。
各自の専門分野もあるので、例えば音響を頑張る必要がある案件なら齊藤さんに話を振ったり、映像関連で大きいスイッチャーを持ち込んでどうこうするという内容とかなら稲田さんに相談したり。みんなで協力しながら進める時もありますね!


ー専門分野というお話が出ましたけど、皆さんの中で役割分担が決まっているんですか?
中川:割と斎藤さんには音響周りを頼むことが多いですよね?
齊藤:音響をやりがちではありますが、稲田さんもできるじゃんとは思っています(笑)
中川:前提として、メンバーは全員、一通りのことは業務レベルで問題なくできます。ただやっぱりその人のバックグラウンド的にこの領域の方が比較的強いとかはあるので。増原さんもテクニカル的な意味で言うと音響がバックグラウンドですよね?
増原:そうですね、音響やったりスイッチングやったりしていたので微妙なところですが!
中川:稲田さんも音響やったりスイッチングやったり。ただ相対的に見て、他のメンバーと比較したときに、稲田さんが映像に一番強いので……映像は割と稲田さんにふりがちだったりします(笑)


ーこの会話からもチームワークの良さが伝わってきますね!お話から、皆さんの共通点として音響の経験があると思いますが、音響の経験がある人がこの仕事にマッチするのでしょうか?
中川:音響の経験がある人は面接でも通りやすいと思います。ずっと映像だけ、カメラだけだと他の部分のスキルがマッチしないことも多いんですよね。ただ本業で音響の経験がなくても、僕のように個人で音楽活動やライブのオペレートをやっていた経験も活かせるとは思います。
稲田:音響のスキルでいうと、イベント音響をやっている人が、現場としては一番マッチするように感じますね。
中川:ライブハウスやイベントホールの音響は結構近いですよね!あとは、ここ数年で増えているキャリアとしては配信系。セミナーのYouTube配信やエンタメ配信、他にはeスポーツとか。僕らの仕事も広く分類すれば配信業に属するので、使っているテクニカルの技術としては似通っている部分が多いかなと思います。

ー実際、今までのご経験で、この経験が今の仕事に活きているなと思うことがあれば知りたいです!
稲田:今までのイベント会社でくぐってきた修羅場の経験は、クラスターでも十分に活きていますよ(笑)あとは自分は、ネットワークエンジニアをやってきたバックグラウンドがあるので、その技術や知識がすごく活きています。ネットワークと既存の音響や映像の技術を組み合わせた規格があるんですけど、、スタジオチームとしてそれを導入するときにかなり役立ちました。
齊藤:前職の音響や配信の経験はもちろん活きているなと感じますが、色んな情報をキャッチアップしたり、モーションキャプチャーをまずは触ってみたり。これまで行動に移してきたことが、今のクラスターの業務にマッチしているなと感じています!
増原:私は全ての経験が今に繋がっているような感じがありますね(笑)専門学校で音響映像や照明、PCや3Dと幅広く学んたので、この広く学んできたことはクラスターで色々な要件のイベントを作る際にマッチしているなと思いますし、その後VTuber事務所で台本を作成したり、演者さんと打ち合わせをしたり、1人で構成を考えて配信を作ってきた経験も活きています。前職では、配信スイッチャーを高頻度で担当して、本番慣れというか、リアルタイムで進むイベントに対して、どう対応していくかの知見を得ました。それも本当にクラスターで活きているなと感じます。


中川:正直、僕は一番この中でテクニカルっぽくないバックグラウンドで、スタジオエンジニアの業務で言うと、クラスターがファーストキャリアです。ただ、個人事業でやってきた音楽活動がスキルとして活きていて、それこそライブの仕切りからPA、スイッチング。小規模ですが配信をワンオペで対応した経験もあります。何でもチャレンジしてきた今までの経験が、今の自分の仕事の仕方に活きているなと感じます。
他にも高校生の時からXR業界でライターをやっていて、メタバースやXRの文脈で言うと知識量はかなりあります。それもここで仕事をする上で役立っています。


ー皆さんのこれまでの経験がかなり濃く活きているんですね!ただ、そうは言っても前職の経験とギャップを感じることもあったと思います。直近、入社された稲田さんと齊藤さんに聞いてみてもいいですか?

稲田:ギャップで言うと、今までの現場はリアルで演者さんがいらっしゃって、それを映像に落とし込んで配信することが多かったので、演者さんがVR機器を使用してステージに立っているのはすごく新鮮でしたね。
あとリアルイベントは、人の動きの制約だけではなくて、カメラや音響の制約も厳しくあります。その制約の中でどうイベントを作るかを考える必要があるんですけど、メタバース空間はかなり自由度が高いので、制約をある程度自由に定められる中でいかにお客さんに響くカメラワークや音響ができるかというところがリアルイベントとの割と大きな違いだなと感じています。
齊藤:僕はイベントの音響やeスポーツの配信とかを担当していたので、配信の部分で言うと、やっていることはほぼ一緒でしたね。
ただ演者さんはメタバース空間上にいるので、その絵を見てオペレートするのは最初はすごく違和感がありました。結局ネットワークを介しているので少し遅れが出てしまうんです。それを見越してBGMをかけたり、照明をあてたりするのに、今までの業務との違いを感じました。



ーリアルのテレビ番組制作に近いのかなという印象を受けたのですが、業界としては何が一番近いんでしょうか?
齊藤:案件によって変わる部分があるので一概には言えないんですが、VRカメラを動かすとかもあるので、eスポーツ配信をやってきた人は受け入れやすいのかなと思います。あとはゲーム文化に触れてきた人は親和性があると思いますね!
クラスターのスタジオチームは様々な案件を担当しますし、チームの雰囲気としてもチャレンジに前向きなので、自分のスキルの幅を広げたい人にはかなり良い環境かと思います。


ーありがとうございます。続いて、皆さんの仕事のやりがいについても聞かせていただきたいです!稲田さんからお願いできますか?
稲田:メタバースのイベントも生身の人間が関わるイベントではあるんで、本番トラブルが多かれ少なかれ起きることはあります。自分は元々エンジニアで問題解決をするのが好きなので、当日起こったトラブルをその場でうまく問題解決して、無事に案件を終わらせた時にすごくやりがいを感じますね!
あとすごい細かい話をすると、機材の調子が悪かったり特殊な動きをしたりするとアバターの挙動が一瞬変になってしまうことがあるんですが、。演者さんの動きに一切違和感を感じさせずに案件を乗り切れた時は達成感を感じます(笑)

中川:少し似ているかもしれませんが、クライアント様の要望を上手く反映させつつ、安全に納品出来た時はやっぱりやりがいを感じますよね。
クラスターってイベントごとに要件が変わるんです。例えばeスポーツならeスポーツ、セミナー系だったらセミナー系とある程度要件が決まっているので、そこからディスカッションが始まることが多いと思うのですが、クラスターとはとにかく毎回新しい要件からのスタート。
クライアント様から無邪気に「メタバース空間ならこれも出来るでしょう?」と相談されることもあるんですが、それを「出来ません」とだけ返してしまうと話し終わってしまうので……。いかにクライアント様が納得する代替案や見せ方を考えられるか。その上で、本番で良いアウトプットが出来て、無事に納品できた時は、一番やりがいを感じますね!




ー以前、プランナーにインタビューをさせていただいた時、クライアント様の要望をクラスターの形に合わせるのがプランナーの仕事だとおっしゃっていたのですが、それをより実現可能な形に落とし込むのがスタジオチームの腕の見せ所になるんですかね?
中川:そうですね!プランナーは大枠の要件を決めてくれますが、スタジオの技術的な部分、例えば音の取り回しや実現可能性までを調整しているわけではありません。あくまでプランナーは仕事を受注して、ディレクターに引き継ぎ、ディレクターが社内・社外の調整をする。その中のテクニカルな部分で分からないことは、僕らに相談が来るので、「こういう形でこの予算がついたら、ここまでは出来ます」などと具体的な提案をするようにしています。
頭ごなしに絶対に無理と言うのではなく、先方の本質的な要件を汲み取って、調整していくのがこの仕事の面白さだなと思いますね!
増原:私もこの仕事の面白さは、先方の要件を汲み取りながら、テクニカル面を1から組み立てられることだと思います。案件によっては既存のスタジオの設備を変えたり、機材を追加しながらどう実現をするかを練って、自分で考えたルーティングで無事に本番を終えられた時にやりがいを感じます。
あとやっぱり演者さんがクラスターのスタジオを利用して、メタバースを体験した時にすごく喜んでもらえると、この仕事をやっていて良かったなという気持ちになりますね!
齊藤:メタバースのイベントってまだまだ世の中だとそこまでないので、演者さんも初めて触って、そして喜んでくれるのを見るとテンションが上がりますよね。「こんなことも出来るんだね」「こんなイベントもやってみたいな」と良いイメージを持ってもらえると、イベントを運営している僕らもとても嬉しいです!

ーメタバースイベントの価値が伝わるのは本当に嬉しいことですよね。それでは前半パートの最後の質問として、今後一緒に働きたいと思う人物像について教えてください!
稲田:採用要件とは別に、単純にチームのメンバーとして一緒に働きたいなと思う人は「技術で遊べる人」ですかね!
増原:私は課題に対して主体的に積極的に動ける人は、このチームにマッチするんじゃないかなと思います。
齊藤:主体的に学ぶ姿勢は大事ですよね!僕は仕事を一緒に楽しめる人が合うと思います。義務的に案件をこなすのではなく、トラブルがあったとしてもその過程すら全部楽しんで、次に活かせる人と一緒に仕事が出来たら嬉しいです。
中川:齊藤さんにだいぶ言われてしまったのですが(笑)テクニカルの仕事ってある意味、仕事と趣味の境界線が曖昧だったりするので、楽しんで仕事しつつ、常にアンテナを張って、得た知識をチームに還元出来る人と一緒に働けたら嬉しいです。柔軟性を持って、笑顔で仕事に取り組める人がこのチームには合うと思っています!
スタジオチームの皆さんありがとうございました!


後編のインタビューではスタジオチームのリーダーの中川さんに詳しくお話をお聞きします(5/20公開予定)


▼このインタビューを読まれた方にはこちらの記事もおすすめです!

▼このインタビューを読んでクラスター社に興味を持っていただけた方は是非こちらをご覧ください!


▼インタビューをもとにした4コマ

▼クラスター社社員の他のインタビューはこちらからお読みいただけます!