【着物】低反発草履の悩み。結論、全て下駄で通したい気分。
マイペースで着物を楽しんでおります。さて、今日は履物のお話です。
草履・・・ネットで探しても探しても、「低反発で足にやさしい・痛くならない」がうたい文句です。
しかし、私は、低反発の履物は、疲れるので不得意です。これは草履だけでなく、スニーカーなども一緒です。(はっきりと言ってしまって失礼します、でも、私個人としては、苦手なのです)
低反発の意味は、反発しない・抵抗しないですから、重みがかかるままの形に沈むと言うことです。これって歩きにくくないですか?
これは、靴関係(着物関係者ではなく)の方がおっしゃっていたことで、痛く納得したことです。
「砂漠や砂浜は歩きづらいですよね?低反発クッションはそれと同じ状況を作り出しているので、実は歩きづらいんです」
確かに!!低反発=重みがかかるまま形が変わる=砂漠・砂浜を歩いているのと同じです。
砂の上を歩くのは気持ちが良いとは思います。好きです。しかし長時間、一日中それの上を歩き回ると疲れると思います。
ですから、低反発のクッションが入っている履物は、履いた瞬間は気持ちいいと感じるのですが、一日歩くと疲れるのです。
足の筋肉が発達している人は良いと思います。ただ私の足は、開張足といわれる足の横アーチが崩れた足で、足の力が足りているとはいえません。
その弱い足で、長時間、低反発クションが入ったものを履くととっても疲れるのです。
ジョギングをするには、アスファルトよりも土の上が良いと言われます。それも同意致します。確かにアスファルトほど固く高反発だと、膝を痛めそう。足裏や足首などにもよくなさそう。
しかし逆に、砂浜の上をジョギングするのも疲れます。こちらは足下がやわすぎる(低反発すぎる)のです。
従って、土ぐらいの反発だと良いということでしょう。
草履、素敵な草履はたくさんありますが、多くが低反発をうたっていて、個人的には困ってしまいます。実際お店で試し履きをさせてもらったこともありますが、やはりその沈み込む感じが心許なくて好きになれません。
ということで、色々ネット検索してみてたどり着いた答えが、いっそ下駄を履こう!ということです。木ですから、アスファルトほど固くないです。しかも、一足買ってみた下駄はすこぶる調子が良いです。(買ってみた話はこちら)
フォーマルな場に着ていく場合にははやり草履が必要でしょう。それは時間をかけて低反発クッションが入っていない(昔ながらのもの?)ものを探すとします。
カジュアルは、もう全部、下駄で通せば悩まずに済みます。
ちょっと極端かも知れませんが、現在の私の対処法です。しかし低反発クッションが入っていない素敵な草履にも出会いたいです。
探しても探してもよい履物に出会えない、いつも足裏が痛くなって困るという方、もしかしたら、「より柔らかい足あたりのもの」を求めるが故に、かえって足が疲れてしまうのかもしれません。ある程度固い方が、シャキッと歩けるかもしれません。