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着物初心者、博多織献上柄を眺め続けて発見したこと。私は五より三!

世の着物に詳しい方たちの間では常識だと思うのですが、自分としては新たに「発見」したことがあったので記録したいと思います。

「ハカタのオビ」は締めやすいし、軽いし、通年使えるし、いいわよ、というような発言を着付け教室で何度も聞きました。
そんなに良いの?!確かに通年使えて、軽くて、締めやすいなら、欲しいわぁ、思い始めました。

着付けを習い始めるまで聞いたこともなかった言葉「ハカタのオビ」とは、「博多織の帯」のことです。
独鈷柄、あるいは献上柄というのがクラッシックな柄だけれども、それ以外にも色々な柄があるということのようです。

それ以外の色々な柄も素敵、でも古典柄も素敵、と思ってネットで眺め続けること1,2ヶ月。

もちろん、超高級なものもあれば、高級なものも、中古で少しお安そうなものもある。おいそれとは買えないですし、色々酒類があってどれがよいかもよく分からない。

しかし、眺め続けて眺め続けて、発見しました。私、献上柄が好き!五献上より三献上が好き!

もとより、色に関する好みは自覚していました。洋服もそうですが、暖色系より寒色系が好きですし、その方が私の雰囲気に合っている(はず)。数少ないけれども所有している着物の色柄から考えてもその方が良い(はず)。

柄は、素敵なものがたくさんあるけれど、やはりまずは古典柄(つまり、献上柄)が良いかもしれないとも思い始めました。

しかし、なんだか、好きな色の組み合わせのはずなのにピンとくる献上柄とそうでないものがある。なぜ・・・?

眺め続けて眺め続けて、はたと気づきました。献上柄には、三献上と五献上がある。
三と五というのは、独鈷と花皿という柄を合計した数のことです。初心者過ぎて、初めは本数なんて意識していませんでしたが、無意識に、五本のものはいまいち、三本の方が素敵、と考えていたことがわかりました。発見!

気づいてから後付けで説明するならば、次のように言えるかもと思いました。
洋服でもそもそも、私は細かい柄より大きな柄の方が好きです。身長がどちらかというと高いので、その方が映えるとも言えます。おおざっぱな性格に合っているとも言えます(笑)。

そこからすると、五献上は五本ですから、柄が細かく(小さく)なり、三献上は同じ帯の幅のうえに三本ですから、柄が大きいということです。ですので、三献上の方を感覚的に好んでいたようです。

ま、以上、完全に個人の好みの問題で、私は三献上が好きという話であって、どちらが良いとか悪いとか、全くそのような趣旨の話ではございません。もちろん五献上も繊細でとっても素敵!でも私には大きい柄の方が合っている(体系的にも、大雑把な性格的にも)ということでございます。

それが分かると、そのほかの帯の見方も変わりました。やはり、いいなと思う帯は、柄が大きい。細かくて繊細なのも素敵だけれど、私ではないな、と感じるようです。

以上、超個人的な発見でした。
皆さまは、三献上と五献上、どちらがお好みですか?

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