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データの分析

こんにちは。勉強法のコーナーも早いもので第7回。今回は[データの分析]についてです。最近「統計学」というものが話題ですが、その基礎になるものがこれです。

まずはヒストグラムの見方を覚えましょう。当たり前ですが中央値と平均値は全く別物ですよ。また、四分位範囲を理解し、箱ひげ図の見方も知っておきましょう。これを知らないと、近いところでは共通テストが大問まるまる解けない、遠いところでは間違ったものの見方につながって損するということが起きます。

また、皆さんは「偏差値」という言葉をご存じでしょうか。多分詳しい定義までは知らない人が大多数だと思います。それを知るのにこの分野の内容がよく使われます。まず、「データと平均の差の2乗」の平均である分散という量、そしてそれの正の平方根である標準偏差という量を考えます。そこで、データと平均の差に10を掛け、標準偏差で割り、50を足せばそれが「偏差値」です。同じ値でも、平均からの離れ度合や散らばり度合でその値は大きく変化します。この分野を習ったら復習がてら考えてみるのもいいと思います。

さらに、2つのデータが紐付けられている場合、「その2つがどのような関係を持つのか」もこの分野の内容で少し考えられます。「2つそれぞれのデータと平均の差」の積を考え、平均を割り出したものを共分散といいます。これを2つのデータ分の標準偏差(先ほど説明したので詳しくは省略)の積で割ると「相関係数」なる値が出てきます。共通テストで多分確実に出ます。これはデータを座標平面上にばらしたものをまとめて直線を作ったときの傾きみたいなものです。(あくまでもイメージ)いわゆる「勉強時間と成績の関係」などを割り出す時はこれを使うこともあります。

この範囲は実際に問題を解くのが近道です。説明したように「すぐ役立つ」ものなので、努力はあるが覚えられないということは大方ないと思われます。

ここからは教科書を離れますが、この分野は数学Bの数列とベクトルの内積の内容が分かれば「似ている!!」とか「使える!!」とか思う部分もあります。是非自分で探してみて使ってみて下さい。「早解き」には有利かもしれません。

というわけで、今回は[データの分析]についてでした。次回からは高校数学で一番センスがものをいう数学Aの話です。では。

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佐々木先生説明(修正版)

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