【ニートくんに恋してます⑦】私たちが終わった理由
前回からのつづきです。
ニート恋シリーズ最終話。
私が彼を「天性のモテ男だな」と感じたある仕草と、彼からの告白のセリフ。
そして私たちの関係が終わった理由を赤裸々に公開します。
▼ 連日のデート
出会ってから10日後、私たちは3度目のデートをした。
デートと言っても、その日は夜に食事に行っただけなんだけど。
解散するとき、彼は「本当はまたハグしたいけど、今日は汗かいてるから…」と恥ずかしそうに言った。
私は「そんなのいいじゃん!」と言って自分から抱きついて、笑顔で別れた。
私の内面も陽気な彼に影響されて、欧米化が進んでいた。
別れ際に「明日もまた会いたい、午後からデートしよう」と言われて、私たちは会う約束を取り付けた。
次の日、私は午前中に予定が入っていて、約束の時間に少し遅れてしまった。
彼は駅のベンチでずっと待っていてくれた。
合流してすぐランチを食べに行って、店を出たのが14時半。
そこからもうすることがなくなった。
映画を観ることも考えたけど、辺鄙な土地に住んでいる彼の帰りの電車を考えると、ベストな上映時間の回がなかった。
私たちは駅のショッピングビル内をうろついたり、カフェをはしごしたり、ゲーセンや本屋に入ったりして、あてもなくブラブラと街を歩いた。
▼ 私が彼を「天性のモテ男だ」と感じた仕草
彼の仕草で「あぁ天性のモテ男だな」と感じるところがあった。
ここから先は
1,825字
¥ 400
もし記事がおもしろかったら、伝えてもらえると嬉しいです。 ※近日中に個別でお礼のメッセージをお返しします💌