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【続】2つ買いのススメ

公式サイトにて「スタートデッキGenerations」
カードリストが発表され、触われるようになりました。

というわけで、前回記事の続きとなる記事です。

筆者としては変わらず、せっかく買うのであれば
2つあることで出来る遊びの拡張性を体感してもらいたく
リストの使える今回は、具体的に掘り下げていきます。


▷今回のピックアップ

9つあるデッキの中でも、違いが分かりやすく出るように
exポケモンに無色がいない地方の中から、
今回は個人的に本編の思い入れが深いホウエン地方です。

公式サイトで確認出来る商品のカードリストがこちら。

これをベースに話していきます

「2つ買い」がテーマのため、全てのカードがここから
2倍の枚数、手元にある状態とお考えください。

exポケモンは2枚ずつに、4枚になるカードも多いです。
ポケモンカードではデッキに同じカードは4枚までです。
(基本エネルギーカードは例外)

前回記事でも触れていたタイプで分ける組み方を始め、
2つあればできる遊び方の例を紹介していきます。

▷ここから始まるデッキ構築例(難易度順)

①タイプ分割で2つ用意する場合

片方は「バシャーモex」エースの炎タイプデッキ、
もう片方は「カイオーガex」エースの水タイプデッキ

それぞれ違うデッキとして作り直してみます。

この際、当初の予想通り綺麗に2等分は出来なかったため
無色ポケモンの配分を調整するなどしてやりくりします。

トレーナーズのカードは極力触れていません
2進化は炎だけなので「ふしぎなアメ」は譲る形に

これで、ごくシンプルな単色デッキに分け直せました。

もちろんこうすることが強かったり、この商品の理想、
ということではありませんが、統一感が増したことにより
進化やエネルギーのタイプが上手く揃わないという事故を
かなり軽減した状態
で遊ぶことが可能になっています。

まだまだポケモンカードの対戦に自信が無い、
簡単なデッキで慣れたい人にオススメです。

ホウエンデッキの場合、炎と水の組み合わせのため
この2つで戦わせると水から炎へ一方的に弱点で攻撃でき
相性的には難しく感じるシーンがあるかもしれません。

とはいえ、無色のポケモンを積極的に活かしてみたり、
守りながら反撃の機をうかがう戦い方を練習してみたり、
不利に見える側にも勝機はあるため、遊び方次第です。

ご家族間で行う場合は使い方にご注意を。

地方によっては互いに弱点関係にならないものもあるので
気になる場合は選ぶ基準にするのも1つです。

この組み方の場合、複雑な作りではないことから、
手持ちのカードもとりあえずで取り入れやすく、
ゆるく楽しみやすい点はメリットと言えるでしょう。

②1つのタイプに全てを注ぎ込む場合

次は1つのデッキを完成させることを目標にして、
片方のタイプを軸に使えるカードは全て使ってみます。

この場合はどのカードをどれだけ使うのかよく考えて……

半分のカードが余ることになるので、
様々なカードについて何を増やして何を減らすのか、
より踏み込んだデッキ作りを楽しむことが出来ます。

この状態にしても、残りのカードと入れ替えられるように
整理しておけばタイプを含め切り替えることも可能です。

この商品を起点に、他の人と戦うためのデッキとして
少しでも強い状態で使いたい人にオススメです。

4枚揃っているカードも多く、それらは今後の遊びでも
過不足なく使い続けていくことが出来ますし、
元が1枚のカードは合わせても2枚止まりのため、
「これがもっとあったら強くなりそう」という感覚が
初心者目線でも得やすいのではないかと思います。

ホウエン地方の「バシャーモex」メインの場合だと、
例えば「ふしぎなアメ」がもう少しあった方が
「バシャーモex」を出しやすくなって強そうです。

慣れないうちは、コンパクトにまとまった土台の方が
ここから何をしたらいいのかがシンプルなため、
初心者の構築練習として向いていると思います。

せっかくなので、ここで直面するであろう
ピンポイントにコレが欲しい!を叶えるために
カードショップでの買い物の仕方を勉強してみましょう。

同じexポケモンの3~4枚目を買う、なんてことも。

③2タイプ軸はそのままに強くしたい場合

最後に、元々の2タイプエースの形は崩さずに、
純粋に120枚のカード全てから考えることも出来ます。

正真正銘、デッキ2つ分のカードの集大成を目指します

潤沢にカードを使えるからこそ、60枚を選ぶために
より多くの取捨選択をしなければならない構築で
最も難しく、最もやりがいのある遊び方となります。

均等に使うのか、主役と脇役にバランスを変えるのか、
ポケモンやトレーナーズだけでも悩ましい中で、
エネルギーカードはどれくらい入れればいいのか。

このデッキ商品は、2つ買うと他のスターターセット系と
ほぼ同じ金額にまでなってしまうのですが、
カード枚数が多くなるからこそ出来る遊び方が
今回のケースにおけるメリットではないでしょうか。

悩んだ末、上手く形にすることができれば、
exポケモン4枚を全て使うこともできる形になるので
このデッキがやりたいことを一番強く実現できる、
それだけ強いデッキにもなれる可能性を秘めています。

各地方のデッキはそれぞれ、タイプこそ違えど
戦略として目指すところは同じ方向に作られており、
両方のタイプが活躍した時が一番強くなるように
作られている傾向にもあります。

余すことなくこの商品を楽しみたい、
より強さを求める人にオススメの最終形です。

カード同士が組み合わさることで真価を発揮する
カードゲームの醍醐味を味わってみましょう。

▷終わりに

既に発売から一年以上経過した「exスタートデッキ」、
それに代わる次の安価なデッキ商品として展開されるのが
今回の「Generations」になると思われます。

今だとこういう選択肢があるんだな、ということで
参考になれば幸いです。

なお、「デッキそのままバトル」というイベントもあり、
そちらでは「買ったそのまま」の状態がルールのため
これで出たい人は一旦そのままで使ってください。

今ポケカは、しっかり欲しいところが入ってきている
ハイクラスパック「テラスタルフェス」が迫っていたり、
来年にはトレーナーとポケモンのタッグがコンセプトの
カード群登場が予定されていたりといい時期です。

やはり新規参入も実際多めになりやすい時期ですので、
この商品も1つの機会に捉えてみてはいかがでしょうか。

店員としても、新規プレイヤーはいつでも歓迎です。

それでは、また。

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