見出し画像

良い姿勢を育てる

体験乗馬に来た5歳の子。初めての乗馬。
あまりにも良い姿勢と素晴らしい「座り」!
バレエ、体操を習っているとこういう姿勢ができる人が多いのですが、習い事は何もやっていないと。
ただ「姿勢を良くしなさい」をご両親がきちんと教えているそうです。
特にお食事のとき。

良い姿勢は体幹部(腰と腹)でもたらされます。
この体幹部に丹田と呼ばれる上半身を支える重心があります。
そしてこの丹田に力を込めることが心身の健康につながるそうです。

近年は不便のない生活やスマホ、PC作業のおかげで人の体幹部はフニャフニャですね。
特に子どもは陽が暮れるまで遊び回れる場所も時間も十分になく、スマホやゲーム、机に向かっての勉強に時間を費やしすぎですから言うまでもありません。
心身の健康を司る体幹部が不安定なのですから、その心身も不安定になるのは当然。
これ、現代の子どもの育ちを考えるうえでかなり重要な問題です。
授業中の立ち歩き、不登校や引きこもり、不定愁訴、いじめなどの問題の起因を探るのにこの観点からのアプローチも必要だと考えます。

さて、世の親御さんたち!
乳児さんを卒業したら、『できる限り』手をつながないで歩かせてあげましょう。
階段を登らせてあげましょう。
身体のバランスを自らの力で保ちながら手足を使う練習を。
こけそうになってこける。学習する。
どうすればこけないで動けるか、歩けるか、登れるか。
安定した重心を求めながら歩く、動く、登る。
こうして無意識に体幹部が鍛えられます。
体幹がシャキッとするのだから、心もシャキッとしてきます!
大人は手助けしすぎてはいけませんよ、子どものために。

この5歳の女の子。
「手綱をきちんと握って絶対に離さないように」という説明もきちんと理解して実践していましたから、ほら「拳」も理想的です。
心も朗らかかつシャキッとした子でしたよ。
未来のクローバーキッズ候補です😁


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?