訪問鍼灸・訪問マッサージを1人で2拠点で運営する場合のポイント

2025年1月8日 14:32

1人で2拠点を運営する方法とその注意点

結論

出張専門ののスタイルでは2つの拠点を持つことはできませんが、治療院を開設する場合は2拠点を持つことが可能です。

ただし、1人で運営する場合は、曜日と時間をそれぞれの拠点に分けて登録する必要があります。これには特別な注意点やメリット・デメリットがありますので、詳しく解説します。

1人で2拠点を運営するための条件

保健所への届出が必要

それぞれの拠点について、保健所に開設届を提出し、適法に登録します。

拠点A：○曜日と○曜日の○時～○時まで
拠点B：△曜日と△曜日の△時～△時まで

このように曜日と時間を分けて運営するスケジュールを明確にすることが必須です。

1人で運営するルールの遵守

同じ時間帯に2拠点で施術を行うことは制度上認められません。そのため、必ず拠点ごとの営業スケジュールを分け、届出に基づいて運営を行う必要があります。

曜日と時間を分ける運営のメリット

広範囲な患者対応が可能

複数の地域で治療院を持つことで、より多くの患者さんにサービスを提供できます。エリアによって曜日や時間を指定することで、効率的に対応できます。

地域認知度の向上

2つの拠点で治療院を運営することで、それぞれの地域での存在感を高められ、新規患者の獲得にもつながります。

固定費を分散できる場合も

自宅兼治療院や低コストのテナントを活用すれば、大きな初期投資なしで2拠点を運営できます。

曜日と時間を分ける運営のデメリット

スケジュールの管理が煩雑になる

拠点ごとの曜日と時間を明確に分ける必要があるため、患者さんの予約やスケジュール管理が複雑になります。

患者さんの都合に対応しづらい場合も

特定の拠点で施術を受けたい患者さんが、その拠点の営業日に来られない場合、対応が難しくなる可能性があります。

移動時間と負担が増える

拠点間の移動が必要になるため、施術以外の時間や体力的な負担が増えることも考慮しなければなりません。

具体例：曜日と時間を分けた運営モデル

拠点A
月・水・金：9:00～14:00

拠点B
火・木・土：10:00～15:00

このようにスケジュールを分けて登録すれば、1人でも2つの拠点を運営することが可能です。

注意点

保健所への届出内容を正確に

保健所への届出時に、曜日と時間を明確に記載する必要があります。不正確な申請をすると運営に支障をきたす場合があります。

患者さんへのスケジュール告知を徹底

患者さんが間違った日に訪問することがないよう、営業日や時間を明確に案内する必要があります。

事務作業の負担を軽減する仕組みを構築

複数拠点での運営では、予約管理や記録作成の効率化が重要です。オンライン予約システムや専用ソフトの活用を検討すると良いでしょう。

まとめ

訪問治療の場合：2拠点を持つことは制度上できません。

治療院の場合：2拠点の運営は可能ですが、曜日と時間を分けて登録する必要があります。

メリット：広範囲の患者対応、地域認知度の向上、柔軟な施術スタイル。

デメリット：管理の複雑化、患者対応の制限、移動時間の増加。

2拠点運営は労力が必要ですが、適切に計画を立てれば収益アップや患者満足度向上につながる可能性があります。

まずは1拠点で安定運営を目指し、2拠点目の必要性を慎重に検討するのがおすすめです！

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