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ケアマネからの紹介を断れない…でも、無理しすぎていませんか?
こんにちは、黒羽です。
「ケアマネさんからの紹介は絶対に断れない…」
「断ったら次から紹介してもらえなくなるかも…」
こんな不安を抱えている先生、結構多いですよね。特に、まだ開業したばかりでHPやチラシでの集客が軌道に乗っていない時期は、ケアマネからの紹介が大きな頼みの綱になる。だからこそ、「何とかして受け入れなければ」と休日返上で対応している人もいると思います。
実際、ケアマネからの紹介を 無下に断ると、次から話がこなくなるリスク はあります。でも、だからといって 無理をしすぎてしまうと、結局自分が潰れてしまう んですよね。
今回は、「ケアマネの紹介を断らずに、かつ自分の負担を減らす方法」についてお話しします。
基本は「できるだけ受ける」でも、無理はしない
訪問鍼灸・マッサージの現場では、患者さんの施術希望時間がバラバラです。だから、ケアマネの希望通りに100%応えようとすると、すぐにスケジュールがパンパンになってしまう。
でも、実際に成功している先生たちは「全部受ける」のではなく、 工夫して対応している んです。
① どうしても受けられない時の対応を決めておく
・スケジュール的に厳しい場合は、 最初から代替案を提示する
「○日は難しいですが、○日の○時なら可能です」と提案すれば、ケアマネも納得しやすい。
・一度受けてしまうと、その時間で固定されることが多いので、最初の調整が大事。
・「今の枠では厳しいですが、○月からなら対応できます」など、先の予定を提示するのも有効。
② 他の治療家と連携する
・自分のスケジュールが埋まってしまっているなら、近隣の信頼できる鍼灸マッサージ師を紹介する。
・ただし、「誰でもいいから紹介する」となると、自分の信用問題になるので、普段から 信頼できる先生とのネットワークを作っておく ことが重要。
・紹介するときは、「この先生ならしっかり対応してくれます」とケアマネに伝え、ケアマネとの関係を維持する。
③ 施術枠の管理を明確にする
・「今の患者さんのスケジュールがすでに詰まっていて、新規の方を受けるならこの時間帯しか無理」というのを明確に伝える。
・最初に 「○曜日の午後なら対応可能」と時間枠を指定する と、無理なく受けられる。
・「何とか時間を作って…」と無理すると、結局それが習慣化してしまい、どんどん負担が増えていく。
④ 休日の対応は「特例」にする
・どうしても対応しなければならないケースはあるが、それを「毎回」にすると自分の生活がなくなる。
・休日対応は、「特例」として、「どうしてもこの日しか無理な患者さんだけ」など、ルールを決めるのがポイント。
ケアマネとの関係を損なわない工夫
「せっかく紹介してもらったのに断ったら、次から紹介が来なくなるのでは?」と思うかもしれません。でも、上手に対応すれば、関係は維持できる んです。
★ 断る時は、必ず代替案を出す
→ 「その時間は厳しいですが、○時なら対応可能です」と伝えると、単なる「断り」ではなく「提案」になる。
★ 他の先生を紹介する場合は、信用できる人を
→ ケアマネに「この先生なら大丈夫」と思ってもらえるような治療家とのつながりを作っておく。
★ 断った後のフォローを大事にする
→ もし一度断ってしまった場合でも、「今回はすみませんでした、次はぜひ対応したいです」と伝えておくと、次の紹介につながる。
まとめ
・すべての紹介を無理に受ける必要はないが、断る時は工夫が必要
・最初のスケジュール調整をしっかり行い、無理のない形で受け入れる
・他の治療家とのネットワークを作り、対応できない場合の選択肢を持っておく
・ケアマネとの関係を大切にしつつ、無理な要求には適切な代替案を提示する
訪問鍼灸・マッサージは、長く続けてこそ価値がある仕事。無理しすぎず、でもしっかりケアマネとの関係を築く方法を実践していきましょう。
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