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金銭的理由で鍼灸とマッサージの交互施術を希望される患者さんの対応策

鍼灸とマッサージを交互に行う場合の対応と注意点とは?

結論

患者さんの希望で鍼灸とマッサージを1ヵ月ごとに交互に行うことは可能ですが、保険適用上のルールに従う必要があります。特に、初診料の算定や同意書の管理について注意が必要です。


交互施術の条件と初診料の算定


1. 同意書の有効性

同意書が有効期間内であれば、交互に施術を行うことは可能です。

ただし、同意書はそれぞれの治療に対して個別に必要です。鍼灸とマッサージで別々の同意書を取得しておく必要があります。


2. 初診料の算定条件

鍼灸からマッサージ、またはマッサージから鍼灸に切り替えた場合、前回の治療終了から3ヶ月以上経過し、新たに同意書を取得した場合は初診料を算定できます。

3ヶ月以内の場合、初診料は算定できません。ただし、治療内容の変更に伴う施術料の請求は可能です。


交互施術の進め方と注意点

1. 患者さんの希望を明確に確認

鍼灸とマッサージを交互に行いたい理由(例:金銭的理由や症状の変化)をしっかり確認し、患者さんにとって最適な治療プランを提案します。


2. 同意書の期限と内容を確認

同意書の有効期限を確認し、必要に応じて更新手続きを行います。
鍼灸とマッサージそれぞれの同意書に、施術の目的や必要性が明記されているか確認してください。


3. 保険請求のルールを遵守

保険請求は、施術の種類ごとに適切に行います。同じ月内に鍼灸とマッサージを交互に切り替える場合、保険者に確認しておくと安心です。


4. 記録を丁寧に残す

鍼灸とマッサージを切り替える理由や患者さんの状態を詳細に記録し、保険者からの問い合わせに備えます。


考えられるリスクと対策


保険者からの確認が入る可能性

短期間での施術変更が頻繁に行われると、保険者が不正請求を疑う場合があります。

対策:同意書や施術記録を整備し、正当性を説明できるようにしておく。


患者さんの状態に合わない施術計画



患者さんが金銭的な理由で交互施術を希望しても、症状に適さない場合は治療効果が十分に得られない可能性があります。


対策:患者さんに金銭面の負担軽減策(例:施術回数の調整、自費診療の検討)を提案し、最適な治療プランを提供する。


初診料の誤算定リスク

初診料の算定条件を誤ると、保険者から指摘を受ける可能性があります。

対策:算定条件(3ヶ月以上経過+新規同意書)を厳守し、ルールに基づいた請求を行う。


まとめ


鍼灸とマッサージを交互に行うことは可能ですが、同意書の有効性や保険請求のルールを遵守する必要があります。


初診料の算定は、前回施術から3ヶ月以上経過し、新規同意書を取得した場合のみ可能です。


保険者とのトラブルを防ぐために、記録や説明責任をしっかり果たしましょう。


患者さんの希望に寄り添いつつ、ルールを守りながら柔軟な対応を心がけてください!


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