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車椅子ほっこりエピソード②
2016年9月下旬のこと。
半年前に予定していた実家への帰省を実行しました。
本来なら楽しみでいっぱいの帰省がドキドキの帰省。
飛行機のチケットを取った半年以上前の2月は、まさか半年後自分が車椅子必要な状態だと思っていませんでした。
しかも、出発前日まで入院していた状態で、医師や看護師さんにも大変心配されました。
・一人で帰ること
・飛行機は乗り継ぎで2便利用すること
・到着空港から実家まで2種類の電車に乗ること
・お迎えがないこと
などなど心配な要素が満載で、主治医も許可を出していいものかと随分悩んでおられましたが、私の
「大丈夫です!」
という言葉を信じて下さり許可を出して下さいました。
内心は、ドキドキでしたが意地でも帰るぞという気持ちになっていました。
結婚して一年、家業のためお正月もお盆も帰られず仕事の落ち着いた秋にしか帰られないので、これを逃せば、今度会えるのは次の年になってしまいます。
私の帰りを心待にしている両親のことを思うと、なんとしてでも帰らないといけない!と思いました。
主治医が心配していたのは、空港からの電車と乗り継ぎでした。
ちょうどラッシュの時間と重なり、学生さんも多いので心配されていました。
私は、そこはなんとかなると思っていましたが、
実際は……
先生の心配されていたとおり、人が多いのとはじめて車椅子でその場所を通ったのでいつもと違う視線の高さとで恐ろしい思いでした。
ほっこりな出来事が✨🍀
なんとかそこを通り抜けもう一本の電車に乗り、残りは駅から実家のマンションまでの道のり。
駅からマンションまでは3分。
私が一番心配していたのが、マンションの入り口でした。
マンションの看板からオートロックの扉までの間のちょっとした坂道。
自分で車椅子をこげるか心配でした。
が、
駅前の信号を待っていると、男性の方が声をかけてくださり、マンションのオートロックの扉まで車椅子を押してくださったのです!!
本当に本当に感謝感謝でした。
御礼に、お土産で買っていたお菓子をわたしました。
無事に実家まで帰ることができました。
助けてくださった方のあたたかさに大感謝です。