TAC

料理の仕事してます。

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文章を書きたくなったこの頃

学生時代は文字を書くことが億劫で、読書感想文なんかも適当に文字数を稼いで原稿用紙の枚数をどうやって増やすかを考えてばかりいた。 でもなぜだろう、今年31歳を迎えた今 だれに求められるわけでもないのに自分の言葉で自分を表現してみたくなった。 書きたいこと、誰かに知ってもらいたいこと、 文章にして残しておきたいこと、 忘れたくないことなどを自分自身としても記録しておけるような場所にしたいなって考えてます。

    • 靴を買う

      働く場所を変える時、必ず新しい靴を買うことにしてる。 新しい靴が足に馴染むまでには仕事に慣れるように。 ボロボロに履き潰す時には、しっかり仕事が出来る様に。 今まで履いていた靴がこの職場に連れてきたくれたから、 この新しい靴がまた自分をどこかへ連れて行ってくれるように。

      • 止まっていた2年間。そして歩き出す。

        コロナが蔓延し料理の仕事を失ったのは昨年の春だ。 飲食店で以外での仕事をせざるを得なくなった。 あの頃はきっとすぐに収束して、そしたらまたすぐに仕事を再開すればいいさなどと簡単に考えていた。 きっと自分を含め多くの人がそうだったのではないかなと思う。 桜を見ることもなく春が終わり、 気がついた頃には蝉の鳴く声が聞こえ、 半袖では寒いなと感じ、 あっという間に木枯らしが吹いた。 日本という国に生まれ、こんなにも四季を感じることなく過ごす1年間は初めてだった。 それと

        • 無邪気ってどんな感じだったっけ?

          損得勘定抜きで物事を考えられなくなっていた。 どっちの方が得なのか、損をしないのか。 上手くやれるのか。 純粋に人を好きになることも無くなってきた。 この人とだったら上手くやれるかな…とか。 心よりも先に頭で反応してる。 心の感度が悪くなった、 頭の反応が早くなった。 賢くなったが、つまらなくなった。 生産性がないことを悪のように感じる。 頑張っていないことを悪だと感じる。 時間が止まらずに進んでいくのに、心はうまく進んでいない。 心の赴くままに…なんて

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        文章を書きたくなったこの頃

          優しい嘘はある

          嘘は優しい。 真実を捻じ曲げてでも、自分の都合の良い世界を作れる。 例え真実から遠ざかっていったとしても、嘘の世界ではそれが正義にすらなる。 現実は厳しい。 真実や正論は逃げ場を与えてくれない。 理論武装で固めた会話と行動には、隙間やゆとりがない。

          優しい嘘はある

          求めないのは、怖いから

          失う恐怖を知ると、 歳を重ねると、 どんどんこうなっていく。 自分は自分だからという肯定。 人は人だからという許容。 認めているふりをして、遠慮しているだけ。 本気で本音を話せば拒絶されるんじゃないかという不安。 本当の繋がりよりも、見せかけの繋がりでも無くしたくないと思ってしまっている。 弱さも傷もさらけ出せるほどの勇気はないが、 せめてそれでも、 自分を肯定できるだけの自分でありたい。

          求めないのは、怖いから

          熱量とベクトル

          正しいベクトルの方向に、熱量を持って進むこと。 一言で努力したなんていっても、結果が伴わない場合なんてほとんどがコレだと思う。 ガムシャラにやることが正義だと思っていたが、それは時間も体力も有限であることを意識していなかったこらだ。 効率が良く、熱量を保ちながら、限られた時間の中で結果を出すための準備を。 若さと引き換えに得た知識と経験で、今の自分のベストを模索する。

          熱量とベクトル

          退屈なのは誰のせい?

          鈍感を超えて不感。 昔なら興味を持てたことも、俯瞰で見てしまう。 自分には関係ないことだと。 好奇心がくすぐられない。 大人になったから、結果がなんとなく想像できるから。 わからないことに挑戦することも少なくなった。 費用対効果を考えて、リスクを犯したくない自分がいるからだ。 つまらないのは自分のせいだって、 わかってる。 それでも何かを待っている。 なにか、だれか、面白くしてくれないかなと。 誰か部屋から引っ張り出してくれないかなと。

          退屈なのは誰のせい?

          大切なものが変わった瞬間

          剣道部だった私は、なにがあっても左手は怪我しないようにしていた。 知らない人のために書くが、竹刀を握るのは左手がほとんど。 右手は舵取りのイメージだ。 先日、骨折をした。 左手だった。 料理の仕事を始めてから右手のケガには最新の注意を払うようになっていた。 小さい頃から10年に渡り守ってきた左ではなく、右手を守るようになっていた。 潜在意識の最深部が変わった気がした。 アップデートというべきか。 大切なもの、価値観がずっと同じであることはもちろん素晴らしい、

          大切なものが変わった瞬間

          努力は裏切らない、

          事実ではない。 全員が優勝することを目指して努力しても、 優勝できるのは1人だけだ。 報われたのは一人だけだ。 その1人になる為に。 選ばれる為に。 必死に必死に、ただ真っ直ぐに。 真摯にひたむきに、真っ直ぐに それでダメなんてウソだ。 選ばれる為に、選んだ道。 努力は報われる、 違う 報われるまで真っ直ぐ進んだ時間を 努力と呼ぶんだ。 いまはまだ努力なんて呼べない。

          努力は裏切らない、

          心のある場所

          心なんて目には見えない。 それでも確かに存在する。 人によって心のある場所はちがう。 歌手は歌声に、野球選手はその1球に。 私は右手に込める。 料理を作るための右手に。 お客さんに提供する右手に。 大切な人の頭を撫でるための右手に。 願いや夢を掴み取るための右手に。

          心のある場所

          願えば叶う、叶うまで願う

          私は料理に関わる仕事をしている。 このコロナに対して常に憤りを感じている。 春に転職をするはずだった。 お店も決まっていた。 声をかけてくれるお店も何軒かあった。 でも、全部ダメになった。 今じゃなければ是非来て欲しいと言われ、 落ち着くまでの辛抱だと待ち続けた。 それでも生活がある。 もう待てない限界まで待った。 でも、もう待てなくなった。 やりたかった、行きたかったお店に行かなくなった。 それでも料理に関わることをしたいと、今の仕事に逃げ込んだ。

          願えば叶う、叶うまで願う

          他人は変えられない、本当に?

          人を変えるのは大変だけど、自分は変えられる。 よくこんなことを言われてきた。 自分の価値観とはまるで正反対だ。 私のことを変えてくれたのは、間違いなく自分以外の誰かだ。 それは近しい人の言葉だったり、 物事に対する姿勢であったり、、 さらに言えば、本や音楽、スポーツ選手だったり 直接の関わりがなくても誰かなんだ。 自分が自分で変われたなんて、そんなことを言うつもりなんてカケラもない。 変わるきっかけはいつだって、他の誰かだった。 それは自分自身の意思が弱いとか

          他人は変えられない、本当に?

          少しくらい適当でもいいのかもしれない

          自分で言うのも変だが、とても真面目な性格だと思う。 このコロナ渦で悲しいニュースを何度も見た。 心が疲れてる人はたくさんいるのだ。 悔しいことに、自分自身も体よりも心が疲れてるなと思う。 自覚は出来ている。 悲しいニュースを見る度に、大変なのは自分だけじゃないんだとホッとする自分がいる。 言い訳も、逃げることも好きじゃない。 でも、今だけ。 この今という時間を生き抜くため。 少しだけ適当になってもいいのかなって。

          少しくらい適当でもいいのかもしれない

          誕生日にありがとうを

          学生の頃に比べ、毎年誕生日を祝う友人が少なくなってきた。 それでも毎年のように誕生日をお祝いする友人がいる。 毎年、何なら今年もおめでとうと連絡をした。 誕生日を迎えたのは本当におめでたい。 ただ、歳を重ねるにしたがって おめでとうよりもありがとうと伝えたいなと 気がついた。 生きてきてくれてありがとうと、 長く友達として付き合ってくれてありがとうと、 今年もおめでとうと連絡をできる関係でいてくれてありがとうと。 新しいものは作れる、古いものは作れない。 私が通

          誕生日にありがとうを

          終わることの素晴らしさ

          漫画でもアニメでも、ドラマでも映画でも。 気に入った作品が終わってしまうことはどうしても悲しい。 寂しいと感じると言った方が合っているかもしれない。 特定のキャラクターに感情移入するというよりは、その世界観を気に入ってるからこそ ずっと観ていたいのだろう。 よく、終わり方がよかった! とか いい感じで伏線を回収した! とか 言いたいことはわかるが、納得はできていない。 出来ることならずっと、完結したその後のストーリーも観ていたい。 よくその後の話は読者の方の想像に

          終わることの素晴らしさ