バックパッカー、私という旅
彷徨ったけど
やはり私はバックパッカー。
自由がいいし
自由がいい
長い間、自由な生活をしてきた。
そのあと
長い間、『決まった』世界に住んでみた。
どんどんバックパッカーから遠ざかり、
遠い昔のことのようになっていった。
そして、バックパッカーであったことをわすれていたよ。
うん、合わないね!
我慢しすぎて腸閉塞になってボカーンとお腹を爆発させたりもした。幸いにも腸は無事、開腹手術をして溜まったものをクラッカーの如く破裂させた。素敵な先生が担当してくれて「痛かったら我慢しないでね、すぐに言うんだよ!」と、そのあと看護師さんにコソコソと「少しでも痛そうだったら痛み止めを入れてあげてね」私が何でも我慢してしまうことを察しての言葉だった。この時に甘えてもいいことを知った。
それでも我慢していたらメニエール病を発症した。これもとても素敵な先生にお会いできて、薬は最初の3週間だけ。「薬はいらないね。発症したらストレスが溜まってるというサインだから、ちゃんと身体の声を聞いてね」。
それでも我慢してしまい、ついには夜中に発狂。これは流石に私もびっくりした。
本当にこのままではダメだなと思ってから、少しずつ薄皮をむくように本当に自分と向き合ってきた。
大好きな場所だけに離れることが難しくて、だから慎重に。発狂してから4年ほど経つ。そして、たどり着いた。
バックパッカー、それは私の素の場所。
パーティでも観劇でもレストランでも野原でも
どこにでも行く。
私はバックパッカー
帰る場所があるバックパッカー