海外でUXを学んだ私がデザイナーインターンで挑戦すること
自己紹介
新由衣と申します。周りからはAtarapiと呼ばれています。現在は情報理工学専攻の大学院1年生をしており、ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)という分野の研究に取り組んでいます。その一方、去年の夏から1年間休学をし、今年の春までカナダでUXデザイン専攻で留学をして、デザインの勉強にも取り組んできました。
これまでに産総研やTakramでリサーチャーやデザインエンジニアとしてインターンを行ってきました。現在は、Cloudbaseと並行してFigmaでもインターンをしています。10月からまた学生に戻る予定で、それまで毎日楽しく働いております。
Cloudbaseではプロダクトデザイナーのインターン生としてUXリサーチやUI改善業務に取り組んでいます。今回はそんな私が入社してから3ヶ月間で取り組んだ内容についてお話したいと思います!
CloudbaseでのUXリサーチの取り組み
初めに、Cloudbaseで行ったUXリサーチについてお話しします。
リーンキャンバスの作成
Cloudbaseはリリースされてから1年しか経っていないスタートアップ企業です。日に日にメンバーが増えていく中で、全社員がCloudbaseの価値について理解する必要があります。しかし、私が入社した時点ではCloudbaseの価値やビジネスモデルについてNotionのページに定まっていたものの、必然的に情報量が多く、俯瞰的かつ簡易にCloudbaseの価値を確認できる手段がないという問題がありました。そこで、全社員がCloudbaseの価値について共通の言葉で共通の認識を持つことを促すため、ビジネスモデルを可視化するためのフレームワークであるリーンキャンバスを作成しました。従来、リーンキャンバスは新規事業を始める際に作成するキャンバスになりますが、今回はCloudbaseの事業を改めて整理し、俯瞰的に理解する手段を作るため作成することにしました。
作成の流れ
開発時のドキュメントを振り返った後、経営陣に直接ヒアリングを行い、社内のメンバーとも話し合いを重ねながら、Cloudbaseがどこに向かっているのか擦り合わせを行い、リーンキャンバスを作成していきました。一つのキャンバスに収まるように情報量が多かった各要素の要点をまとめ、言語化していきました。
オンボーディングや開発の議論、顧客への説明の際などにCloudbaseの価値を俯瞰的に理解してもらうためにこれらのリーンキャンバスをブラッシュアップしながら、引き続き活用していく予定です。
ペルソナの作成
Cloudbaseのユーザー像の認識を統一するため、ペルソナの作成に取り組みました。
作成の流れ
toBのプロダクトのペルソナはユーザーが多様な場合が多く、決裁権があるかどうか、内製かどうか、など色々な分岐点があります。そのため、初めにプライマリー / セカンダリーペルソナと優先度を付けてCloudbaseがターゲットとするユーザー像の順位を社内のメンバーで整理していきました。次に、Cloudbaseのメンバーやユーザーに対して半構造化インタビューを行い、情報を収集・整理し、ペルソナを設計していきました。
関係のない要素に影響されることを避けるため、不必要な情報は作成せず、最低限の情報で実際によく存在する背景・心理情報を作成していきました。また、情報をまとめて共通部分を抜き出すというより、実際によく存在するパターンに合わせることを意識しました。
今回、Cloudbaseのペルソナを定めたことにより社内で共通認識を持つことが可能になり、より精度の高いユーザー視点で開発を行うことができるようになりました。
UI改善
Cloudbaseはクラウド利用時におけるリスクを統合的に監視・管理し、セキュリティ事故を防止するためのプラットフォームです。Cloudbaseはリリースされてから1年経ちますが、日々速いスピードでアップデートされていきます。秘匿情報のため、UI改善の詳細については今回記載できないのですが、私の業務の半分はUI改善に取り組んでいます。
他のデザイナーやPdM、エンジニアの方達からフィードバックを受けながら、ユーザー中心の設計を意識してUIを作っていくプロセスは、とても勉強になり、CloudbaseのUXが上がっていくことを実感しています。他にも社内メンバーがデザインシステムの設計に取り組んでおり、最新の情報をキャッチアップしながら、ベストなデザイン運用をできるように心がけていて、非常に学ぶことが多いです。
学生の合間にこのような経験ができるのはとても貴重なことだと実感しており、それらを吸収して活躍できるデザイナーになりたいという思いが増しています。
ノベルティ制作
クリアファイル・ボールペン・クロスといったCloudbaseオリジナルノベルティグッズを制作しました。クラウドベースのオレンジを主張するデザインです。Cloudbaseの知性とパワー溢れる雰囲気をシンプルなデザインで伝えたいと思い、制作しました。
最近は、名刺作成に取り組んでおり、印刷技術について情報収集しています。今後は印刷ガイドラインを整理したり、カラーチップを制作して、クラウドベースのオレンジカラーを大事にしていきたいと社内で議論しています。
印刷に関する取り組みはSmartHRさんがとても参考になります。SmartHRさんは制作プロセスを積極的かつ丁寧に発信しており、非常に勉強になっております!
最後に
Cloudbaseでは最強のメンバー達が、日本のセキュリティ業界を盛り上げたいという熱い使命感を持って開発に取り組んでおり、スピード感もあって非常に刺激的な環境です。実際にリリースされて1年でSuzuki様やアイフル様といった多くの大企業に導入頂いております。
私自身もCloudbaseでの仕事を通じてデザイナーとしてのスキルが成長していることを強く実感しています。また、社内も活気ある雰囲気で社内行事も多く、インターン生でも分け隔てなく接してくれるとても素敵な会社です!
デザイナー含め絶賛採用中ですので、興味がある方は下記のフォームからぜひご連絡ください。
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