ベータ版開発者が語る、Cloudbaseでのエンジニアリングと挑戦
この記事はCloudbase株式会社CEO岩佐が社員に対し、入社理由やキャリアについて質問した内容をまとめたものです。
ー 11人目のメンバーにインタビューしていきます。まず自己紹介をお願いします。
伊藤達彦(以下「たっつん」)と申します。今はCloudbaseでソフトウェアエンジニアとして、フロントエンド・バックエンド問わず開発しています。現在は、スキャン機能拡充に向けて異常検知機能やその他のスキャン機能の開発に励んでいます。
ー ちょうど1年前、Cloudbaseベータ版は僕とCTOの宮川、たっつんを含めた4人で開発していました。学生だったたっつんに手伝ってもらって、ベータ版のバックエンドをほとんど任せていましたね。実はCloudbaseにとって欠かせない人物です。
スタートアップ企業のエンジニアとなったきっかけとは
ー エンジニアとして入社に至るまでの過程を遡りながら聞いていきます。どんな少年時代を送っていましたか?
中高はテニス一筋で、パソコンも触ったことない少年でした。軟式テニス部に入って、部活を頑張っていましたね。単純にテニスをすることが好きで、練習が辛いからやめるとか脇目も振らずにずっと続けていました。僕は長年の経験上、勝負事は緊張してしまって苦手なので、テニスも勝ち負けというよりかは体を動かすだとかどんな球を打とうだとか、過程を楽しんでいました。
ー パソコンも触ったことがないとのことでしたが、エンジニアになったきっかけは何でしたか?
きっかけはCEOの岩佐でした。僕たちは同じ大学の同じサークルに入っていたのですが、岩佐がバイトで何十万も儲けたという話をしていて、よくよく聞き出してみるとプログラミングというものがあるのだと知りました。それが大学2年の夏で、僕もお金を稼いでみたいと思い始めたのが最初のきっかけですね。
ー 僕らの学科ではみんなプログラミングを始めるものの辞めていく人が多かったと感じますが、それでも続けられてエンジニアとしてキャリアをスタートできたのは何故でしたか?
振り返って考えてみると、頭を使ってプログラミングするということが好きなのだと思います。大学に入ると授業以外で頭を使う場面ってあまりなかったので、何か機会を求めてたのだと思いますね。深く考えるということが、プログラミングではできるので、段々とプログラミング自体も好きになっていきました。
ー 今のたっつんはすごく論理的な印象を受けますが、そのようになったきっかけを聞かせてください。
小中高では自分がこれやりたいとか、自分の感情で動くタイプでした。論理的になった理由は明確にありまして、大学時代に岩佐との会話で「それなんで?」と聞かれまくったことですね。笑 例えばMr. Childrenのライブに行ったときに、岩佐に「ライブめっちゃよかった」と言うと「どこがよかったの?」と言われて、その後も深堀されて”なぜ感動したか”という部分を引き出されたんですね。そんなことしっかりと考えたことなかったので、困った覚えがあります。その頃から凄く論理的な思考になっていきましたね。
ー まさかの僕が影響していましたね。
ー 長く大切にしている価値観はありますか?
また論理的ではなく感情的なお話になりますが、自分の気持ちに正直に動くことですね。大学前後で思考の仕方とか変わったとは思うのですが、これは一貫して大切にしていることです。
ー ありがとうございます。
Cloudbaseとの出会いは、修論提出3日前の連絡
ー Cloudbaseをどのように知りましたか?
去年のCloudbaseベータ版リリース前に岩佐からこんな事業をやっているから手伝ってくれないかとLINEが来たことが始まりでした。修論提出3日前だったので、正直それどころじゃないと思いましたね。笑
ー そうでありながらも爆速でバックエンドを作ってもらって、今もそのコードが残っています。
ー そこからたっつんはサイバーエージェントにエンジニアとして就職して、Cloudbaseに転職するという道を辿った思いますが、そこに至るまでの背景だったり思いについて教えてください。
サイバーエージェントはすごくいい会社、いいチームでした。本当にすごいと思う人がたくさんいて、事業的にも面白かったです。それでも漠然と、いつかは岩佐の会社に行くのだろうと思っていました。岩佐の人間性を見て、自分のイメージする”こんな人が社長だったらうまくいくんじゃないか”という社長像と重なる部分があると感じていました。それが大前提にあって、新卒で就職して1年も経たずに転職を決めました。
他にも細かい理由はいくつかあります。
1つ目は、先ほど話をしたベータ版の開発に携わったことです。友だちと0から作ったというのもあり、Cloudbaseというプロダクトに強い思い入れを抱いていました。そのこともあり、業務委託をしながらも入社を早めに考えていました。
2つ目は、Cloudbaseというプロダクトに大きな価値を感じていることです。Cloudbaseのポテンシャルも含め、エンジニア視点で「あったらいいな」を実現できているプロダクトだと感じています。クラウドセキュリティを扱っているのも面白い点だと感じています。
3つ目は、8月にエンジニアとしてTocknとNaruseが入ったことです。それまではエンジニアはCTOの宮川一人で、業務委託に頼っている状態でした。二人が入って、プロダクトがどんどん良くなっていくのを見て、「こうやって会社になっていくのか」と感じました。
4つ目は、社員の方々の人間性です。入社時にいた社員たち、koya(岩佐)はもちろん、Ryoma, Ryotaro, Tockn, Naruse, Narikun, Zuma, Tarao, Ryunosuke, Otao の人間性はとても素晴らしく魅力的で、自分の人生がより楽しくなるなと感じました。
ここまで話した理由が入社に至るまでの90%で、最後100%になったのは本当にノリですね。笑
ー 最後は直感であると。
そうですね。自分の気持ちに正直にすぐ行動するというところが、最後決め手になりました。
ー ありがとうございます。サイバーエージェントというすごく大きな会社から当時10人程度のスタートアップに転職することに不安はなかったですか?
不安はありました。今後この会社どうなっていくのかとか、Cloudbaseのプロダクトを多くの人に届けるために、自分には何ができるのだろう?といった漠然とした不安でした。今ではプロダクト理解を深めたり、今後の会社の戦略とかを知ることによって、軽減されつつあると感じています。不安というよりも不確実性を楽しむ方向へシフトしましたね。
エンジニアも商談に。Cloudbaseでのやりがいはお客様の声
ー 業務委託をしてもらっていましたが、入社前後で感じたギャップがあれば教えてください。
組織に対してギャップを感じたことはなかったです。ただフルタイムになった今、業務委託の時代はプロダクト理解が浅かったと感じます。これに気づけたのも、周りのメンバーと話して理解を深めたり、成長機会が多かったからですね。
ー 入社してよかったと感じたことはありますか?
エンジニアでも商談の場に入って直接お客様の声を聞けるということは、すごくありがたいことです。他の会社にはなかなかない機会だと思います。
ー ありがとうございます。エンジニアの方だと、ひたすら開発したいという方もいらっしゃりながらも、Cloudbaseには商談に出てお客様と話すことがモチベーションに繋がるという声もありますね。
ー やりがいを感じたエピソードを聞かせてください。
入社してからの1ヶ月で、「ダッシュボードのグラフの表示機能の改善」をしたのですが、それを実際にお客様に使っていただき、「良かったよ!」というフィードバックを頂けたことです。お客様からの生の声というのは、開発を進める上でとても励みになります。
あとお客様からの声はもちろんなのですが、社員内の「よくやったぞ!」という声かけもモチベーションに繋がりますね。CloudbaseにはCOOの小川を筆頭に、社員同士褒め合う文化がすごくあります。
ー ありがとうございます。
ー Cloudbaseのバリューが3つありますが、これらに対してどのような印象を持ってますか?
最初聞いた時は結構独特だなと思いました。でも仕事をしていくうちに、このバリューってCloudbaseのプロダクトの価値に直結するように感じるようになりました。
”With Clients”で言うと、お客様に寄り添って運用を考えるという部分に繋がっていて、
“Unlock”に関しては、セキュリティという難しい領域に関して、固定概念を外して技術的に挑戦する。
“Be an Entertainer”は、僕的には新しい機能によってお客様をワクワクさせると、プロダクトと絡めて考えると、すごく馴染んでいきました。
僕はこの3つの中でも、技術的にも思考としても”With Clients”な人材になりたいと思っていますね。社用Slackのプロフィールにバリューを一つ付けるのですが、僕は”With Clients”を選んでいます!
ー 最後に未来のことを聞きたいなと思います。Cloudbaseとしてや個人として、挑戦したいことについて聞かせてください。
まず野望として、日本企業のセキュリティ運用をCloudbaseで回していきたいという思いがあります。日本企業のクラウドセキュリティならCloudbaseと思っていただいて、より多くの企業に使っていただきたいですね。その上で、エンジニアとしてお客様の運用をサポートしながら、セキュリティ分野への知見を更に深め、お客様がより安全・安心・簡単に運用できるよう、開発し続けたいと思っています。
ー Cloudbaseは”セキュリティというすごく難しいところをどなたでも扱えるようにする”ことをミッションとしているので、是非一緒にやっていけたらなと思います。
ー 最後にCloudbaseにおいて、どんな人と一緒に働きたいか聞かせてください。
セキュリティ領域という技術的に難しい部分を進めてくれる人もそうですが、僕と一緒にお客様の運用のことを考えていけるエンジニアに入っていただきたいですね。どうすればこのプロダクトが人に使われるか考える、そんな”With Clients”な人と一緒に働きたいと思っています。
ー ありがとうございます。この記事を読んで少しでもCloudbase気になったよという人は、たっつんのツイッターやカジュアル面談、Cloudbaseの採用情報からお問合せください!
編集:Koharu Fujimura
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