事業成長をUnlockする。Cloudbaseにおけるエンジニアリングの面白さとは
この記事はCloudbase株式会社 代表取締役CEO岩佐が社員に対し、入社理由やキャリアについて質問した内容をまとめたものです。
学生時代の友人が繋ぐCloudbaseとの出会い
ー 14人目メンバーのnozoのインタビューです!
ソフトウェアエンジニアの森本望と申します。Nozoと呼ばれています。Cloudbaseには2023年6月に14人目でジョインしました。
前職は20新卒で株式会社メルカリに入社し、エンジニアとして商品情報システムのマイクロサービス開発やマイグレーション、merpayで決済基盤の開発などに携わっていました。
現在Cloudbaseではスキャナーチームに配属し、主に脆弱性のスキャン機能の拡充に携わっています。
ー どのような学生生活を送っていましたか?
中高生の頃からインターネットコンテンツが好きだったので、大学は地元を出て情報系の単科大学である会津大学に進学しました。大学生活では、学内イベントやハッカソンに積極的に参加し、優秀な先輩たちと交流しながら様々な知識を吸収し、視野を広げていました。自分の知らないことに対して常に好奇心を持っていて、新しい世界の話を聞くのが好きな学生でした。
学生の時に友人と共に、大学の入退室管理システムや、売店の図書管理システムを開発していました。卒業後やコロナ禍にもそのシステムが実際に使用され続けていることを知り、嬉しく思っています。
ー エンジニアになったきっかけは何でしたか?
情報単科の大学に通っていたため、卒業後はエンジニアに進むことを考えていました。その中で、大学の先輩のエンジニアインターン体験話を聞いて、Web系の会社に興味を持つようになりました。友人と何か一緒にものづくりすることや、技術の話をするということは大学時代から好きだったこともあり、自分自身も東京に出向いてエンジニアインターンに参加するようになりました。現在共に働いているRyotaro (CTO宮川) とTocknも、実はそのインターンシップでの出会いが始まりです。
当時は開発をするにあたって、最初は自分一人で全部やるぞ!と思っていたのですが、徐々に個人の限界に直面して、ものづくりは一人ではできないと実感しました。組織に入って、誰かと一緒に、多くの人に使ってもらえるプロダクトを作りたいという思いに変わりました。
ー その後メルカリ・メルペイという経歴の中で、Cloudbaseを知ったきっかけを教えてください。
CloudbaseはRyotaroが転職したタイミングで名前を知りました。その後、学生インターンで仲良かったTockn, Ryotaroと、前職の同期であるNaruseとご飯に行き、クラウドセキュリティといった事業内容を聞いて面白そうだと思ったのが初期の印象でしたね。
ー Cloudbaseに転職を決意した理由を教えてください。
Cloudbaseに転職を決意した理由は、事業内容がクラウドセキュリティという魅力的な分野であること、そして20卒前後の同世代の仲間たちが楽しそうに働いている様子が印象的だったからです。ただ、最初は大企業であるメルカリでの勤務の利点や、漠然とした不安があり悩んでいました。
しかし、業務委託としてCloudbaseに関わるうちに、プロダクトの拡充と進化を目の当たりにし、その面白さに惹かれるようになりました。また、同世代の優秀な人材が集う環境にも魅力を感じていました。徐々にこの新しい環境での働き方に挑戦したい気持ちが勝るようになり、転職を決意しました。
開発の面白みは事業を伸ばしているという実感
ー 入社後に感じたギャップはありますか。
入社後に感じた意外なギャップは、お客様との距離が想像以上に近いという点です。エンジニアとして、商談に同席する機会が頻繁にあり、サービスの利用者から直接フィードバックを受け取ることができます。学生時代から、多くの人々に使ってもらえるプロダクトを作ることを重視していたので、Cloudbaseでのこの環境は、僕にとってフィットしていると感じています。顧客からの直接的なフィードバックを開発に活かせることが、この会社の大きな魅力の一つです。
ー 入社してよかったことを教えてください。
今はスキャナー周りの機能の拡充をしているのですが、自分が頑張ったら頑張った分だけ良いサービスにできる、上限が見えないというのが、日々よかったと思います。
その中でも喜びが大きかったのは、脆弱性情報を横断的に検索できるシステムのデータ収集基盤を完成させたときです。最近のCloudbaseのアップデートで、CVE(脆弱性の識別番号)や悪用例の有無など、さまざまな方法で脆弱性情報を絞り込む機能が追加されました。実は、僕は入社してすぐにこのプロジェクトを担当し、数ヶ月後ようやくその機能をリリースすることができました。お客様から「便利だ!」というフィードバックを受けたときは、とても嬉しかったです。
ちょうど今がまさに新しい機能を追加するフェーズだという背景もあるのですが、開発に面白みがありますね。
ー それがスタートアップの醍醐味ですね。自分が事業を伸ばしている、会社を成長させているという実感にフォーカスできるような組織であり続けたいと思っています。
ー 逆に苦労したエピソードを教えてください。
特に挑戦的だったのは脆弱性スキャナーの安定性向上でした。これまであまり経験のなかった脆弱性、セキュリティ、Linux、Windowsに関連する知識が必要とされ、これらの分野の理解を深める必要がありました。多くのエラーとの格闘を経て、なんとか基盤を構築し、ログやエラーの表示を改善することでシステムの安定性を向上させることができました。
事業成長をUnlockする。Cloudbaseで実現する未来とは
ー あなたにとってのやりがいを教えてください。
自分が携わった機能が日本を代表するすごく多くの会社に使ってもらえて、その先にいるすごくたくさんの人に価値を届けられているというのは、大きなやりがいだなと思います。また、お客様から商談や定例で直接フィードバックをいただけて、お客様が欲しいと思っている機能を開発・提供できることはCloudbaseならではのやりがいだと思っています。
ー Cloudbaseのバリューに対する思いを教えてください。
僕は特に「Unlock」が好きです。バリューは「With」と「Unlock」の2つがあるのですが、「Unlock」は線形に成果が上がるものに対して、短期間で10倍、100倍の成果を上げるにはどうすればいいのか考えよう、固定概念にとらわれずこれまでにない領域に染み出していこう、思考をUnlockして考え続けようといった意味が込められています。僕は元々好奇心ベースで行動するタイプなので、自分が面白いと感じるこのクラウドセキュリティという事業内容の開発の中で、実現できるのかわからないものを実現していくような人材でいたいと思っています。
ー 個人や会社として、挑戦したいことを教えてください。
僕は元々幅広い分野に興味を持つ性格で、いろいろなことに挑戦したくなるタイプなので、将来的にはAWSに限らず、AzureやGoogle Cloudを含むフルマルチクラウド領域でのクラウドセキュリティに取り組みたいと考えています。しかし、その前には、現在進行中の脆弱性スキャンの新バージョンのリリースなど、目の前のタスクに集中したいと思います。
ー 最後にCloudbaseに入社を考えている人に一言お願いします!
Cloudbaseの開発には、多くの技術的な課題が存在し、深いクラウドの知識や脆弱性に関する理解が求められます。そうした分野に興味を持ち、楽しみながら開発に取り組んでくれる仲間とともに挑戦したいと考えています。チームメンバー同士が協力し、情熱を持って取り組むことが一つ一つのプロジェクトの成功に不可欠です。一緒に成長し、多くの人々に喜んでいただける成果を出していくためにも、新しい仲間が入ってくることを楽しみにしています。
編集:Koharu Fujimura
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