四国中央市「翠波高原」遠征でコリメート撮影
13㎞先の「塩塚高原」をコリメート撮影
四国中央市「翠波高原」へ遠征しました。
コスモスで有名な高原ですがもう11月中旬でシーズンオフ
来春の菜の花の植え付け準備の時期にあたり、何もない畑が広がりますが
紅葉を散策に来る観光客が結構いらっしゃいました。
四国中央市にはススキで有名な「塩塚高原」があります。
塩塚高原は、徳島県三好市と愛媛県四国中央市新宮町の境界に位置し
標高1,043mの塩塚峰に広がる高原です。
今回は、この「翠波高原」から13㎞離れた「塩塚高原」をコリメート撮影してみました。
翠波高原は中央構造線に沿って出来た四国山地のなかの
翠波峰標高891.9ⅿにあります。
シーイングとしては残念なことにガスがかかった状態ですが
チャレンジしてみます。
「翠波高原」展望台から「塩塚高原」を狙う
翠波高原の展望台から13㎞離れた「塩塚高原」は山々の奥に小さく
見えています。ガスがかかり、薄っすらとしか見えていません。
コリメート撮影してみます。倍率は25㎜アイピースで16倍に
デジカメ光学ズーム3.6倍で58倍での撮影です。
茶色っぽく見えている辺りがススキの広がる高原になります。
(※天頂ミラーを使用しているため鏡像になっています。)
ガスのため霞が掛っていますが、シーイングが良ければかなりハッキリ
見えると思います。今回は残念ですが再度チャレンジしてみます。
翠波峰山頂の展望台から「塩塚高原」に挑む
この展望台の上には山頂部にもう一つ展望台があります。
折角ですので登ってみる事にします。
下の展望台から翠波峰標高891.9ⅿ付近にある西峰展望台が見えています。
下の翠波高原展望台から結構登ったこの西峰展望台から再度「塩塚高原」
を狙ってみます。
見晴らしのいいデッキ部で天体望遠鏡をセッティングしました。
展望台の柵が高いため天頂プリズムは横向きにセットしています。
像は鏡像になっています。
山頂展望台からの「塩塚高原」の位置はこの辺りになります。
先ほどより多少見えやすい位置関係になっています。
まず、58倍でコリメート撮影してみます。
Photoshopで補正をかけていますが、結構見えていますね。
天体望遠鏡の強力な集光力で見事に13㎞先の「塩塚高原」を捉えています。
デジタルズームで114倍でも撮影してみました。
やはりデジタルズームでは無理がありますね。
2.5㎜160倍か4㎜100倍あたりのアイピースで光学の高倍率も欲しいですね。
光学ズームの範囲内であればしっかりとした画像を見せてくれます。
「雲写真」システムの追加パーツは正立天頂プリズムと
4㎜アイピースの予定ですので、
4㎜アイピースで100倍から360倍のズームで正立像での撮影を目指します。
これからも超望遠で探検します
超望遠で探検するというコンセプトから「雲写真」を目指しますが超遠景を探検する今回のような遠征も時折実施します。
また、天体望遠鏡の本来のステージである天体写真もチャレンジしながら
超望遠で探検する楽しさをお伝えしますので乞うご期待です。