見出し画像

コリメート撮影やってみた!デジタルカメラアダプター インプレッション

カメラ:アダプター:アイピース:天体望遠鏡を接続

スコープテック ユニバーサルデジタルカメラアダプターを使ってはじめてのコリメート撮影をやってみました。

使用カメラはもちろんSONY Cyer-shot RX100です。
使用望遠鏡はスカイウォッチャー STARQUEST80 焦点距離400㎜
使用アイピース 25㎜(16倍)です。

使用三脚はカメラ用のものを流用しました
振動などでブレるのですが、セルフタイマーでなんとか撮影します。

画像1

接眼鏡アダプターに接続しました。
10㎜のアイピースもあったのですが取り付け部分のサイズが足りず
25㎜の方しか接続できませんでした。

アイピース天頂ミラーへ差し込みネジで固定します。
アメリカンサイズ31.7㎜のアイピースでしっかりと固定できています。

画像2

デジカメをアダプターに固定して電源を入れて
ズームレンズを出します。専用アダプターのように2㎜程の隙間を残し
絶好の位置で止まりました。
250gのデジカメですが、このアダプターは1㎏まで搭載可能ですから
余裕でがっちりとセッティングできています。
ただ、アダプターとカメラで600gほどになるので望遠鏡側が
心配だったのですが、こちらも全く問題なし。

画像3

自宅の窓から遠景撮影をしてみた

今回は自宅の窓から見える遠景でコリメート撮影に挑戦します。
自宅からの景色はデジカメのワイド側でこんな感じ

画像4

まずは遠方に見えている白い建物(中学校)を撮影してみます。
デジカメのテレ側(3.6倍)での画像です。

画像12

そして、いよいよコリメート撮影です。
最初はアイピース25㎜(16倍)でデジカメをワイド側で撮影します
シャッターは振動を避けるため10秒のセルフタイマーを使用します。
フォーカスオートで撮影します。

画像6

視野の周囲に大きくケラレが出ています。
今回は天頂ミラーも使用しているので上下はそのままで左右が
反転する鏡像になっています。
天頂ミラーをはずすと180°倒立像になります。

正立プリズムの購入も考えていますが
もうしばらく先になりそうです。しばらくお待ちください。

カメラのズームを上げてケラレを無くしてみます。

画像7

倍率的には30倍くらいでしょうか、にじみも無くきれいに撮影できています
ここで光学ズーム(3.6倍)まで上げて見ます

画像8

倍率は60倍近く出ているはずです。
ここでもにじみの無いシャープな画像になりました。
では、デジタルズームの最高倍率(14倍)まで上げてみます。

画像9

倍率にして224倍前後は出ていると思います。
デジタルズームになるため画質は悪くなります。
若干にじみとピントの甘さが見えています。しかし、ノイズも少なく
イイ感じに撮影できています。
超高価な超望遠レンズを使用しなくても天体望遠鏡
安価に望遠撮影できることがわかりました。
数万円と数十万円では大きな違いですよね。(笑)

超遠景を最高倍率で狙ってみました

最後に、自宅の窓から見える遥か彼方の超遠景を撮影してみます
倍率はデジタルズーム最高倍率で撮影します。

画像10

遠方にある鉄塔にとまるカラスの群れです。
デジタルズームで画質は落ちますが結構迫力ある画像です。
デジカメワイドの画像と比べて見ましょう

画像12

もう、どこ?って感じですね。(笑)
白い中学校の校舎の上方、遥か彼方にある鉄塔を撮影しています。

そしてもう一つ、山間部を抜けた市街地の風景です。

画像12

どうですか?使用しているアイピースは25㎜の16倍のものですが
デジカメでコリメート撮影することでここまで倍率が出せるのですね。
ズームアイピースを使用しているのと同じ感覚ですね。

あとは、高倍率の4㎜(160倍)アイピースを使用すると
どんな感じになるのでしょうか。
また、4㎜が入手できたときにレポートします。


いいなと思ったら応援しよう!

雲写真
よろしければサポートお願いします。クリエイト活動のモチベーションになります!