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副業から会社を立ち上げました。 https://develup-japan.co.jp Twitterやってます。@Clorets8lack

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最近の記事

無線LANのチャンネルが被っているから遅いのでは?という素朴な疑問を検証した

新年あけましておめでとうございます。 キャプチャ装置を作ったり、パケットを解析したりして暮らしている黒ブラと申します。 無線LANのトラブルシューティング用に新しいパケットキャプチャ装置(Airman)を作ったのでデモを兼ねて動かしてみることにします。 ただ流れているパケットを追っても面白くないので、無線LANのトラブルシューティングでよくある、「他のSSIDが同じチャンネルにいるから遅いのでは?」という疑問を検証して考察します。 対象読者想定は企業の情シス担当者です。 よ

    • ネットワークを可視化して同時接続ライセンスのコストを削減した話

      継続的にパケットを収集して問題解決に役立てるネットワークのドライブレコーダー、ソナーマンを開発しております。 日々様々な会社に営業をかけているのですが、ネットワークの分析をすることで何が出来るのか、具体的な事例を知りたいというお客様がいらっしゃいます。 現在進行形の話はとてもしにくいので、ご参考までにまた過去のお話をしたいと思います。 起きていた問題 今回お話しするのは、同時接続ライセンスの実態分析によるコスト適正化です。 あるデータベース関連製品(使用プロトコルはTCP

      • インターネットにつながらない! とあるPCトラブルの顛末

        小型のパケットキャプチャ装置を販売しています、黒ブラと申します。先日珍しいPCトラブルを遠隔で対応したので、お客様の許可を得たうえでシェアします。 事の発端は「朝出社して、あるPCだけがインターネットにつながらない」というよくある問い合わせだったのですが、リモートワークで遠隔対応していると、問題が発生しているPCにログインできないという状況は結構厄介です。ケーブルが抜けていないか、途中のハブが壊れていないか、みたいなことをひとつずつ確認しないといけないのですが、これが電話口

        • 情シスが社内ネットワークの可視化に取り組んだら意外なものが見えてきた話(その2)

          昨年末に書いた記事が思ったより多くの方に読まれたので、他の事例についても書いてみることにします。 もしよろしければ第一回の記事も読んでみていただけると嬉しいです。 ネットワークの可視化で分かることの中には、今まで意識していなかった「現場の事情」によるものがあります。 どういうきっかけでそれらを発見し、改善を促したのかという一連の流れについて書いてみたいと思います。 背景 私こと、黒ブラは当時日本の本社から海外法人のネットワーク管理を担当する情シスでした。 現地には常設型の

        • 無線LANのチャンネルが被っているから遅いのでは?という素朴な疑問を検証した

        • ネットワークを可視化して同時接続ライセンスのコストを削減した話

        • インターネットにつながらない! とあるPCトラブルの顛末

        • 情シスが社内ネットワークの可視化に取り組んだら意外なものが見えてきた話(その2)

          情シスが社内ネットワークの可視化に取り組んだら意外なものが見えてきた話

          小型のパケットキャプチャ装置を売っています、黒ブラといいます。 普段お客様に対して、社内ネットワークの可視化をすると色々分かることがありますよ、というお話をするのですが、具体的に何がどう分かって、どう改善するのかというようなことが短い商談では伝えきれないことがよくあるので、僕の原体験となったある出来事について書き残しておこうと思います。 僕は新卒で商社に入り、情報システム部門に配属されました。 最初に覚えた仕事はPCのキッティングをはじめとするヘルプデスクでしたが、当時新

          情シスが社内ネットワークの可視化に取り組んだら意外なものが見えてきた話

          プロダクトに新機能を追加したのでポエムを書く

          株式会社デベルアップジャパンというド零細企業を経営しています。 社内LANのドライブレコーダーとして、流れる通信をパケットレベルで保存し、経験豊富なオペレータが遠隔でサポートする、Sonarman(ソナーマン)という製品(サービス)を売っています。 僕自身、企業の情報システム部門(情シス)で長く勤めた経験があり、社内LANというものが、日々非常に小さいトラブルに見舞われることを知っています。 例えば、WEB会議が固まる、インターネットが遅い、無線LANがよく切れる等ですね。

          プロダクトに新機能を追加したのでポエムを書く

          実家のPCを遠隔でサポートした話

          母親からパソコンで書いた原稿をメールで送りたいのでやり方を教えてくれと電話があった。(母親はガラケー) まだ原稿を書いていないので、書き終わったら連絡するとのこと。 母親のPCは僕が何年か前の母の日だったかに贈ったラップトップで、遠隔サポート用にTeamviewer(商用)が入っている。 今回サポートしていて結構困ったのと、実家だからと油断して遠隔サポートの基本を忘れていたので少しまとめておきたいと思った次第。 遠隔でサポートするよと予め約束していた時間。 初手、Team

          実家のPCを遠隔でサポートした話

          運用エンジニアの減点評価について考えてみた

          私はユーザー企業の社内SE(情シス)としてインフラを中心に企画から設計、構築まで、たまにアプリのお手伝いに駆り出される感じのなんでも屋として働いていた。 この文章はあくまでも私の体験をベースにしたものであり、一般化できるものではないし、誰かを貶める意図はないことを予めお断りしておく。 情シスの様々な業務の中でも、インフラ担当者のよくある悩みとして、「インフラを維持する努力が会社から評価されづらい」というものがある。 インフラから見れば基幹システムなどのアプリケーション担当者

          運用エンジニアの減点評価について考えてみた

          インフラ系情シスの残業をゼロにしてみた

          僕はユーザー企業の情シスでオンプレサーバとネットワークの運用担当者でした。 海外20数拠点のVPN網と拠点ルータ、海外の基幹システムインフラ(DB含む)、国内ネットワークとの接続ポイント等の管理運用、拠点ユーザーのヘルプデスクなどを行っていました。情シスとして勤務していた最後の3年間程、残業ゼロを達成したので、そのときやったことを紹介してみようと思います。 まず、スキルや経歴、働く環境などを書いていくとキリがないので、「残業ゼロ」を推し進めるにあたって僕が考え、実践したプロ

          インフラ系情シスの残業をゼロにしてみた

          黒ブラの退職エントリ

          はじめに新卒から17年勤務した会社を退職した。 退職して起業するので、少し珍しいタイプの退職エントリではないかと思う。どのように考えて退職に至ったかを残しておきたい。 7-8年かけて進めた自分プロジェクトだったので長文になることをお断りしておく。 どういう仕事をしていたか社名は明かさないが某半導体商社に17年勤務し、そのうち、情報システム部門(以下情シス)に15年、ソフトウェア開発部に2年在籍した。 非情報系の大学から新卒入社で入り、情シスに配属以来、ほぼ一貫して情シス畑を

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          黒ブラの退職エントリ

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